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新曲「月に撃たえば」を1.75倍好きになる音楽旅行!

先日突如発表された同氏の新曲「月に撃たえば」について
リリース後のトイレ休暇に入っていたうんこ氏へ無理やりアポを取り付け
ZOOMにてインタビューを血行!
解説も含め制作の裏話を根こそぎ話してくれたうんこ氏、ありがとうございました。
(トイレを我慢しているだけあって、終始不機嫌でした。)

「僕はロシアのスパイじゃないけど、この曲は2度死んだんだよベイベー。」

とどこか静岡のお金持ちの坊ちゃんの様な口調で話す同氏

少し時間を作って、音楽旅行にでかけましょう!
旅行が終わった時、月に撃たえばがあなたの旅を歌ってくれるハズ!

ここからは同氏自身による雑な解説をお楽しみください。

いちいち説明はしないけどね、その時その瞬間
「合う、合わない」ってやっぱりあるのさ。
君たちにはわからないだろうけどね。
日本人は豆腐にお揚げに味噌と大豆しか入ってないスープばっかり啜ってるからね。
だから、いい出来だと思ったけど2度
0から作り直したんだベイベー、まったく疲れたよ。

この曲はオリジナルを謳っているけれど、
尊敬するアーチストの歴史をしっかり踏襲しているんだ。

この曲はサビしかないわけだけど、このメインメロディについては
大先生のディズニーから「When you wish upon a star」にヒントを得ているんだ。
サビしか要らない理論はビートルズ先生の魂だね、ベイベー。


テーマが月だからね、月だって星だろう?
夢見がちな夜明けのメロディーとしてこれ以上ないヒントをもらったよ。

このメインメロディにかぶせるコーラスについては
山下達郎先生が歌う「バラ色の人生」のコーラスをコピペするイメージで当てはめたんだ。


狙い通り相性がバッチリだったんだけど、実は山下達郎先生は「When you wish upon a star」もカバーリングしていたから同系色として乗っかる確信があったんだよね。

その一方で、和音やノスタルジックな雰囲気はコーデッツの「Mr,Sandman」を意識したよ。ノスタルジックでドリーミーな音色の子守唄といえばサンドマンのキラキラが絶対欠かせなかったんだ。


ここまでは古めかしいというか、懐かしい宝箱にしまい込んでいるような音楽をベースにしたわけだけど、この曲は古きを再現したいわけじゃなく時間を超える。というメッセージを散らしてる。だからもう少し近代に寄っていくテーマを融合させる必要があったんだ。

今年2020年を象徴する出来事といえば、やっぱりコロナウイルスのパンデミックだよね。いま、僕たちは心を合わせてこの苦難を乗り越えていこうとしている。
僕の中で過去をたどると、2011年の311でも同じ様な空気感があったと思う。
当時も「自粛」が渋滞していてとても息苦しかったように記憶しているよ。
その中で明るくて元気で涙が出てしまう、こんなメッセージを思い出したんだ。


Boom!( Maia Hirasawa ) 九州新幹線開通のCM
3月4日より放送がスタートしたんだけど、11日の震災を受けて自粛することとなった
その中でもYou Tubeという革新的な媒体によって多くの人々の心に明かりをともしてくれたんだよね。

明るくて力強いパーカッションのリズムを
今回の曲にも力を分けてもらおうとうまくミックスしてみたんだ。
今の世界に少しでも光があたることを祈っているよ。

曲を纏めていく中で、僕のステージは現状Twitterだから
一曲の長さを140秒に収める必要があったんだ。

制作段階ではあまりにも多くのメロディーとメッセージが詰まりすぎて
あっという間に3分を超えてしまったんだ。

ここでも大胆な断捨離を血行したんだけど、その際に参考にしたのは
東京事変の「閃光少女」という曲だ。


この曲は2分59秒とコンパクトに仕上がっているけれど体感時間は4分ほどに感じる。
歌自体も2分ほどしか歌っていない。
コンパクトな中に違和感なくとてつもないボリュームをスッキリ詰め込んでいる。
魔法を使ったとしか思えない構成力だ。

とても真似できることではないけれど、僕なりに解釈しながら満足感のある刹那を表現してみたんだ。
MVの中では、歌っている途中で傘を落とすんだけど
手を離れた傘だけは人間よりも遅い時間が流れているという演出で時間と刹那を表現したんだ。

その刹那の中にはタイトルのパクリ元(言ってしまった)である
雨に唄えばのメロディーを組み込んだ。敬意を込めてね!
MVの演出では傘や帽子をアイテムとして使ってるのは、雨に唄えばを認識してもらおうと思ってね。


ところが僕の曲は、唄えば違いの「撃たえば」
実はこれ七尾旅人先生の「雨に撃たえば...! disc 2」にあやかっている。


さあ、この旅はここで終わりさ。
宝物っていうのは、思い出したり磨いたりすることでより特別になるんだね。
こうして多くの優れたアーティストにエネルギーを貰いながら出来上がった
「月に撃たえば」をもう一度聞いて欲しい。

思い出しながらね。



どうだったろうか?
月に撃たえばに限らず、音楽を聞く楽しみはそれぞれあるけれど
こうやって一つの曲を巡って旅をするのも、なかなか楽しいもんだろう?

もちろん、味噌汁だって好きだよ。ぼくは。
過ぎてしまったことは仕方がないんだ。

次の新曲を楽しみにしていてくれ。

そう言って、同氏はスッキリした面持ちでZOOMを切った。

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