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『大学1年生のための伝わるレポートの書き方』
タイトルのとおり、レポートの書き方について書かれた本である。
①調べる → ②考える → ③書いて伝える という3つのステップを行ったり来たりしてレポートの中身を充実させていく。
この本のターゲットは主に2つ。
いままでレポートを書いたことがなく、これから初めてレポートを書いてみようという人。
この人たちがメインターゲットだ。レポートを書いたことはあるが、そのレポートに満足していない人もターゲットになる。
3ステップのうち、どこが不十分なのか、どうやって充実させていけばよいのか。それを見つけてもらいたい。
「調べる」のステップで、徹底して情報を集めよ、と言われている。
そのなかで「その分野や範囲のあらゆる物事を余すことなく残らず取り込む」という意味の「網羅」に触れられていた。
網羅の「網」は魚を捕る網を指し、「羅」は鳥を捕る羅(あみ)を指す。
これらの網を駆使して、魚も鳥もすべて捕り尽くせ、何も残すな。
そういう意気込みで情報集めるのが大事なのだ。
まさかここで「網羅」の意味を知ることになるとは思わなかった。
「網」も「羅」もどちらも網を意味する漢字だったのは知らなかった。
著者は都筑 学さん。
中央大学の文学部教授らしい(2018年12月25日 初版第3刷時点)。
で、巻末の著者紹介にそれしか書かれていないのが驚いた。
著者紹介って、いつ生まれたとかいままで何やってきたみたいな経歴とか著作とかを書くものではないのだろうか。
ここまで開示されないと逆に知りたくなってくる。
もしかして、それが狙いなのだろうか。
(ちなみに本書は、巻末ではなくまえがきのあとにも著者紹介があり、そちらでは詳しく書かれている)
調べる - Input
考える - Construct
書いて伝える - Output
3ステップを行きつ戻りつ、レポート作成を進めていこう。
それぞれのステップで具体的にやるべきことは、本書から読み取っていただきたい。
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