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「ファスト映画」投稿者の逮捕

報道によれば、本邦ではじめて、「ファスト映画」を動画サイトに投稿した者が著作権法違反で逮捕されたとのことです。

「ファスト映画」とは映画を10分程度に短く編集したものであり、短時間で映画の内容を把握できる等の理由で一定程度の人気があるようです。しかし、権利者に無断で「ファスト映画」を制作し動画サイトに投稿する行為は、著作権法上の翻案権や公衆送信権等を侵害するものであり、損害賠償責任等の対象となるのみならず、刑事罰の対象となります。それにもかかわらず、「ファスト映画」に対する人気を背景に、広告収入を目当てに「ファスト映画」を違法に制作・投稿する者が後を絶たないようで、映画産業界の危機感も高まっていました。今回の件によって、「ファスト映画」の違法な制作・投稿が蔓延する現在の状況がどのように変わるのか、注目していきたいと思います。

文責:今井優仁

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