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文章を書く

同人CoCシナリオ作家の寝(ねる)と申します。
普段はCoC(クトゥルフ神話TRPG)というジャンルで二次創作シナリオを書いてはBOOTHで公開し、心を満たして生活しております。よろしくお願いいたします。


きっかけ

さて、なぜこうやって今回ここで記事を書こうと思ったのかという話からしようかなと思うのですが、実はnoteという文化が結構前から好き、だったんですよね。もちろん自己啓発的な記事を書いている人もいるんですが、そういったものよりも、エッセイ寄りのものを好んで読んでいまして。そういったものに触発されて若者特有の行動力で真似事をしていたりしました。内容はほぼ日記で、誰かに宛てたものではなく。いかに自分が苦しみの中にあるか、みたいな。イ~!痒いのでこれ以上は思い出さないことにします。

で、そんなむず痒い記憶のあるnoteに再度手を付けた理由なんですが、「文章を書く習慣が欲しいな」と思ったのが理由です。創作活動で常にアウトプットしているイメージを持ってくださっている人もいるのかもしれませんが、自作シナリオはこうしてこうすれば美味くなるやろの定式に当てはめている部分があるんですね。これって文章を書いているというよりも、言葉を調理している……みたいな。書くとは違うんだよな~って、ずっと思ってて。だから、吐き出すに近い感覚で文章を書くことを再開してみようという試みですね。いつまで続くのか見物です。

自己紹介

この記事の一番最初に私についての要約を書いたので不要だとは思うのですが、一応改めて概要を残しておきます。

  • CoC(クトゥルフ神話TRPG)歴4年の同人シナリオ作家二年生

  • 今まで同人活動経験は0

  • 下手の横好きで絵と文章と声(演技)の活動をしていた

という、なんとも中途半端な創作活動人生でして。別に全然創作活動界隈で有名人だったというでもないし、界隈が変われば名義もアカウントもころころ変えるし、という具合です。過去の活動を今後語るつもりもないので、そうなんだな~ぐらいで大丈夫です。ご清聴いただきありがとうございました。

文章を書く

やっと本題です、文章を書くことについて。これについて語りたいから記事を作成しているのもあり、ちょっと姿勢を前のめりにさせてもらいますね、よいしょ。

では早速ですが私の過去に触れるところから始めていきます。
私が一番最初に「文章を書く」を始めたのは大体5年前くらいだったと思います、多分2019年の春くらい。自分の感情とか、直面している苦悩について吐露するTwitterのアカウントを作成しました。なんでそんなものを作ったのかというと、とにかく病んでたんですね。病んでるとマイナスな方向に頭がグルグルし始めるじゃないですか。そういうモヤモヤする感覚から脱したくて、日々自身に対する愚痴を言葉にしてSNSに吐露するという、公害行為を行っていました。感情という形のないものを、言葉という型にはめる行為がすごくすっきりしたんです。これが始まり。最初は拙い表現力・言語力しかなくて、とにかく暴言めいた乱暴な言葉を多用していたように思います。綺麗で誇れる一歩目ではなかったと思うんですけど、大事な歩みだったと思うんですよ。今思うと、なんですけどね。
自分の感情を型にはめるってあんまり良くないように思うかもしれないんですが、存外何かに当てはまるって安心するんですよね。ある意味ラベルと言ったらいいのかな、これはこういうものということがわかれば、何事も簡単じゃないですか。私が「文章を書く」で始めたのはある意味「ラベリング」とも言い換えられるのかもしれません。これ、生きづらい現世における処世術です、参考にしてもらってもいいですよ。

処世術として編み出された「ラベリング」っていう方法、私の人生では現在も結構役に立ってます。続いて今の話をしていきますね。
コロナ禍で遠征現場ドルオタができなくなった私は「TRPG」にドはまりしたわけです。人と話し(ロールプレイ)ながら、サイコロを振ってゲームを進めていく。前述したとおり、私は演技や絵の活動をしているオタクだったので、この遊びにハマる要件を満たしていたわけですね。ハマってハマってハマりまくって、あらゆるシナリオを遊びまくっていると、ふと、感情的になってしまうことがあったんです。シナリオ中に泣いたり怒ったり楽しくなったり。これはプレイヤーキャラクターの人生を体験するという視点になったからで、以来TRPGで自分の感情が揺さぶられるようになりました。
ここで出てくるのがふせったーという便利ツールです。ネタバレをせずに感情をのっけたツイートをできる代物、最高、人生の友。TRPGで病んだら(感情的になったら)ふせったーでラベリング、このルーティンが新たに生まれたわけですね。この結果、「文章を書く」頻度が爆上がりしました。
何事も継続することで行為を行う体力やスキルが向上するように、「文章を書く」スキルも体力もガンガン上がっていったわけですね。文章力も語彙力もそれなりについて、長文を書くことが苦ではなくなっていきました。

この時点で2000字も書いているので、苦ではない加減がお分かりかもしれません。

長く文章を書けるようになればなるほど、当たり前ですが書けることも増えていきました。最初は140字ツイートするのも大変だったのに、その何倍も書けることが増えてしまったわけですね。そうなると次に生じた問題が、1から100まで書きたくなる問題です。要点だけ書いてたらよかったのに。一連の物語というか、そういったものを書きたくなるんですね、人体の不思議の一つです。文章を書きたいという欲も一つの煩悩なんじゃないでしょうか、それぐらいに「文章書きたい欲」に飲まれ始めたんです。

これが本当にしんどくて。手段が目的になったわけですね。ここで始まったのが「シナリオ執筆」という欲の吐き出し方でした。CoCシナリオの需要は高まる一方で、出せば誰かが消費してくれるし評価してくれる。すごく心を満たすのに都合がよかったんです。シナリオを書いてみたいっていう純粋な憧れに、煩悩を乗っけまくっていました。書くことが苦痛じゃないからこそ、1年間にシナリオが7本も生まれたわけです。キモイです、正直。

で、今。本当にこの記事を書いている瞬間、何を考えて文章を書いているのかという点を最後にお話しします。
「シナリオ執筆」で吐き出した欲は、「文章を書きたいという欲」でした。これでは文章を書くこと自体は満たせても、本来私がやっていた「ラベリング」は疎かになっていたんです。これが致命的なミスでした。自分の処世術をほっぽり出したので、また生きるの大変になっちゃったわけです。だから「文章を書く」=「吐露」に戻したい、そのためのフィールドが欲しいな~って思ってここにやってきました。Xでは相変わらず1ポストあたりの字数制限があるし、私をフォローしてたらそれをもろに食らうじゃないですか。しかもこの量の公害をくらったら堪ったものじゃないですよね。

ということで、ここを私の「文章を書く」スペースにしにきました。私の価値観とか、感情とか、それこそエッセイ的なものを書いていきます。創作じゃないありのままの私をここでラベリングさせてください。で、よかったらそのラベリングを見て、酒のつまみにでもしてくれたらうれしいです。

ほなね~👋


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