2022 国際近視学会 In Rotterdam
こんにちは。
窪田製薬ホールディングス広報の市川です。
窪田製薬は、”世界から失明を撲滅する”ことをミッションとし、目に関わる創薬、デバイス開発を行っています。
創業者であり、社長の窪田についてはこちらにまとめてありますのでご覧ください。
今回は、9月4日(日)からオランダのロッテルダムで開催されている2022 International Myopia Conference In Rotterdam(以下「IMC」)の様子をまとめていきます。
IMC は、世界中の近視の予防と制御に取り組むすべての専⾨家やプロフェッショナルが集まる場であり、2019 年に開催された第 17 回⼤会は東京でも開催されました。
2022 年の IMC は、まるでアートのような建築物がたくさん立ち並んでいる近代都市オランダ・ロッテルダム。世界的に蔓延する近視とその視⼒低下の可能性に関する研究に焦点を当てて開催されました。
窪⽥は、"Biometric changes associated with active stimulation of peripheral retina with myopically defocused images in humans "と題してクボタメガネテクノロジーに関する登壇を行います。
窪田社長の登壇内容について
本登壇では、当社が行った光刺激直後の軸⻑や脈絡膜厚に対する⼀過性の影響と、⻑期的な眼の変化の両⽅をモニターするために、複数の画像投影プラットフォームを⽤いて、若年成⼈や⼩児を対象とした多くの研究について登壇します。
本日公表したリリースにもお示しした通り、クボタメガネテクノロジーは、メガネ型のデバイスを用いて10歳から17歳を対象に6ヶ月間、週に5日、1日平均約1.5時間の前向き介入縦断試験を行った結果、被験者の年齢と性別と人種を一致させたヒストリカルコントロール群(既存臨床試験データを新規試験の対照群として設定するもの)との比較において、等価球面屈折度(ジオプトリ―(D))による近視の進行および眼軸長伸展を抑制することが示されました。
またさらに同試験データを基に12ヶ月間実施した場合の結果を推測すると、既知の対照患者データと比較して、近視の進行を0.42D(131%抑制)、眼軸長の伸びを0.21mm(96%抑制)減少させることができました。
この内容を踏まえ、近視性デフォーカスされた仮想画像を網膜周辺に投影することによる⽣理学的効果や、近視進⾏抑制のためにこの種の治療を⾏うための装置の有効性に関する今後の研究の基礎研究のレビューを発表する予定です。
会場には、世界でも最先端で近視研究を引率してきた先生方も多く出席されていました。
当社独自の技術であるアクティブスティミュレーションは、日本のみならず、世界中の多くの先生方から興味関心をお持ちいただいております。
”世界から失明を撲滅する”
当社は今後も化学的エビデンスを積み上げつつ、知的財産を守る特許戦略、販売拡大に向けたマーケティング戦略を推進してまいります。
今後も多方面からのご期待・声援に応えられるよう、日々精進してまいります。
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