IBS 私の現状

過敏性腸症候群(以下略称でIBS)をご存知でしょうか
簡単にいえば腸に問題はないのに、ストレスなどにより神経が過敏になり、お腹が痛くなる、下痢、便秘になる。そんな疾患です。
私は30代男性
診断はされていませんが自称IBSとして、主に通勤、または旅行時の移動で日々生活の不自由を感じています。
何も不自由を感じない人はいないと思いますが、こんな人間もいるんだよということの理解につながればと思い書きつづってみます。

過敏性腸症候群(IBS)そのしんどさ

IBSとは腸に腫瘍や炎症がないことを前提として、お腹の痛み、下痢便秘を繰り返すという疾患です。

診断基準としてローマⅢ基準というものがあり
最近3ヶ月で月3回以上腹痛、お腹の不快感が繰り返しおこり

  • 排便によって症状がやわらぐ

  • 症状とともに排便の回数が変化する

  • 症状とともに便の形状が変化する(下痢、便秘など)

この3つのうち2つ以上当てはまる

このような基準があるそうです。

調べてみてわかったのですが

日本で1200万人ほどの患者数が推定されていて
若年層に多く、男性では下痢症状の人が多いとのこと。

人口の約10%もIBSの疾患を持っていること
若年層に多いこと

意外とマイノリティーでもないのかなと少し安心します

その他にも
うつ、パニック障害、不安症状も高い確率で合併しているともいわれています。

実際自分の症状としては
通勤、通学時(朝の移動時のみで夜は症状がない)バスや電車を利用すると腹痛、トイレが我慢できなる、下痢といった症状になります。

排便後は改善し通常の生活ができる
朝出かける前にトイレを何回も済ましているにもかかわらず症状がでる

という点で基準にあてはまるのではないかと感じています。

また
パニック障害の合併という点もそうかもなと思い当る点も、、、

私のトラウマ

IBSの原因は特定はされていないそうなのですが、ストレスによって腸が過敏に反応して症状が起こるということが言われています。

私の場合、
電車やバスといった閉鎖空間にいることがストレスの引き金になり、トイレに間に合わないのではないかと不安から余計に腹痛がひどくなる

といった感じの症状です。

不安の原因は
過去のトラウマが原因と勝手に思っています

自分の記憶では
高校生となって公共交通機関での通学を始めたあたりから症状が気になり、
大学で満員電車、トイレの混雑を経験した結果
今の状態に行き着いたのではないかと思っています。

勤め先、学校に間に合わないのではないか
もし失禁してしまったら
トイレが見つかるのか
トイレにまでたどり着いたとして、順番待ちでどれだけ腹痛に耐えなければならないのか

移動時に何度も腹痛、トイレを探し、駆け込む、順番待ちなどの経験を繰り返すうちに
そんな不安が頭から離れず余計にストレスを感じる

自宅であれば自分のタイミングでトイレに行けるという安心感から休日は腹痛など症状はなく、
また夜、帰宅時については電車などの混雑、渋滞もないため症状はないように思います。

旅行、特に海外へ行った時はトイレの心配ばかりで楽しむ余裕は余りありません。。。

一般的な治療法

一般的に治療法としては

  • 生活習慣の改善

  • 薬物療法

があります。

薬物療法については
それぞれの症状に応じた対症療法の薬、またIBSに対して使う薬もありますが、生活習慣を改善したうえでの治療になります。

生活習慣の改善として

  • 3食規則的に摂ること

  • 暴飲暴食をしない

  • コーヒー、アルコールを控える

  • 禁煙

  • 十分な睡眠

が主な改善策でした。

自分にあてはめると

  • 3食規則的に摂ること→1日2食

  • 暴飲暴食をしない→していない

  • コーヒー、アルコールを控える→習慣的な飲酒あり

  • 禁煙→非喫煙者

  • 十分な睡眠→1日6~7時間睡眠

改善点はちゃんとありそうです

今後の対応

以前から症状に悩まされていましたが、ここ1週間でIBSの症状が何回もでたので書き綴ってみました。

今まで仕方ないものと思って諦めていましたが
同じような症状を持つ人も一定数いると思うとひとつの体験談として近況を書いていけたらなとも思います。

取り組みとしては

  • IBS日記

  • 習慣的な飲酒を控える

といったところでしょうか。

ひとまず、症状のあった日、状況を記録するようにして状況を把握した上で近々受診してみようかなと考えています。

もう一つ、飲酒についても不安症の側面もあることからつい手が伸びてしまうお酒。

我慢といきなりするもの、つらいので
休肝日週1日から始めてみようかなと思います。


参考 日本消化器病学会ガイドラインホームページhttps://www.jsge.or.jp/guideline/

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