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Saturday night TA(交流分析) @note #11

みなさま、こんばんは。

今日は朝からしっとり雨。雨のせいか気温も高くて布団からはい出しやすかったです(笑)ただ、夕方からの美容院から出てきたら、一面の銀世界。これから関東甲信も積もるようですよ。どうぞ、外出時はご注意くださいね。


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上司「今さ、見てる韓流ドラマの○○がスゲェ面白いんだ!」

私「そうなんですね!へぇ〜やっぱり△△さんが出てるからかな?」

上司「うん、まぁね。でも、そんなに△△はたいしたことないけどね」

私「そうなんですね(笑)でも、面白いんですね!私も見ようかなぁ」

上司「うん・・・。だけど、そんなに面白いことないけど」

私「あぁ・・・そうですか・・・」(内心、どっちやねん!と怒ってる)

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去年の秋くらいから私と上司の間の会話の傾向(苦笑)。これを交流分析では『はい、でも』ゲームと呼びます。圧倒的にストロークが足りなくなった人が仕掛けるゲームの一つです。上司が仕掛ける人で、私が仕掛けられてる人。

交流分析には7つのジャンルがあって、その中の一つに「心理ゲーム」というものがあります。交流分析を創ったエリック・バーンが書いた心理ゲームについての著書が、アメリカの本屋さんで間違って普通の「ゲーム」の棚に置かれ、たまたま読んだ人が「これは面白い!」となって、交流分析がアメリカでブームになったと言われています。

交流分析の「心理ゲーム」の定義はちょっぴり難解なので、すっごく簡単に説明すると、「日々繰り返されるお互いが不快な感情を味わう会話」かなぁ〜。「大人な私A」の機能がほとんど機能していない状態で繰り広げられます。Aの機能である、冷静に計算高く(笑)会話の進行を読めない状態。「こう言ったら、嫌な気持ちにさせちゃうだろうなぁ〜」とかね考えられない状態になっちゃう。

「いやいや、もうね大人で社会人で、そんなことにはならないでしょ?ちょっと性格的におかしな人だけじゃないの?」と思っているあなた!あなたも普通に心理ゲームしてますから!(笑)

『はい、でも』ゲームの他に代表的な心理ゲームをご紹介すると・・・

・『キック・ミー』→繰り返し規則違反をしたり失敗しちゃうゲーム。いつも遅刻してくる人、いつもモノをなくしちゃう人はいませんか?

・『苦労性』→みんなのために身を粉にして頑張るけど、疲労がたまって、最後の最後に爆発しちゃう人はいませんか?

・『大騒ぎ』→いつもなんだか大したことないことに大騒ぎしてる人いませんか?大騒ぎして、相手の反応をみて、いつも私ばかり責められるって言う人いませんか?

・『さぁ、とっちめてやるぞ、この野郎』→いわゆるマウンティングですね(笑)相手の落ち度を見つけては自分が優位に立ちたい・・・そんな人はいませんか?

・『あなたのせいで、こうなった』→自分の失敗を認めないで、いつも誰かのせいにしている人いませんか?

・『はい、でも』→必ず反論してくる人いませんか?あなたが○○って言ったのになんで?って思いませんか?

他にもいろいろ心理ゲームはあるんですけどね、代表的なものをピックアップしてみました。誰でも、何かしらストローク(コミュニケーション)が不足するとゲームを仕掛けてしまうのです。ゲームを仕掛けやすい相手もいて、それがパートナーだったり、恋人だったり、親子だったり、同僚だったり、友達であったり、いろいろパターンがあります。

「だから、お前はいつもダメなんだ!」なんて、昭和型の旦那さんに言われている奥様って、まだ多いんじゃないのかな?(笑)これもゲームの一つです。

私の上司は単身赴任中。このコロナ禍で家族の元になかなか帰れず、しかも真面目な人なので、休日はほとんど外出しないで家で一人サブスクで映画やドラマばかり見ているそう・・・。そりゃぁ、ストローク足りなくなるよね(苦笑)私も似たような生活パターンをしていた時期があるので、分かるのです。当時はサブスクがなかったので、週末はDVDをレンタルしてきて、ずぅぅぅぅっと朝から晩まで見てる。誰とも会わない。だから、ストローク不足で休日明けの会社では同僚にゲームを仕掛けては煙たがられていました。

そんな心理ゲームを仕掛けちゃう背景が痛いほど分かるので、最初は上司からの「はい、でも」ゲームで不愉快になっても許してあげていました。でも、度重なると私も切れます(笑)交流分析を学んでいる者として、ゲームを終わらせなければなりません!(笑)

上司からのゲームの仕掛けの会話を、「へぇぇ、そうなんですね(笑)」で切る!必ず笑顔と明るい声で応答。相手に「はい、でも」の反論の隙を与えないことがポイントです。上司は私のシンプルな反応に反論できず、ゲームに展開されません。ゲームを展開してしまうと、上司が持っているまずい人生脚本を強化してしまうのです・・・。簡単に言えば「だから俺って駄目なんだ」って想いを強化してしまうのです。そこを強化させないために、ゲームを仕掛けられた方もゲームに乗ってはいけないのです。

交流分析の心理ゲームは普通のゲームと違って、お互いにいやぁぁな気持ちで終わる、まったくハッピーでもなく、楽しくもないものです。でも、イヤな気持ちになるって分かっていても止められない…。そんなところは普通のゲームと似ているのかも💦

自分がどんな心理ゲームを仕掛けやすいか、逆に誰からゲームを仕掛けられやすいかを分かっていることは、自分のまずい人生脚本を強化しないために大事なこと。

今年は心理ゲームを遠ざけることにチャレンジしてみませんか?(笑)

それでは次回は、2月6日にお会いしましょう!

くぼたじぶん研究所
くぼた あけみ
日本交流分析協会
交流分析士インストラクター
TA心理カウンセラー

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