【第2皿】 「わたしのハッピーの分水嶺。」
これはまずい、溶ける。
「見ろ、化粧が泥のようだ…!」(見ないで)
本来なら今日はお盆休みだったはずだったのが、よりによって急きょ対面の打合せが入り、この冗談みたいな日差しの中、赤坂にあるオフィスビルまで出向いてきた。
どうやらこの業界の人の元にはご先祖様は帰ってこない世界線らしい。
自宅から電車だと30分かからない程度の距離なので、久々のこの状況だし自転車で向かうことにした。(あとでこれはミステイクだと後悔する事になる)
Bianchiのスポーツタイプ、軽くて取り回しの