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Saturday night TA(交流分析) @note #17_私たちは9本の矢を背中に背負っている

こんばんは。

昨日は立春。
新しい一年が始まりましたねぇ〜。
北京オリンピックの開会式も、さすが旧暦を使う国ですね。24節気を表現したパフォーマンスが印象的でした。
いろいろな政治的なゴタゴタはあるようだけど、選手のみなさんが準備してきたことを、すべて出し切れるように、無事に終わることを願っています。

個人的には各国代表が入場する時に、雪の結晶の形のプラカードを持ったお姉さんが、しっかり両腕を伸ばして、結構な時間同じ姿勢を保ててることに深い感動を覚えました(笑)相当筋トレされてるよなぁ〜って(笑)素晴らしい筋力です!

そんな昨日、定時もとっくに過ぎて残業タイムに入ってる時間に、同僚のTちゃんから電話。定時間際に取った電話のお客さんからの言葉にイライラが募って消化しきれなくての電話でした。

『おたくの会社はコミュニケーションがなってない!』と頭ごなしに言われたそうで・・・。ここでは詳細は書けないけど、いやいや、コミュニケーション取れてないのはそっちでしょ?って内容なんだけどね(苦笑)

コミュニケーション・・・
私はこの単語の持つ定義というか、意味というか、本当に、ちゃんとお互いにすり合わせないと危険な言葉だと思っています。
あまりにも、個々で捉えてる意味が違い過ぎることが多いなぁと言うのが、私の経験からの感想なんですよね。

「あの人、すごくコミュニケーション上手だよねぇ〜」と評された人を
「そうかな?」って思う人もいたり、「だよねぇ〜」って思う人もいたり
「そもそも上手って?」って思う人もいたり・・・
とっても微妙で曖昧な言葉だと思うのよね。

ですが・・・
「交流分析(TA)」は「コミュニケーション心理学」とも呼ばれることがあります(笑)
微妙で曖昧な心理学なのです(笑)冗談です(笑)

コミュニケーション心理学という切り口で交流分析(TA)をご説明する時、私はある先生からお聞きした
『私たちは背中に9本の矢を背負っている』
というお話をすることにしています。




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手作り感満載の写真ですが・・・
交流分析の自我状態、対話分析のお決まりの図になります。
ピンクの矢印が3本、黄色の矢印が3本、青の矢印が3本、合計9本。

「R」と書かれてあるのが自分だと想定して、「S」は相手の誰か。
私たちは、何か言ったり、行動したりする時に、相手に対して、この9本の矢のどれかをビュンビュンと放っていると交流分析では例えます。

9本の矢にはそれぞれ役割があるのですが、私たちは普段、意識しないと、使い慣れた矢ばかりビュンビュンと放つ習性があります。
背中に背負っている矢が入っている筒に手をかけた時、
スッと手になじむ矢が誰にでもあるのよねぇ〜。
それとは逆に、新品同様に使われていない矢もあるのです。

使いすぎも、使わなすぎも良くなくて、その時、その場、相手に相応しい矢というものがあります。そして、それを使えないから、矢を放った相手との人間関係がこじれるのです。

もしかしたら、「コミュニケーション上手」と呼ばれる人は、この矢の使い分けが上手な人なのかも知れないと思うのよね。

同僚のTちゃんをイラつかせたお客様は、「P→C」の矢をビュンビュンとTちゃんに放った。いや、「P→P」の矢も混じっていたかもなぁ〜。

私はその話をTちゃんから聞いた時は「P→P」で受けて、
「ひどいねぇ〜さいてぇ〜」って受けてから、
「A→C」の矢に切り替えて、
「週末最後の電話で、ひどいめにあったね。大変だったね」って言ったのよね。そうしたら、ちょっと興奮してたTちゃんも「でしょぉ〜」って言いながらも落ち着いてきた気がする・・・。

交流分析を知らなくても、誰でも、自然に9本の矢を使っています。
だけど、やっぱり、意識しないと使えない矢というのが誰にでもあって、それはウィークポイントでもあり、自分のコミュニケーションスタイルの可能性を広げる矢でもあるのです。

自分がどの矢をつかいがちか、どの矢をタンスの肥やし状態にしているのか知ることはコミュニケーション上手に近づく一歩かも知れないよねぇ〜。
9本使えるのに、4本くらいしか使ってないなんて勿体ないじゃん(笑)

あなたの使いやすい矢はなんだろうね?

くぼたじぶん研究所
くぼた あけみ
日本交流分析協会
交流分析士インストラクター

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