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ちゃちゃってできるでしょ⁉︎ は、ダメでしょ!

ついつい出てくる言葉です。

「ちゃちゃってできるでしょ ⁉︎」


「ちゃっちゃと」
「ちゃっちゃっと」とも言いますね。
「ちゃちゃと」「ちゃっちゃか」とも言うのですか?


オノマトペなんですね。


「さっさとやって!」
「とっととやって!」
「パパッとやって!」


いずれも「早くやって」「手際よくやって」と同じ意味ですね。


「ちゃちゃって」方言ですか?
教えていただければ幸いです。


もたもたしているのが目の前にいたら、つい言っちゃいそうな言葉ですね。


意味としては、


「こんな簡単なことなんだから余計なことしてたり考え事なんかしてないでもたもたしないでさっさと片付けちゃいなさいよ!」


って言うところでしょうか。


子供とか若い部下へとかへ言っていませんか?


簡単な作業を頼んでいるのに、なかなかやってくれないと言いたくなりますね。
ここでのポイントは「簡単な作業」って言うところです。


簡単=誰にでもできて特別な能力がいらない
作業=事前に決められた方法でゴールに向けてすること

ちなみに、業務とか仕事とか言うと、またちょっと違ってきますね。

こちらは何だか、ちゃちゃっとはできそうにはありません。


なのでこの言葉、デザイナーに頼む時には言ってはダメです。

むくれてしまいます。


母親から

「早く夏休みの宿題をちゃっちゃとしちゃいなさいよ!」
って言われると、
「今やろうと思っていたのに、やる気がなくなった!」
なんて、むくれたふりして宿題を結局しなかった子供時代って経験ありません?


それと同じで、デザイナーもそうなっちゃいます。


ムサビでの心理学の授業で先生が

「子供ってみんな絵を描くのが好きですよね。しかし成長するにつれて絵を描かなくなって、音楽やスポーツやダンスなんかに自己表現の手段を変えていくんです。大人になるに従って自己表現をする能力、手段がどんどん増えてきて、自分が好きな方法を選んでいくんです。でも、みなさんは絵を描くのが好きで、今も続けていますね。子供の時から表現手段が変わっていないのです。」


「子供と同じってこと? 何だかな。。。」

そうです。
デザイナーって子供なんです。


ですからデザイナーに頼むとき


「このデザインなら、ちゃちゃって できるでしょ!」

「納期がないですが○○さんだったら、ちゃちゃっと できるでしょ?」
「あっちのデザインをちゃっちゃってやって、こっちのをやってくれる?」


むくれちゃいます。


「デザインってそんなに簡単じゃないもん😠」
「チャチャってできるなら、やってみてよ😠」


「このデザインはあなただからこそ頼むんだから、よろしくね!」

って言われたら、きっと一生懸命に仕事をしてくれるかもしれません。
私の経験では、してくれました!


デザイナーへは大人扱いをして、頼みましょう!
って言う話でした。


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