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#28「思い入れのある作品」〜掘り下げていくこと〜

思い入れの作品は・・・。

まず初めにこうなってしまう。


今まで生きてきて物事を掘り下げて考えるということができていなかった。

なんでこうなるの?って疑問に思っても何もせず、

気づいたときには忘れている。


結果深い知識はなく情報量も少なく

文章を書くのも苦手、

会話のキャッチボールもうまくできていない。



このBKSで変わることができると思って私は参加しました。



このBKSを初めて自分は16作品目である。

文章能力はまだまだですがたくさんのことを気づかせてもらいました。

今本気でやらなくてはいけないこと、

自分を見つめ直し自分を知ること、

掘り下げてアウトプットすることにより新たなことが見えること、

この数ヶ月間での発見はこれからの自分に大切なことだと感じました。




「思い入れのある作品」

それは以前に「私の夢」の表紙に使った写真の作品。

料理人になって初めて挑戦した日本料理技能向上全国大会。




この大会は「自由出展」「郷土料理」「技能コンクール」の3部門に分かれて創作料理を展示し、日頃の努力と練磨の成果を競う大会。

実際に食べるわけではないのでどちらかというと目で見て楽しむ料理。

親方自ら出展しているところや、個人名だが数人でやっているところもあった。


最初から最後まで自分で作った作品はこれだけです。


発想とセンスが問われる大会だ感じました。

日本刀の上に料理って。

すごい斬新と発想だなと勉強させてもらった。

野菜を使った彫刻も繊細で芸術的でした。


華やかな料理がたくさん並ぶ中、懐石料理を出したのは自分だけだった。

誰も出展していないってことはもしかして賞に絡んじゃうか、

なんて少し期待もしていた。


ここで発想の転換。(以前のお題にもあった)

賞には絡まなかったけど作る人がいないということは。


自分の目指す料理はこれだ。

これに自分の想い、自分らしさ、ストーリーを加え

唯一無二の自分だけのコース料理で勝負しようと決めた。


これを作った当初は自分のお店で出したいのはこういう料理ってことに気づけていなかった。


料理長(親方)と一緒に考えた献立。

振り返って見るとあの時はなんとも思っていなかったことが、

今では自分も親方になって弟子に挑戦してもらいたなと

思うようになった。

家族以上に一緒の時間を仕事して本当に感謝でしかない。


親方とは弟子を持ち、師匠の立場で指導、監督するもの。

離れて見てわかる料理長の愛情。


まだ恩返しの恩の字も返せていない。

逆に今飲食から離れ複雑な想い、心配をかけている。


時間はかかりそうだが必ず返します。


ようやく料理長に何を恩返しすればいいか気づくことができた。

当たり前のことかもしれないが

料理長を超えること。

簡単なことではない。それも十分わかっている。

今までの自分は超えようとしていなかった。

超えるに基準はない。


今できることを本気でやって

本気で楽しむ。


それが今できる親孝行だと思い行動するのみ。






もう一つだけ思い入れのある作品があった。

スタジオジブリの作品。

もののけ姫だ。

何度も何度も見た。

おかげで歌詞を見ずに歌うことができるようになった。

裏声で。



皆さんの思い入れの作品も是非。




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