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スペイン語コミュニティ通訳に関する講演会が実施されました

6月21日(水)、スペイン語学科主催の講演会「スペイン語コミュニティ通訳ってどんな仕事?」が実施され、通訳の仕事や日本のスペイン語コミュニティの現状に関心を持つ皆さんが学内外から参加してくださいました。

最初に、コミュニティ通訳として活躍しておられる岸田陽子氏(MICかながわスペイン語通訳スタッフ・多言語支援センターかながわスペイン語スタッフ)から、コミュニティ通訳についての概要、必要な知識やスキル、守らなければならないルールや通訳になるための勉強方法などについてのお話がありました。参加者の皆さんは、講師の岸田氏からの問いかけに対して、自分なりの答えを探しながら、メモを取って真剣に聞いていました。

講師のお話に真剣に耳を傾けます
この後に行われる通訳体験で使用する単語のスペイン語訳を皆で考えました

ひと通り基本を学んだあとには、コミュニティ通訳の模擬体験をしてみました。希望する参加者は前に出て、日本語が話せないペルー人の父親と日本の高校の担任の先生の会話を通訳してみます。「専門学校」「推薦入試」「進路」など、教科書ではなかなか見ることがない表現を使って、どんどん進む会話をタイミングよく適切に訳すことの難しさと重要さを身をもって学ぶことができました。

学生(右)による通訳体験

また、最後には日本に暮らすスペイン語話者の現状についてもお話がありました。彼らが抱える問題などを知り、コミュニティ通訳の必要性やスペイン語を学習することの重要性を再確認しました。

終了後、参加者の皆さんからは「視野が広がった」「将来の進路について考えるきっかけになった」「実際に通訳体験をしたことで、スペイン語をもっと頑張ろうと思った」などの感想を聞くことができました。社会的に非常に意義のあるテーマを、和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく学ぶことができました。


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