1対1で出かけたら。

長男と私の2人でお出かけが出来た一日。

気付きや感じたことを残しておこうと思う。


次男は夫とお出かけ、私は4歳長男をつれてお昼前に家を出た。

長男の希望で、まずはデニーズへ。到着までの20分ほど、2人のペースで歩いた。手をつなぎながら落ち葉が気持ち悪いという長男の話を聞いたり、あそこまで競争しようと話をしたりしながら、無事に「疲れたから抱っこ」と言われることなく、2人共ウキウキで到着することが出来た。

食事中も長男が食べるペースを見守りつつ、食べ方を観察したりながら、穏やかな時間が過ぎていく。

その後行った大きな公園では、ペットの猿を2匹つれたおじさんのまわりに人だかりができていた。長男も興味津々で猿を観察。だいぶ長い間そこを離れることがなかった。

今度は亀をつれたおじさん。亀にも子供が入れ代わり立ち代わり見に来るんだけど、長男ははじめから付かず離れずの距離でじーっと見ている。たまに恐る恐る手をのばし甲羅をナデナデ。積極的に触る子たちの合間から、それは長い時間観察し続けていた。

そして、最後は大道芸人。見つけるとダッシュで最前列に座り込む。集中して観て、拍手のタイミングではきちんと手を叩いていた。それが終わってまた進むともうひとり大道芸人。また、最前列で初めから終わりまでしっかりと観ていた。


何がいいたいかというと、こんなに、長男を観察できたのは、やっぱり2人だったから。長男のペースを意識して、長男の行動を観察して、長男の気持ちを注意深く受け止め、お互い穏やかにいられる雰囲気を作る。

2歳の次男がいたら、こんなふうには過ごせなかっただろう。うまくいって私が穏やかでいられたとしても、どうしても一方にしか意識がいかない時間があるし、どちらかを我慢させたり、どちらかのペースに偏ってしまったりするだろう。それはしょうがない。安全上、また長男と次男の心のバランスをとるためにはそうするのが一番ではある。

ただ、今日みたいに、一人だけに集中できるお出かけというのは、その子をよく観察出来たからこその気付きを得られたり、そこから湧き出る愛おしさが生まれたり、普段できない心のフォローや甘えの受け止めが出来たりと、いいことずくめだった。
だから、今日のような1対1のお出かけは、定期的にしたい。


長男を観察できて感じたのは、どちらかというと内に秘めるタイプなのかなということ。お猿さんにしても。亀にしても、大道芸人にしても、そこを動かずじーっと興味を持ってみるけど、声を出してはしゃいだり、リアクションしたりすることはあまりなく、たまに周りを観察してはその対象に視線を戻す。
中には、声をだして質問したり、感嘆の声を上げたり、つぶやいたりする子がいる中で、長男は割と声をあげないのだなと。何か思ったことを、胸の内にとどめたまま、自分の世界へ没入する。そういうタイプなのかな。

内弁慶という言葉が頭をよぎったけど、同時に固まっちゃうのって何か、発達障害に近い症状なのかな、とも思ってしまった。普段はおちゃらけて、親の言葉も耳に入らないかのようにテンション高く遊ぶことが多いのに、場面によっては没頭してその場を離れない。いきたくても臆病で言葉や行動が出ない。子供の頃の私と似ている、、、、と思うとなおさら発達障害が心配になったりする。

こう文章にすると、やっぱり考え過ぎかなと冷静に思うところもあるんだけど、不安も拭えない。
なにか、発達障害があるのなら早めに見つけてあげたいから、もっともっと注意深く日々観察したいなという思いがある。

長男にとって、今日がママとずっと一緒で良かったな、と心がまあるくなるような一日であったらいいな。

寝る前に、「明日もたのしい一日にしようね」といって目をつぶってくれた長男が愛おしい。


親をよく見ている子どもたち。私が幸せを感じながら生きているかどうかなんて、子供を相手にしたら取り繕って演出できるものではない。だから、私は自分の幸せを追求していいんだ。追求するべきだ。子供が見ているから、というのがきっかけであってもいいじゃないか。

今日の大きな幸せは子供のおかげ。ありがとう。

こんな幸せが、もっと大きな幸せにつながるように生きていこう。

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