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【完結】健康的で清潔で道徳的な秩序ある社会の不自由さについて

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友人たちとのオンライン読書会記録です。各回5千文字程度。 テキストは『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』熊代亨 https://honto.jp/netst…
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#セレンディピティ

資本主義、個人主義、社会契約 #2

◆ずっと窮屈になった「他人に迷惑を掛けない幸福追求」(後半)しろくま こにしくんは東京に行って変わった? こにし 変わったのかな。だいぶマイルドになったと思うけれど。過激発言はしなくなった。 しろくま ちょっと東京化してマイルドになった。 こにし 東京に染まったというより、社会人カルチャーに染まってしまっていて、非常に残念ですね。 うえむら それは東京化ではなく社会人化でしょう。 しろくま そっかそっか。 こにし 身近な人たちのトレンドを追いかけていると思います。

資本主義、個人主義、社会契約 #1

◆自由の代償として私たちが背負わされているものうえむら 最終章、第7章です。P240で「自然科学的なテクノロジーや社会科学的な制度」に加えて「思想上の正しさ」という政治的な面が区別されているのは章の見通しとして分かりやすかったですね。 しろくま P244には「しかしミルが展望していたのは、多様な人間と多様な議論が存在しても構わない社会で、マジョリティの思想やライフスタイルがマイノリティに押し付けられる社会や、ブルジョワに端を発した思想やライフスタイルが全ての個人を捕らえて離