【第1回】ツイッター部、ジャズを聴く【ジャズメッセンジャーズ】
皆さんごきげんよう。京大ジャズ研ツイッター部(@KU_jazz_tw)です。
実際にはツイッターの中の人のnoteアカウントですが、プログラミング勉強のメモ書きというゴミみたいな使い方しかしてなかったので有効活用しようと思います。
その名も「ツイッター部、ジャズを聴く」。
どこかで聞いたことあるような響きの名前ですが、この企画のコンセプトは「ツイ廃の皆さんにもジャズ批評を気軽に読んでもらおう」というもの。毎回ジャズのアルバム(ジャンルの制限なく)を1枚聞き、徒然と感想を書きます。そしてこのnoteをもとに皆さんがツイッターであーだこーだつぶやいてもらうのが目的です。
さっそく第1回のアルバムですが、コチラ。
「これがジャズなんだよなあ……」
アルバム情報は最後に載せときます。細かいことはおいといて各曲の感想を手短に。長いとみんな読まへんやろ、ツイッター見てたらわかる。
# 1 Caravan
キタ━(゚∀゚)━!!!!!
勢いが最高。でもリズムがハネとるやん。独特の前ノリが健在。
tp.とtb.うますぎへんか。Shorterだけ異国でヘビ呼んでますね。
ds soloこんだけ叩こうと思ったこと叩き切れたら気持ちいいわな。
# 2 Sweet 'n' Sour
テーマの連符が綺麗にキマっててカッコ良いンゴねえ。
ShorterとCedar Waltonは相性いいなあと思う。
ソロ裏のキメが心地よい。すこ。
# 3 In The Wee Small Hours Of The Morning
Curtis Fullerの歌うようなフレーズが絶妙。
こういうバラードかミディアムかの間の曲って不思議と明るい。
# 4 This Is For Albert ←オススメ!
冒頭がめっちゃUgetsu。。。逃れられないCedar Walton色。
3管のハーモニーが一番重厚な曲。
てか3管のジャズメッセンジャーってこんな綺麗にまとまるん? 録音環境の問題?
Blakeyの多動感あふれる演奏に草。
# 5 Skylark
(レストランじゃ)ないです。
Blakeyはバラードでも臆せずスティックで4分音符叩くこと多いんかな。
綺麗な曲もアンニュイすぎずどこか無骨な印象に聞こえた。
とってつけたようなtenor,pianoソロ、これ要る????
# 6 Thermo
最後のわいわい盛り上がる曲だが、しっかりクールさを忘れていない。
funky jazz感も混ざってるやん。
3連符の頭悪そうなキメ、いいゾ~。
全体を通して、2管の時期のテイクがよりまとまったサウンドになって録音されてるなという感じです。あとトロンボーンの生かし方が曲に沿ってるのか、「トロンボーンめっちゃええやん!」と思わせる曲とアルバム構成になっています。あとはFreddie Hubbardがまあ上手すぎる。
オススメ曲にあげたThis Is For Albertは、ほんとお手本のような複数管編成のテイクでしょうね。編曲者のセンスもでかいでしょうが、奏者がしっかりとハーモニーやダイナミクスを気にしないとすぐにダサくなりそうな曲。Ugetsu感はあるけど、Ugetsuってどうしてもコーラスが短く感じてしまうんよなあ。This Is For Albertはもっとたっぷりコードの移ろいを感じるので良い。好(ハオ)。
というわけで、今回はここまで。あとは皆さんの番です。まずはツイッターでシェアしましょう。そこから思い思いのジャズ論を聞かせてください。
では、皆さん良きジャズライフを。
Caravan / Art Blakey & Jazz Messangers
1962年10月23, 24日 ニューヨークにて録音
Art Blakey(ds)
Freddie Hubbard(tp)
Wayne Shorter(ts)
Curtis Fuller(tb)
Cedar Walton(p)
Reggie Workman(b)
言い忘れていましたが、このnoteは投げ銭制です。もしツイッター部の活動を応援したいという物好きな方がいらっしゃいましたらぜひサポート(投げ銭)をおねがいします。1人100円で1万人集まれば合計100万円!!! 集まったらそのお金で部室を買いますのでよろしくお願いします。