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九州 車中泊のオススメ道の駅 @ Kty車旅ハイライト-その7

<はじめに>
2021年、秋の九州4Week 5100kmの旅。キャンピングカーで車中泊を続けた長い旅では、旅行雑誌、You Tube、Web.のオススメ記事などの情報を総合し、天気予報も睨みつつ、様々な場所を訪れました。
道の駅については、なるべく多くの駅にチェックインし、地域の情報を得たり、地産の新鮮な食材を選んで食べてみるなどしました。それはあまり計画的ではなく、旅する途中での出逢いを楽しんだのですが、気ままな旅の得意とするところでもあります。

■道の駅と車中泊

次の写真では、九州内に135もある道の駅一覧図中で、訪れた道の駅がぶどう色になっています。(注. 赤色は無視して下さい、作図クリック点の為)
チェックインした道の駅は37箇所。車中泊した道の駅は17箇所。最短で20分立ち寄っただけの駅もありましたが、2度車中泊をさせてもらった道の駅もあります。
・2度車中泊した道の駅・・むなかた、夕陽が丘そとめ、長崎街道鈴田峠、天草市イルカセンター、阿蘇、湯布院 。

<注> 車中泊1泊をした駅を青○で囲い、2泊した駅を青◎で囲う。

訪れた道の駅と車中泊の駅

では何故その17の道の駅で車中泊したか、単に旅の移動の途中にあったからではなくて、理由があります。車旅する者にとっては、道の駅は無料で車中泊をさせてもらえる場所であり、ありがたい存在だと思う事はしばしばです。とはいえ、道の駅には、規模の大小・特色や活気の違いがあって、訪問者にとっての居心地の良し悪しがあります。
そこで、私の考える道の駅の魅力指標を公開し、私の独断(と偏見?) で評価の高かった駅を、県別に1~2件程ご紹介します。
同様の旅をする皆さんに、オススメしたい場所でもあります。noteで記さずにはおれません。ご覧下さい。

私が車中泊する道の駅の 魅力指標 ・・10項目

Aグループ・・私が強く重視する基本指標
 ①トイレが綺麗で掃除もいきとどいている。(ウォシュレット必須)
   ②駐車場は傾斜がなく広さもある。
   ③可燃ごみのゴミ箱がある。

 Bグループ・・次に重視する視点
   ④鮮魚があり、魚介類が豊富 。
   ⑤野菜の品揃えが良くて安い。

Cグループ・・魅力度が追加アップする。
 ⓺温泉(=風呂)が併設 or 約5km以内にある。
 ⑦駅から観た景観が良い。
 ⑧交通&観光地へのアクセスが良い。

Dグループ・・次の追加指標であって、魅力度もあり。
 ⑨食堂が18時以降もオープンしている。
 ⑩車中泊する旅人に配慮あり(食器類の洗い場設置)。

続いて、県別に抜粋した道の駅を具体的に記します。

■ 福岡県 ・・・1- 

福岡県で取り上げた道の駅は、1-1)  むなかた     1-2) おうとう桜街道 の2件です。福岡県では他に2つの道の駅にチェックインしていますが、この2つの道の駅はじゃらんの「九州道の駅ランキング2020」で第2位(むなかた)と第3位(おうとう・・) にも選ばれている人気の駅。第1位の"道の駅うきは" を訪れなかったのは、旅の行程から少しはずれていた事と、事前の調査では私の魅力指標で1位にならなかったから。

1-1)  道の駅むなかた 

福岡県宗像市には、世界遺産にもなっている宗像大社があり、そこからおよそ7km程の処にある道の駅がむなかたです。海からは0.6kmと近い。活きのいい天然の魚や旬の農産物の種類がとにかく豊富。地元の人達もたくさん出入りしていて、朝9:00の開店時には20人程の列ができる程。私もその一人で、実に新鮮な活き〆め魚を買って帰りました。ちなみに、可燃物のゴミ箱が設置されていましたので、少しの量ですが入れさせてもらいました。

道の駅むなかた

1-2)  道の駅おうとう桜街道

ここは下の写真でも分かる通り、トイレの豪華さを売りにしている道の駅。私もそれを自分の目で確かめてみたく訪れました。トイレの入り口には自動演奏ピアノもあって、噂通りのゴージャスさ。写真右は深夜でも入れますが、写真右奥の更に豪華なエリア入り口は18時頃に閉められました。そして、道の駅おうとうの敷地内には、天然温泉のさくら館があり、露天風呂、サウナ、薬石浴(嵐の湯)などもあるのです。私は貸切風呂を利用させてもらいました。実に快適な道の駅で、九州人気第3位の理由が頷けます。

道の駅おうとう桜街道

■佐賀県 ・・・2- 

佐賀県には道の駅が9件あり、チェックインした駅は1件あったのですが、車中泊させて欲しい駅がなく、RVパーク(糸島市のUONO) とキャンプ場(波戸岬キャンプ場) に宿泊したのです。

■長崎県 ・・・3- 

長崎県で取り上げた道の駅は、3-1)  夕陽が丘そとめ   の1件で、そこで2度の車中泊をしました。その他にも車中泊した道の駅があり、長崎街道鈴田峠(2泊)、鷹ら島(1泊)、生月大橋(1泊) でしたが、道の駅鷹ら島もかなり魅力ある駅でした。

3-1) 道の駅夕陽が丘そとめ

長崎県は世界遺産のスポットを含め訪れたい場所が沢山あって、且つ長崎市内の観光には数日必要です。そこで市内に最も近い道の駅夕陽が丘そとめ。もちろんそれだけではなく魅力度がたっぷりで、海に面する風景は写真の通り抜群。加えて、ここの各種テイクアウトの品揃えが多く美味しそうな品も目白押し。トイレ等も清潔に管理されており、可燃物のゴミ箱も設置されていました。オススメです。

道の駅夕陽が丘そとめ

■大分県 ・・・4- 

大分県には道の駅が25件もあったのですが、チェックインした駅は1件のみで、そこが車中泊させてもらった駅の湯布院です。

4-1)  道の駅湯布院

由布市の湯布院は温泉で有名な観光地である事は言うまでもないですが、別府市の別府温泉にも車で30-40分と近く、由布市湯布院町の郊外にある道の駅湯布院はロケーションがとても良い処。もちろん温泉は車10分内で多種多様有り。可燃ごみのゴミ箱も設置されており、連泊もしたくなる駅でした。

道の駅湯布院

■ 熊本県 ・・・5- 

熊本県で取り上げた道の駅は、5-1) 天草イルカセンター      5-2) 道の駅阿蘇   5-3)  道の駅あそ望の郷くぎの 3件です。

5-1)  天草イルカセンター

写真をうまく撮り残せなかったのが悔やまれるのですが、この道の駅は私が最も気に入った駅で、連続2泊しています。開駅が2019年6月との事でやはり綺麗で快適。トイレも清潔に管理されて(掃除が行き届いている)いました。天草市の全域を巡るに際してのロケーションが良く港のほぼ前に位置している事から海を眺めたり魚釣りも容易にできる。加えて、新鮮な魚料理をレストレンで提供してくれ、ランチのコスパと美味しさは満足絶大でした。ここは私のオススメ度No.1です!

道の駅天草イルカセンター

5-2)  道の駅阿蘇

正面に阿蘇五岳の景色が望め、阿蘇各地を車で観光するに際して、道の駅阿蘇は極めてロケーションの良いところです。熊本県の道の駅人気度No,1というだけあって人の出入りが日中常に見られ、農産物などを買い求めている人が多い事から、まず地元の人達の人気スポット。車旅の旅行者も多く、キャンピングカーやそれに類する車が車中泊している数は、私の九州旅の中で最も多かった駅でしょうか。更に驚いた事に、トイレ洗面所の建屋近く屋外に、野菜類や食器類を洗える流し台が設けられていまいた。「洗面はそこを利用して下さい」という張り紙がありましたが、車中泊する旅行者へのご配慮と受け留められ、ありがたく思われたのです。

道の駅 阿蘇

5-3)  道の駅あそ望の郷くぎの

阿蘇の雄大な景色を背景にして、道の駅あそ望の郷くぎの は、熊本県の北東部に位置しています。宮崎県高千穂峡に向かう起点にもできる処。2001年に設立された比較的古い駅ではありますが、広くて平坦な駐車場があり、ここも歴史のある良い道の駅ですね。

道の駅あそ望の郷くぎの

■宮崎県 ・・・6- 

宮崎県には道の駅が17件あり、チェックインした駅は4件でした。しかし車中泊をした道の駅は 6-1) フェニックス  のみ。

6-1)  道の駅フェニックス

宮崎県宮崎市の道の駅フェニックスは、日南海岸の北部にあり、有名な観光地である青島にも5km以内で行けるロケーションの極めて良い駅です。更に良い点は写真が示す通り、景色が最高なのです。日向灘の向こうから登る朝陽を眼前に臨み、まるで南国に居る気分に浸れます。立ち寄るべき道の駅として間違いなしですが、開駅が2005年とあまり新しくないせいか、トイレ等の設備はイマイチ。農産物などの品揃えも他の駅ほどではなかったのも残念でした。

道の駅フェニックスと夜明け風景

■鹿児島県 ・・・7- 

鹿児島県で取り上げた道の駅は、7-1) たるみずはまびら      7-2) いぶすき の2件です。鹿児島県では他に4つの道の駅にチェックインしていますが、この2つの道の駅は、再度訪れて車中泊もしたい駅に当たります。

7-1)  道の駅たるみずはまびら

道の駅たるみずはまびら は、錦江湾に面した桜島と開聞岳が望める道の駅。「たるたるぱあく」という愛称があり、2019年5月に開駅したとの事。1Fに広い物産エリアやレストラン(週末は20:30までオープンとの表示有り) 、2Fに展望デッキなどあり、200台以上の車を収容できる平坦な敷地の周りにも種々の店がある。海岸沿いでもある為かマリンパークたるみず(マリンレジャーを提供する) という施設店舗があり、コンビニや海産物専門店も隣接。実に驚く程の力の入れ様だと感じる駅。但し、温泉施設はなく、可燃ごみのゴミ箱までは無かったのは惜しいところ。
しかしながら、11km程北に向かって移動した処に道の駅たるみず があります。そこが温泉併設で可燃ごみのごみ箱があり、その駅を合わせて利用させてもらう事で、この地域は実に居心地の良いエリアなのです。
私が特にオススメする道の駅セット でした。

道の駅たるみずはまびら と たるみず

7-2)  道の駅いぶすき

鹿児島県薩摩半島の指宿をあとにして霧島方面へと北上する途中、立ち寄ってその駅の詳細を知り車中泊させてもらう事にしたのが、道の駅いぶすき です。ロケーションが良く、海に面しての風景がとても美しい駅というだけでなく写真でご覧の様に、駐車場廻りの芝生公園がとても綺麗に整備されていて、居心地が実に良かったのです。15時頃にチェックインし翌朝の8時頃までのんびりした場所。天気が良かったのも幸いでしたが、くつろげる道の駅として私はオススメできます。

道の駅いぶすき


<おわりに>
私の車旅はキャンピングカーを利用しての移動旅。移動の途中に道の駅があれば立ち寄るという事と、あらかじめ魅力ありそうな道の駅を調べ見つけて車中泊をする場所として目標にしそこへ向かう事。その両面があります。本当に魅力があるか無いかは、やはり実際に訪れてみないと判らないですが、道の駅との出逢い もまた旅の楽しさのひとつでもあると考えています。
読んで下さった方、私の魅力指標と駅の観察はいかがだったでしょうか。

■ 補足情報
タイトルでお分かりの通り、九州@Kty車旅ハイライト は、今回がその7と言う事は その1~その6などもあるシリーズになっています。
宜しければ、九州車旅の導入と総括を記した その1 も覗いてみて下さい。
https://note.com/ktyhara/n/n8d308b0f3d15


<蛇足>
noteに旅の記録をまとめ投稿する様になった私の場合の理由は、
人様に見られても良いという緊張感を持って、メモ的記録でない内容で記し纏めておく事と、投稿するからには読んで下さる方に "面白かった”  "少し役にたったかな” と思ってもらえて私の満足感にしたい、であります。

すると旅の内容は、旅行雑誌などで得られる一般情報ではなく、お役立ち特化内容がよかろう、と考えて記しています。
読んで下さった方にとっては、いかがだったでしょうか。

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