#715 コトバを眺め 運命の限り

幕府の運命には限りがあるが
日本の運命には限りはない

 小栗忠順さんは幕府にいたのだから、日本の事を思い考えるのは当たり前。
 小栗さんは、自分の居る組織から挙がる上長の声も、あるべき姿を説き、その方向に舵を切らす。コトバの強さに裏付けられる行動力あってこその、このコトバだろうな。
 切り取られて良いコトバとして使われている様だけど、その現場は凄かったんだろうな。
 本は一瞬でその時代に連れていってくれる。書いた人のフィルターはかかるけど。このフィルターもまた本の楽しさでもあるんだけれど。

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