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向こう側のきみへ

上の子の幼稚園の発表会があった。
衣装に身を包みミッキーマウスマーチを全力で踊り、山のワルツを大声で歌った。
幼稚園から帰ってきて家で見せてくれていたので演目は分かっていたけれど、大きな舞台で堂々と披露してる様は感動した。父ちゃんの知らない所でどんどん成長していってるのね。

保育所に通っているときから歌や踊りが好きで保育所の一歳時の生活発表会では周りが泣いている中ひとりで堂々と踊っていた。でも、その時と舞台の規模が違う。1558席入る大ホール。

幼稚園での様子は多分家とは違うんだろうなと舞台を観ながら思う。それはどんどん進んでいくんだろう。子どもの成長は嬉しい反面寂しさもある。この先どんどん親の手から離れていくんだろう。楽になるのかもしれないけれど。

発表会が終わり、頑張った!と褒めちぎったのも束の間、催し物をやりきった達成感からなのかテンションが上がったままなのか、解散後も上の子はテンションが高いままだった。会場を走り回り、周りの子たちに声をかけまくり遊んでいる子たちの中に混ざったり海辺を走ったり岩を登ったりやりたい放題。

そうそう。君はそういう子でしょ〜。そんな1558人の舞台位に収まるレベルじゃない。もっともっともっともっと大きな舞台で堂々とした姿を見れるはず。それを期待してるよ。

まだまだ甘えんぼな君はどんなに速く走れてもやっぱり足元に戻ってきて、抱っこと言う。友達に手紙を貰い、字が書けない事が悔しくて、毎日ひらがなの練習をしているのに、見本通りに字が書けないと泣き喚く。寝る前に絵本を読んでいると、少しの読み間違いでも指摘してくる耳での記憶力抜群だけれど、まだまだ字は読めない。

それで良い。背伸びしたり躓いたりするもんだよ子どもは。そのまま成長して欲しいけど、どこかで大人になっていってしまうんだろう。

舞台上での大人びた姿もその後の子どもじみた大はしゃぎも嫌いじゃないよ。ずっとずっとずっと一緒に楽しくやっていきたいな。

そんな発表会の1日だった。

おつかれさま。すごくすごくすごく頑張ったね。

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