#489 コトバを眺め 青春漂流#3 立花隆さん

 青春とは、やがて来たるべき「船出」へ向けての準備が整えられる「謎の空白時代」なのだ。そこにおいて最も重要なのは、何ものかを「求めんとする意思」である。それを欠くもの者は「謎の空白時代」を無気力と怠惰のうちにすごし、その当然の帰結として「船出」の日も訪れてこない。彼らを待っているのは状況に流されていくだけの人生である。

 謎の空白の時間とは、良いコトバがあったものだ。無気力と怠惰で日が過ぎてゆく、とあるが、決して遅いという事はない。いつも場にいて痛さや楽しさを経験して、自分の力にしたいし、してもらいたい。

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