アイドルマスターシャイニーカラーズにハマった話

アイドルマスターシャイニーカラーズ、通称シャニマス。

プレイしてまだ1年も経っていない。が、ハマりにハマっている。もともとアニメや漫画が好きだったし、その時も推しキャラがいたしグッズや二次創作のイラストなどにも関心があった。でも今回は何か違う。ハマる「質」が違う。二次創作として自分から絵を描いたり文章を書いたりすることなんてあんまりなかったしキャラクター(キャラクターと呼ぶのも少し嫌だが)のことをここまで本気で考えているのは初めてだった。真の「沼」を知った。今まで沼だと思っていたものはただの水たまりだった。

そもそもアイドルマスター(以降アイマス)というコンテンツがあることは知っていた。姉がアイマスシリーズの一つをやっていたしTwitterを使っている多くの人は一度は耳にするだろうし。それでも「いや今更アイマス...?」という思いをずっと抱えていて、可愛いアイドルが歌とか歌うんだろうなと軽〜く考えていた。

甘かった。コーヒーに砂糖とミルクを5杯くらい足してコーヒーを引いたくらい甘かった。そんなもんじゃないぞアイマス。私がやってるのはアイマスシリーズの中のシャニマスと呼ばれるものなので他がどんな感じかはあんまり知らないけれども。

軽くシャニマスの説明をするとプレイヤーがプロデューサーとしてアイドルをプロデュースするゲームだ。簡潔な説明。ここで大事なのはプレイヤー=プロデューサーではないということ。このゲーム、プロデューサーの人間性が凄すぎて敵わない。これ以上の好青年はいない。だからこそ、この完璧な人間性に疑念を抱いて訝しんで接するアイドルもいる。それほど良い人なのだ。

そしてそのプロデューサーと同じくらい良い子ばっかりのアイドル。個性が立っているのは勿論、ゲームとは思えないほどの「現実感」を感じられるのがすごいところ。シャニマスはリアリティに溢れている。復唱してください。「シャニマスはリアリティに溢れている」

例えば、幼なじみでアイドルをしている浅倉透さんと樋口円香さんのこのシーン。

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浅倉さんが樋口さんに湿布を貼ってもらった後、一緒にメロンを食べるシーンなんですが...

わかりますか?この空気感。いや、現実ではあり得るじゃないですかこのシチュエーションは。でもこれを作品に落とし込めるか!?っていうね。ただ読んでるだけじゃ流してしまいがちなんですけどそれほど「自然」なんですよね、会話の流れとか。

こういう空気感が本当にすごくて、シャニマスをしていると本当に現実世界にアイドルが存在しているかのような錯覚に陥る。そして最近その空気感を前面に押し出している企画が誕生した。

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アイドルの靴箱である。

は???

公式がこれをするのやばくないか。驚愕した。アイドル一人一人が履いているとされている靴が展示されたのだ。これに対してシャニマスオタクは大歓喜。拍手の嵐。冷静になって一歩引いて考えるとキモいんだが、それほどまでに作品に入り込めるのはこの「現実感」・「空気感」が作品を通して感じられるからであろう。

そしてその現実感が与える余白がちょうど良い。

本当に日常のなんでもないような1ページを切り取っているからこそ、プレイヤーは切り取られていないページを想像していく。そうして紡いだものが、あなたにとってのシャニマスなのだ。


終。




また書きます。みんなもやってみようね、シャニマス。遅いなんてことはないんだから。

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終。

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