スイングスピードを上げるために必ずやって欲しいエクササイズは?
埼玉県草加市、東京都駒沢公園・曙橋の野球の動作改善専門トレーナー北村智哉(Twitter:@kugayamatomo)です。
冬のこの時期は、筋トレなどをシーズンインしている時よりも精力的に行っている方も多いと思います。
そういった方の中に「より長打を打ちたいからスイングスピードを上げたい」と思ってる方もいると思います。
スイングスピードを上げるために腹筋をやる方も多いと思いますが、私は、それよりもやるべきエクササイズがあると考えています。
なぜなら、スイングは腹筋だけを使って行っている動きではないからです。
今日は、私がスイングスピードを上げるために必ずやって欲しいエクササイズをご紹介し、そのポイントもお伝えしていきます。
スイングは腹筋をつかうけど・・・
よくトレーニングの指導をしていると、このように聞かれます。
「スイングスピードを上げるには、腹筋が大事ですか?」
確かに大事ではあるんですが、最重要かというと、個人的にはそうは思えません。
腹筋群は身体を捻じる作用があります。
実際に、お腹を捻じれば、腹筋群に力が入るのはわかるかと思いますが、あくまでもお腹を捻じるために使われるだけです。
ここで考えてほしいのは、スイングという動作です。
それも、全体を見てほしいのです。
スイング動作は、全身動きます。
この身体全体の動きがあるからこそ、スイングという動作が出来るのです。
お腹を捻じるというのは、その動作の中の一部の動きです。
その一部の動きをよくしたからといって、スイングスピードが上がるのは、ほんの少し・・・いや、もしかしたら、ほとんど上がらないかもしれません。
その様に考えると、スイングスピードを上げるために、腹筋を目一杯やって追い込んでも意味がない、時間の無駄だと思います。
スイングスピードを上げるために
では、スイングスピードを上げるためには、どのようなトレーニングをしていけばいいのでしょうか?
まずは、この2種類をしっかりやってみてください
・スクワット
・ベンチプレス
スクワットは下半身の筋肉を多く使い、筋力アップに適しています。
また、ベンチプレスは上半身の筋肉を多く使い、筋力アップに適しています。
背中側の筋肉を、上記の2つでは、なかなか使えないので、これに余裕があれば、懸垂や背中のロウイングなどのエクササイズをプラスにできると良いです。
なぜ、ベンチプレスとスクワットを勧めるのか?
理由は、腹筋だけよりも多くの筋肉に刺激が入り、それにより、筋力アップの効果が出来、スイングスピードのアップに繋がりやすいからと考えるからです。
また、スイングは、全身の運動でもあります。
実際に、様々な研究で、ベンチプレスやスクワットの筋力とスイングスピードには相関があると、論文でも発表されています。
どこか一部の筋肉を一生懸命鍛えても、スイングスピードは、なかなか上がりません。
まずは、一部ではなく、全体の筋力アップを図ってみてください。
ベンチプレスとスクワットを行う際に、何を意識する?
最後に実際に、ベンチプレスとスクワットを行う際に、何を意識していけばいいのでしょうか?
意識するポイントは、出したらキリがありませんが、まずは、この2つを意識してみてください。
・回数
・可動域
まず、回数ですが、1つの目安として、8~12回×3セットを目標に行ってみてください。
次に可動域ですが、ベンチプレスの場合、特に肩などに可動域制限がない場合は、しっかりバーが胸に当たるまで落とすことをおすすめします。
スクワットの場合は、まずはパラレル(太ももが床と平行になるぐらい)を目標に行ってみてください。
そして、更にフル(お尻が膝の高さよりも低くなるぐらい)の深さまでお尻を落として行ってみてください。
フルスクワットで行う場合は、パラレルよりも挙上できる重さは軽くなるという事と、股関節の可動域が必要になってきます。
これにかんしては、こちらのnoteにて書いていますので、参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
スイングスピードを上げていくためには、腹筋だけでなく、全身を鍛えていくエクササイズをしっかり行ってみてください。
まずは、今日はご紹介したベンチプレスやスクワットを軸として行ってもらい、余裕があれば他のエクササイズにも挑戦をしてみてください。
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野球の動作改善専門トレーナー北村智哉
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