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2021年最新の物流を学ぶ・フォークリフト作業編
こんにちは!クボタです。
今回は2021年最新の物流を学ぶコーナー『フォークリフト作業編』をお伝えしたいと思います。
今回の記事の流れとしては
・フォークリフトとは
・フォークリフト作業とは
・フォークリフト作業の魅力とは
・フォークリフト作業に向いている人
こんな順番でお話をしていきます。
それでは早速解説していきます!
フォークリフトとは
まず、フォークリフトの種類から説明いたします。
代表的な2つの種類、『カウンターフォークリフト』と『リーチフォークリフト』があります。
屋外ならカウンターフォークリフト
(写真引用元:写真AC:https://www.photo-ac.com/)
皆さんフォークリフトと聞いて何となくイメージするのが、このカウンターフォークリフトではないでしょうか。
車のように、座席にはハンドルがあって、作業者は座って運転をします。
エアータイヤとなっていますので、でこぼこ道でも衝撃を吸収してくれます。
多少の段差でも問題なく、見た目の通り屋外の作業に適しています。
フォークリフトの後方部には錘がありますので、荷物を持っても前のめりになりません。
それと、フォークの上昇・下降速度がリーチフォークよりも早いので、安定性と作業効率性を兼ね揃えています。
基本的にどの現場もこのカウンターフォークでの作業がありますので、
運転経験があれば多くの現場で役に立ちます。
フォークリフトの講習なんかも実技試験はこのカウンターフォークで行います。
屋内・構内ならリーチフォークリフトが主に使われています。
(写真引用元:写真AC:https://www.photo-ac.com/)
基本、倉庫内の業務においてはこのリーチフォークリフトが活躍しています。
小回りが利くので所狭しと荷物が並ぶ倉庫内に適しています。
リーチフォークリフトはカウンターフォークリフトと違い、立って運転するのが大きな特徴です。
そもそも屋内作業を想定されているため、車体全体もコンパクトで狭いところでも小回りが利きますし、
バッテリー式で排気ガスも出ません。
ツメを前後に移動できるので、倉庫の棚への積み付けが可能です。
前後進を手元のレバーで行ったり、足元のブレーキペダルを離すことでブレーキが利くなど、
運転方法が結構独特で最初は慣れないとおっしゃる方が多いです。
屋内ではリーチフォークリフトが主役になるため、運転経験や作業工程を知っていると役に立ちます。
他にもフォークリフトの種類ありますが、今回はこの代表的な二つを紹介させていただきました。
あともう一個だけ、資格がいらないものを1個だけ紹介させていただきます。
このハンドリフトです。
このハンドリフトも、倉庫内でちょっと荷物を動かしたいときなどに重宝されます。
これはフォークリフト免許がなくても使えますので、フォークリフトが入れないような狭い場所でもパレット移動ができます。
誰でも扱えて正確な配置ができ、1m以上の高さに上げられるリフトもあります。
フォークリフト作業とは
続いて、フォークリフト作業についてです。
フォークリフトを使った仕事は、主に以下の3つの作業です。
1. 【荷物を降ろす入庫作業】
2.【 荷物を移動する搬送作業】
3.【 荷物を積み込む出荷作業】
一つ目の【荷物を下ろす入荷作業】とは、
トラックなどで運ばれてきた荷物を下ろす作業です。
フォークの爪で荷物を傷付けないよう、正確に作業を行います。
ただ、慎重になりすぎて作業が遅くなってもいけません。
基本的にトラックの配送時間は予め決められているので、慎重かつスピーディーに作業を行うスキルが求められます。
二つ目の【荷物を移動する搬送作業】は、荷物を所定の場所まで移動したりする作業です。
入荷された荷物を在庫として倉庫に格納したり、材料や原料をラインに供給したりと様々です。
最後の三つ目の【荷物を積み込む出荷作業】とは、
出荷・搬出作業で、トラックの荷台に商品を積み込む作業です。
ただ、出荷作業と言っても荷物を積むだけでなく、自分でピッキングも任される現場もあります。
要は、出荷する荷物を自分で用意することです。
フォークリフトを使ってのピッキングなので、パレット単位になるかと思います。
募集要項に「ピッキング、入出荷作業」と書かれていることもあるので、そう書かれていたら出荷前の準備もフォークリフトでするんだな。という認識でいいと思います。
取り扱う荷物は業種によってさまざまで、
小さなダンボールから船用の大きなコンテナまでありますので、その確認も必要ですね。
フォークリフト作業の魅力とは
続いて、フォークリフトの仕事の魅力についてです。
フォークリフトの仕事の魅力のまず一つ目は、【給料が高いこと】です。
フォークリフト作業の魅力の1番はこれだと思います。
アルバイトや派遣の方でもフォークリフトの免許があれば、平均して時給が高い現場に就けます。
今の求人誌を見ても1300円以上の案件が多いので、他のアルバイトよりも稼ぎやすいです
時給1500円とか1800円とかもたまに見かけたりします。
正社員なら資格手当や、経験に応じてキャリアアップによる昇給もできるので、給料アップにつながります。
魅力の二つ目は、【長く働けること】です。
単純にフォークリフトの運転だけなら力は必要ありません。
そのため、フォークリフト作業者は女性も数多く活躍しているんです。
体力が低下してくる50代や60代になっても勤められますし、
熟練の技術者となれば重宝されます。
70代でもバリバリ運転している現場もありますよ。
三つ目は、【安定して求人があること】です。
フォークリフトは、倉庫内作業にはなくてはならないものです。
また、倉庫だけでなく工場や建設業、鉄工所や林業などの現場にも幅広く需要があり、求人が安定している職種です。
今では求人誌を見ても昔よりフォークリフトの仕事が多い印象を受けます。
大型の倉庫が地方にも建てられていることで、さらに需要は高まっていくでしょう。
それと、フォークリフト作業と言っても現場ごとにそう内容が大きく変わるものではありません。
転職して職場が変わっても、これまでの経験を次に活かすことができるのも大きなポイントです。
フォークリフト作業に向いている人
続いて、フォークリフト作業に向いている人の特徴を説明いたします。
フォークリフト作業者として仕事をする上では、「作業自体が向いているかどうか」ということも重要なポイントです。
まず何より大事なことは、【安全に配慮できる人】です。
フォークリフト作業は重大事故の危険性が常にあります。
転倒や荷物の落下、フォークリフトで人をひいてしまった等の事故で、作業員が命を落とす事案も実際に起きています。
トラックの積み込みや荷下ろしでは、配送時間が迫っていると慌ただしい状況になります。
そんなときにパニックで周りが見えなくなるような人は、残念ながら向いていません。
焦るのではなく迅速に、何より安全を第一に行動できる人が向いています。
二つ目は、【丁寧で正確な作業ができる人】です。
フォークリフトは物を運んだり、しまったりするだけの単純作業に思えたりしますが、実は違います。
倉庫内は数センチ単位でしまう場所が決まってたりするので、
適当に置いたりしてしまうと最後のほうは荷物が飛び出てしまったりして、
また一からやり直しになります。
トラックの積み込みも同じで、パレットだと結構スペースギリギリなので
きちんと正確に積み込んでいかないと最後のパレットが入らなくてやり直しになることも。
何より、荷物はお客様の大事な商品です。
傷つけないように丁寧に扱うことが求められます。
丁寧に扱わないと爪で刺してしまったり、落下させたりして商品をダメにしてしまったりもします。
最後の向いている人の特徴は、【段取りを組むのが得意な人、判断力がある人】です。
フォークリフトは先ほどもお話ししましたが、ただの単純作業ではありません。
倉庫内では全体の流れを見て、作業効率が良い段取りを考えることが必要です。
例えば、トラックのそれぞれの配送時間を見て、どのトラックから荷物を積み込めばいいのか…
倉庫にスペースがない場合、どうやって場所確保をすればいいのか…
どのように格納すれば次回の出荷時に一番スムーズか…
軽作業をしている人の手を止めないために、どのようなペースで製品を運ぶのか…
など、フォークリフト作業者の裁量次第で仕事が円滑に回るかどうか決まると言っても過言ではありません。
この段取りの組み方やその場の判断力が長けている人は、フォークリフト作業にすごく向いていると思います。
まとめ
以上が、フォークリフト作業についてでした。
ふぉーくりひt
今まさにフォークリフトの仕事に就職を検討している方もいらっしゃると思います。
そんな方にこの記事を読んでいただき、フォークリフト作業をする上での心構えを身につけていただけたら嬉しいです。
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