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Saturday night TA(交流分析) @note #19_条件なんていらないんだよ

こんばんは。

今日は朝一の回で『WEST SIDE STORY』を観てきました。
いやぁ〜、「こんなに簡単に恋に堕ちるの?(笑)」って疑問も残るけど、ダンス、音楽、素晴らしかったです!
「トゥナァァイ、トゥナァァイ」ってマリアとトニーも甘酸っぱくで素敵だったけど、ダンス対決?の「マンボ」って、ところが最高にかっこよかったぁぁ!
これはね、映画館での大きなスクリーン、大音量で観た方が絶対にいいよ!

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映画のあと、早く帰るか、ブラブラと休日を楽しむか迷う私。
こういう時、迷うことなく、楽しめばいいのにって思うのに、なんでだか
自分が楽しむには何か条件がないといけないという思考が染みついているのよね(苦笑)

例えば、ヘロヘロになるまで仕事頑張ったご褒美とか、試験勉強頑張ったご褒美とか、家族のために時間を割いたからとか・・・

交流分析(TA)に『ストローク経済の法則』という、タイトルだけでは、経済と心理学がどう結びつくのかイメージしづらい法則があります(笑)
やっぱりね、海外のものを訳すとこうなってしまうのよね。

交流分析を創ったエリック・バーンは「人はなんのために生きるか?それはストロークを得るためだ」と言っています。人間はストロークなしでは生きていけないと言うのです。

そのストロークってなんなのか?
交流分析では「あなたがそこにいるのを知っている」という存在認知の刺激の一単位として定義しています。

要はさ・・・
無視って辛いよね?
でも、無視って「わざと」じゃない?だから、存在を認知はしている。
だけど、「気付かれない」ってのは、無視よりも辛い。存在自体を認知されていないからね・・・。
こういう状態を交流分析では「ノーストローク」と言っています。

それで、ストロークには肯定的なものと否定的なもの、身体的なものと、精神的なものがあるのよね。ストロークについて書き出すと、うんと長くなるから、今日は割愛するけど(笑)

とにかく、人は「ストローク」がないと、寂しくて死んじゃうウサギのようなもの。死んじゃうくらいなら、否定的なストロークでも得ようとする悲しい生き物なのです・・・。

『ストローク経済の法則』も最初から書くと、これまた長くなるから割愛するけど、私たちは下の5つのどれかの法則に従って生きていると言われています。

①与えるストロークを持っていても、与えてはいけない
②必要なストロークがあっても、求めてはいけない
③欲しいストロークがあっても、受け取ってはいけない
④欲しくないストロークがあっても、拒否してはいけない
⑤自分自身にストロークを与えたくても、与えてはいけない


例えば・・・
①だと、同僚がヘアスタイルを変えてきた。「あら素敵!」って思ったけど、なんだか気恥ずかしくて伝えられなかった。

こういう時、「やだぁ〜まさこちゃん、素敵ねぇ〜」って言えた方が、いいと思いません?(笑)
言えちゃう人は、なんで言えないんだ?って不思議かも知れないけど、意外に言えない人って多いのよねぇ〜。

あと、④とかだと、最近はコロナで会社の飲み会もないけど、友人との用事があるのに、急に上司に飲み会に誘われた・・・。私はガンガンと断れるけど、ある同僚は断れない人だったのよねぇ〜。いつも、しぶしぶ飲み会に参加していたっけ・・・。

今日の私は⑤だったのですわ・・・。
なにか自分のためにすることを、躊躇ってしまう。躊躇わないために、何か条件をつけないといけないと思っている。
「こんなに頑張ったから」ってね(苦笑)

交流分析を学び始めた時、先生が、「頑張っていない自分にご褒美(ストローク)を与えられない」という私に

『ストロークはご褒美ではないよ。食べたい時に、行きたい時に、食べる、行く。それだけでいいんだよ。自分へのストロークをケチってはいけない。報酬ではないんだからね(笑)』

って言ってくれたのです。なんだか、ポロポロ泣けてきたのを思い出します。どんだけ私は自分に縛りをかけ、自分に対してケチっているのかと・・・。

そして、先生は
『みんなには、①与え上手 ②求め上手 ③受け取り上手 ④断り上手 ⑤自分を褒め上手 になって欲しい(笑)』
と、一緒に学んでいたメンバー全員に言ってくれました。

何か自分のためにする時に、私はこの時の先生の言葉を思い出します。
自分にケチになっているなぁって時は、「いかん、いかん」と、出血大サービスで自分にポジティブなストロークを出しまくります(笑)

頑張っていようがいまいが、そもそも頑張らないといけないのか?ってところなんだよね。

『ストローク経済の法則』は養育者にどうやって幼児期に肯定的ストロークをコントロールされてきたかで、発動しやすいものが決まってくると言われています。
もう、大人になった私たちは、養育者のコントロールから、自ら離れて、ぜんぜんOKなのです!
「あら素敵!」と思ったなら、そう伝えればいいし、行きたくないと思ったら「先約があります」と言って断れるように練習すればいい。

なかなか面倒で愛しい生き物だけど、一生つきあっていくのは自分だけだからね。日々、開拓ですわ(笑)

みなさんは、①〜⑤、どれが得意かしらん?

くぼたじぶん研究所
くぼた あけみ
日本交流分析協会
交流分析士インストラクター

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