怒るとか叱るとか、しなくてもいいもかもしれない
子育てをしていると、子供が危ないことをした時や、家庭でのルールを守らなかった時、注意をしなければならないことがある。
私は子供に怒るとか叱るのが苦手だ。
というのも、平日は大体がワンオペのため、疲れ切っていて怒る気力がない。
子供が何かやらかしても(牛乳を注ごうとしてぶちまける、スナック菓子を開けようとしてパァンと中身をぶちまける、細々したおはじきやらビーズやらで遊ぼうとしてぶちまける、etc. なんかぶちまける系ばっかりだな)
脳内処理が追いつかず、「気をつけようねぇ〜」としか言えない自分が情けないなぁと、常々思っていた。
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“怒る”と“叱る”は違うとかよく聞くけれど、正直よくわからなかったりする。
結局子供からしたらどっちも同じなんじゃないかと思ったり。
自分が子供の頃、親に怒られた(叱られた?)経験は多々ある。
でもそれが、一体自分のためになったのかならなかったのか、よくわからない。
単に機嫌が悪かったんじゃないかとか、今となってはわかるけれど更年期のようなものだったりとかするのかもしれない。
なんか怒られて、嫌だったなぁ、という記憶はいくつかある。
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怒る、に関して衝撃を受けた一冊がある。
益田ミリさんの、すーちゃんシリーズだ。
すーちゃんがカフェの社員で、アルバイトの女の子が規程に反してマニキュアを塗っていたとき。すーちゃんはマニキュア落としておいで〜とサラッと声をかけるんだけど、別の社員が「もっときつく言わないとダメなんじゃない?」みたいなことを言う。
その時のすーちゃんの心の中の声。
キツく言ったら キツく言われたことだけが残るんだ 素直に直すなら優しく言えばいい 上に立つ人間は面倒くさがってはいけないんだよ –どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心 益田ミリ–
はあっ!そうか。そういうことだよ!
親子は上下関係とはちょっと違うけど、でも、子供にビシッと怒れない自分になんだかエールをもらった気がする。優しく言っていいんだ。
それを読んでから気が楽になったし、怒るとか叱るとか考えなくても、ただ淡々と伝えようと思っている。
そしてたまに元気があって怒りが爆発しそうな時にもブレーキとなってくれている。
ありがとうすーちゃん。勝手に友達みたいに感じている。久々に読み返してみようかな。
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