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2024年度第1四半期決算発表の投資家質疑応答

こんにちは。株式会社kubell 経営企画本部 IR部です。

こちらのnoteでは、投資家の皆様への情報発信の強化とフェアディスクロージャーを目的に、IRに関する情報をお伝えしていきます。
コーポレートサイトのIRページと合わせてご覧いただけますと幸いです。

今回は、先日2024年5月15日に発表いたしました2024年12月期第1四半期決算の後、6月12日に開催しました個人投資家様向けの説明会で頂きましたご質問の内容を一部抜粋、編集してお届け致します。
※5月15日の決算説明会で頂きました質問に関しましては、QA要旨を別途開示しておりますので、ご参照ください。
※個人投資家様向けの説明会の動画もIRページに掲載しておりますので、合わせてご参照ください。
※回答内容は2024年5月15日時点での当社方針であることをご了承ください。

以下の資料についても合わせてご参照ください。
2024年12月期第1四半期決算説明資料
2024年12月期 第1四半期決算短信

【業績予想・計画について】
Q1:当期利益の黒字化目途、並びに当期利益の黒字化のために重要なKPIについて教えてほしい

A1:EBITDAに関しては、今期3億の黒字を業績予想として出しており、1Qで1.2億の黒字になっているので、順調に進捗している。営業利益の黒字化も今期見えてくると考えている。特に売上に直接的に関係するKPIは課金ID数とARPUで、この二つの指標を安定的に伸ばすことで売上の伸長、利益の創出が可能となる。

Q2:ビジネスチャットおよびBPaaSサービスの提供は現時点で雇用されている465名で対応が可能でしょうか。今後の人材採用計画についてご説明願います。

A2:ビジネスチャットにおいては人員が揃ってきたので採用も緩やかになると考えているが、BPaaS領域は顧客の需要が旺盛であり、ニーズに答えるために採用が必要であると考えている。

【BPaaSに関して】
Q3:BPaaS領域の成長の実現のためにクリアすべきハードルはどういったものがあるか

A3:中小企業の人手不足は既に顕在化しており、顧客ニーズは非常に多い。それに対して効率的に応えていくためには、我々側の業務プロセスをしっかり確立していく必要があり、それが当面最重要であると考えている。

Q4:BPaaS領域の成長にはIT活用があまり進んでいない中小企業のユーザーを囲い込む必要があると思うが、どのように実現可能なのか教えてほしい。

A4:当社はビジネスチャットで685万ユーザーを得ており、その9割以上が中小企業である。ビジネスチャットを通じて中小企業のユーザーへアプローチし、業務の請負が出来ることが大きな強みとなっている。それだけでなく多方面のパートナーと協業していくことも視野にいれている

Q5:BPaaSで提供するサービスは、全て自社で揃えるのか?それともパートナー、外部ベンダーと連携するのか

A5:すべてを自社で賄うと考えているわけではない。他のITサービスや外部ベンダーを活用しながら効率的なサービスを提供していきたいと考えている

Q6:BPaaS領域での競合企業は

A6:BPO領域のサービスが展開されているのは大企業向けが多く、中小企業に対してはこれまで提供されてこなかった。中小企業のBPaaS領域で認識している競合は現時点ではいない。

Q7:M&A戦略について、対象とする領域や規模など、現時点で想定しているものがあれば教えてほしい。

A7:注力しているBPaaS領域におけるM&Aは有力な選択肢。当社はCVCを展開しており、少額出資の実績ができている。現在連結子会社となっている株式会社kubellストレージや株式会社ミナジンも、CVCからの出資を経てM&Aに発展したので、CVCを通じてソーシングをしている。対象としてはSaaS企業、特に中小企業へのサービスを展開している企業を注視している。

Q8:中小企業向けのBPaaSとして、Chatworkが最も早く提供できるサービス、業務プロセスは何か

A8:すでにサービス提供を開始している。昨年2月に連結子会社にした株式会社ミナジンは労務領域でBPaaSを提供している。また、「Chatwork アシスタント」を通じて非専門領域のサポートを行っている。今後も自社立ち上げやM&Aを活用しながら横展開していきたい。

【ビジネスチャットに関して】
Q9:ビジネスチャット事業のSAM/SOMはどの程度の規模を想定しているか

A9:ビジネスチャットを含むBPaaSの潜在市場規模を出している。ビジネスチャットのみでの試算は難しいが、中小企業の労働人口に我々のサービスの単価をかけた、7,000億規模のマーケットがあるのではないかと試算をしている。

以上、投資家様から頂きましたご質問を抜粋してご紹介させていただきました。
株主・投資家の皆様におかれましては、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。