20231002 ただの月曜だが、濃い夢を見た
濃い夢を見た。
普段は夢を覚えていないのだけれど、今日見た夢は、「空を飛べるようになる靴」を手に入れる夢だった。
その靴は、普通に売っていて(他人が持っているかどうかは知らない)、価格は34000円で買った。これ以外にも安くて性能も相応のも持ってた。
安くない買い物であるが、空を飛ぶワクワク感に比べたら安いもの。
実際夢の中の私はちっとも後悔せず、この靴を喜んだ。
靴は私が履いている登山靴のような見た目で(ついこの間履いたから出たのかも)、ビューンと飛ぶというより上手に空気を踏みしめると空中で大きくジャンプできるというようなもの。
少しコツがいるため、魔法のように自由自在に飛べるわけではなく、実際最初から高所飛行は危ないのでもちろん地面から始める。空中で踏みしめを失敗すると、普通に落下するので慣れるまでは危険だった。
次第に下り坂、大きめの段差と上達し、ワクワクに耐えきれずついにベランダから飛ぼうと試みる手前で、目が覚めた。
ベランダから飛び出してみたことがないから、脳が描画できずに処理落ちしたのかもしれない。
目覚めてからしばらく、その靴が無くなったことを惜しんでいた。
無くなったのではなく、そんなものは無いのだけれど。
徐々に正気に戻ってからも、空をジャンプで飛べたらいいだろうなとぼーっと考えていた。空気を踏みしめて大きく跳ねる感覚が全身に残っていたから。
そんな夢を見た後、地面を歩いて会社に行った。
重力は全身の感覚を現実に戻した。肩は重く、足の裏は押しつぶされ、背骨は負荷に逆らった。
これまでもこれからも、足の裏は地面に貼り付けられたままのはず。