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スペイン語世界の食卓から/ウルグアイ・エルサルバドル

「小さな国の大きな発見」

八角 香さん

在ウルグアイ日本国大使館専門調査員
(2016年3月卒業)

在ウルグアイ日本国大使館専門調査員の八角です。大使館では、政務・経済担当として勤務しています。以前は同じく専門調査員として在エルサルバドル日本国大使館で経済・日本企業支援担当として勤務していました。

ウルグアイとエルサルバドルのソウルフード

ウルグアイと言ったらアサード(ウルグアイ式BBQ)です。同じくアサードが有名な隣国アルゼンチンでは炭で肉を焼きますが、ウルグアイでは薪から時間をかけて肉を焼きます。肉が焼きあがるまでの時間におつまみを食べながら家族や友人たちと会話を楽しむのがウルグアイ流です。戸建てもマンションも必ずと言っていいほど、アサード施設が併設されています。

プエルト市場のアサード屋さん

一方、エルサルバドルと言ったらププサです。数年前、かの有名なハリウッド俳優が「僕はメキシコのタコスよりもエルサルバドルのププサ派だ」と発言したことがあるほど、美味しい人気のソウルフードです。注文の際、とうもろこし粉の生地にするか米粉の生地にするかを選ぶことができ、生地に練り込む具材も選択可能です。焼きたてのププサには温かいトマトソースとクルティードと呼ばれるピクルスをのせて食べます。私のおすすめププサは、①ほうれん草とチーズ、②ロロコ(エルサルバドルのお花の蕾)、③チチャロン(豚肉を固めたもの)です。

ププサ

ウルグアイもエルサルバドルも他国に比べて小さな国ではありますが、素敵な食文化を有する国です。

スペイン語世界に関心を持つ皆さんへ

音楽、絵画、建築、食、自然、何をとっても唯一無二の文化を有する中南米の世界へぜひ一歩踏み出してみてください。きっとそこには教科書には載っていない世界が広がっていること間違いなしです。

学科 HP の「活躍する卒業生」八角さんの記事はこちらから  ↓
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