ピッチングのパフォーマンスを上げる遠投時の2つのポイントは?
埼玉県草加市、東京都駒沢公園・曙橋の野球のパフォーマンス改善専門トレーナー北村智哉です。
ピッチングのパフォーマンスが上らずに悩んでいませんか?
それを上げていくために、1つの方法として、遠投をする選手がいますが、私は遠投を行なっても必ず投球のパフォーマンスが上がるとは考えません。
なぜなら、実際のピッチングと遠投には大きな違いがあるからです。
しかし、2つのポイントを意識するだけで、パフォーマンスアップにも繋がると考えます、
今日は、遠投を行なってもピッチングのパフォーマンス上がらない理由と、意識する2ポイントをお伝えします。
是非、読み終わった後に、自分の練習を振り返ってみてください。
遠投と投球の違い
まず、遠投とピッチングの違いを考えていきましょう。
ピッチングでは、平地ではなく、通常マウンドがあります。
マウンドの高さは25.4cm、ホームまでは18.4mの距離があります。
そして、そこから本塁へと踏み込み、投げます。
この条件下で投げるわけです。
次に遠投ですが、主に平地で行い、距離は様々ですが50mや80mといった距離で投げますし、時には100m離れることもあるでしょう。
そして、遠投時に何も言わずに選手にやってもらうと、多くの選手がノーバウンドで相手に投げようとします。
50m程度ならノーバウンドで、ライナー性の軌道で届くと思います。
しかし、それ以上に距離を離していくと、大きな山なりの軌道を取るような投げ方になると思います。
ここで分りますよね。
通常のピッチングでは、大きな山なりの軌道を取るような投げ方になるでしょうか?
なりません。
大きな山なりの軌道を取るような投げ方になってしまうと、斜め上に向かって投げる様なリリースポイントになります。
しかし、マウンドからの投球を考えると、その様なリリースポイントで投げてしまうと、バックネットにボールをぶつける様な形になってしまいます。
ですので、大きな山なりの軌道を取るような投げ方で行う遠投は、私はやらない方がいいと考えます。
遠投は、やらない方がいいのか?
では、遠投は、やらない方がいいのでしょうか?
いや、そうとも限らないのです。
なんか、複雑だな・・・って思うかもしれませんが、遠投には肩のコンディションニングという位置付けでやるにはいいと考えます。
そして、遠投を行う際に2つのことを意識して欲しいのです。
それは・・・
①身体全体を使うこと
②投球の軌道を低いライナー性になるように意識
身体全体を使うこと
遠投時には、遠くに投げるために、自然と行うと思います。
これは通常のピッチングでも必要なことです。
身体全体を使って投げることで、球速がアップしたりします。
これは、近距離のキャッチボールでは難しく、ボールを遠く・早く投げることをしようとすると、自然とこの様な身体の動かし方になるはずです。
投球の軌道を低いライナー性になるように意識
最初にお伝えしましたが、遠投時には、遠くに投げようと意識するために、大きな山なりの軌道を取るような投げ方をしてしまいます。
この様な投げ方では、ピッチングとは変わってきてしまいますので、ここでもピッチングにより近い形の投球の軌道を低いライナー性になるように意識して欲しいのです。
これを意識すると、50m前後の遠投だと必ずバウンドしてしまうと思います。
しかし、それでいいのです。
バウンドしてもいいので、投球の軌道を低いライナー性になるように意識して投げて欲しいのです。
その際に、助走ありでも、なしでも私はいいと考えます。
助走できるスペースがあるなら、助走してもいいと思います。
臨機応変に対応しながら、投げてもらえたらと思います。
まとめ
では、今日のまとめをしていきましょう。
◎遠投とピッチングの投げ方は、必ずしも直結しない。
◎遠投は、肩のコンディションニングとして行うには有効
◎遠投時には、身体全体を使って投げること・投球の軌道を低いライナー性になるように意識することでピッチングに繋がる
きっと遠投をキャッチボールの時に、やっていた方やチームがあると思います。
しかし、遠投に対して、しっかりとした目的を持っていることで、それがパフォーマンスアップにも繋がってきます。
次回の練習から今日お伝えした2つのポイントを意識しながら行なってみてください。
キャッチボールを行う時にこういったことを意識して行うことも大事ですので、こちらのブログも読んでみてください。
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野球のパフォーマンス改善専門トレーナー北村智哉
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