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Saturday night TA(交流分析) @note #13

こんばんは。
お久しぶりでございます。前回の#12から約1年(笑)
なかなか、このnoteの使い方を定められずにいます。

この『Saturday night TA』や『上田女子キャリアの会』さらには『日曜日の雑談』。
始めてみては、投げ出してみたり、また、始めたり(笑)
まぁ、この気まぐれにお付き合い頂けたら嬉しいです!

『Saturday night TA』はタイトルのとおり、
「Saturday night」→土曜日の夜に、
「TA」→交流分析のお話しを、つらつらと、アップしていきまぁす。

2022年一発目のお題は『汚染』!
松の内は明けたけど、正月から「汚染」って・・・(笑)

今日の昼間、あるボランティアを育成するための市で開催している講座に参加してきました。半年コースで今日で4回目(月一です)
10人くらいのメンバーさんがいるのですが、お一人だけ男性で、あとは全員女性。しかも割とみなさま、お姉さま(笑)

「話す」ことを使うボランティアなので、発声練習や文章の読み方等々を、元アナウンサーの女性の先生から教わる講座です。80代の先生ですが、やはりプロ。話し方は当たり前だけど、声に艶があって、とても素敵なのです。私は鼻濁音が苦手。毎回指導されるので、そこが課題かなぁ〜。

メンバーさんの中に、40代前半、もしくは30代後半のお母さんと、高校生のお嬢さんの親子さんがいます。お母さんは、ハキハキした方で元気いっぱいな感じなのですが、お嬢さんはそのお母さんの陰にいつも隠れているような印象で、声も小さく、モゴモゴと話します。まぁ、きっと、お友達といる時は、もっと元気なんだろうなぁ〜って思うけどねぇ〜。

講座は、話すことを訓練する場なので、当たり前だけど、モゴモゴと資料の文章を読んでいると、先生から突っ込みが入ります。

「○○ちゃん、あなたね、若いんだから、もっと大きな声出るでしょぉ〜」
「みんな(オバサン)の前で、恥ずかしいのよねぇ〜」

確かに、若いって、はちきれんばかりのエネルギーでいっぱいなイメージだから、しかも80代の先生よりも小さな声だと、先生も「若いんだから」を連呼したい気持ちは分かります。

だけどね・・・
若くても、小さな声の人はたくさんいる!(笑)
若くても、エネルギーが枯渇してるのか?って心配になるような
どよぉ〜んってしてる人はいる!

そして・・・
先生のように、80代でも、背筋ピリッと真っ直ぐで、声や肌に艶が
ある人もいる!

若いから、若くないからは、声の大きい、小さいに関係ないでしょ?
でも、なんだか、「若いと声が大きく出るものだ」とか「高齢だと背筋は曲がっているものだ」とか思ってませんか?

こういう思考状態のことを交流分析では『汚染』と言うのです。

A(大人)の自我状態が、P(親)の自我状態、または、C(子供)の自我状態から浸食されている状態を言います。

A(大人)の自我状態は「今ここ」を冷静に分析できる機能です。
だけど、A(大人)がP(親)やC(子供)の自我状態に侵食されると
「若い人は声が大きいものだ(大きくなくてはならない)」「高齢者は背筋が曲がって、トボトボしているものだ」という思考になってしまうのです。

たった一人の男性メンバーのオジサマは、講座の時、毎回先生に
「男性なのに、さわやかな声よねぇ〜」とか「男性なのに○○よねぇ〜」って言葉を投げかけられて苦笑いしています。
さわやかな声は女性の専売特許なのでしょうか?
今日は「優しい人は意地悪な声を出せない!」とも言ってたっけ(笑)

先生をディスってるわけではないので、誤解しないで欲しいのですが・・・
私もあなたも、「こういうもんだ」と、むかっしから思い込んでる思考が
必ずあるのです。その思い込みは、「家訓」と言って家族間で受け継がれたり、どの時代に生まれ落ちたかでも影響します。

例えば・・・「理系女子」なんて言葉があるように、なぜか理系は男性でしょって思い込みがあるから、こんな言葉ができるのです。
男性は大工仕事、女性は料理ができるもんだってのも思い込みですよねぇ〜。私は料理が苦手ですもん(笑)
あぁ〜でも最近の20代くらいの子は、こんな思考はさすがに薄いですよね。そういう男女分けるっていう教育されていないからね。
彼らと話してると感覚が非常にフラットだなぁ〜とワクワクします。

私も含めて、オジサン、オバサンの方が「男女差」については汚染されまくってるんじゃないかな?(笑)

A(大人)の自我状態を汚染されずに、日々の中で冷静に保つのは困難・・・。いや、不可能だ・・。
でも、なるべく、汚染度が低い状態で、「あ!今、思い込みしてる」って気付ける余裕を持ちたいよなぁ〜と思うのです。

汚染されていないと言うことは、それだけ、いろんな旧い価値観やしがらみに縛られない自由な発想が可能な状態になれるってことだからねぇ〜。

2022年一発目から『汚染』なんて、ダークなネタでしたが、今年は自分の中のいろんな思い込みに気付いて、その縛りから自由になれたらいいですよね!

それでは、また次の土曜日の夜、お会いしましょう!


くぼたじぶん研究所
くぼた あけみ
日本交流分析協会
交流分析士インストラクター

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