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J-HopeのProofがEgoになるまで【+220614会食追記/さみしくとも明日を待つ】

Teaser、カムバ、ペン、TMI…K-POPに触れてから今まで使ったことのない新しい言語を山のように覚え、流暢に使いこなす日々に変わった。

ProofのTeaserに振り回される日々。期待が大きくなる分がっかりすることだってもちろんあるし、全力を注いでいるに違いない作品に負の感情も持ってしまう自分に落ち込んだりもして、オタクは忙しい。

彼らの証明、Proof

毎日更新される彼らのProofが語られるショートフィルム…彼ら自身の言葉で、私たちが知っている彼らの内面から綴られ語られる言葉は毎日素敵だった。(日本語字幕がなかったことに対してはマイノリティに対しての配慮というグループ方針に賛同する下から目線でも、一大顧客としての自負をもつ上から目線でも悲しかったけれど、英韓同時学習してる身だしとなんとか心を鎮めた)

特に、
ホソクさんのProofがとても心に刺さった。

私は正直、途中までまさに完璧な明るさのj-hopeという人が少し苦手だった。苦手、というのは、ガサツな自分の友達にはなってもらえなさそうだな…という感情。

アイドルj-hopeという名に恥じず生き、引っ張りあげ、一方でなりたい自分の姿があまりに完璧で苦しいのでは?と思ってしまうこともあったし、一見してタイプが真逆なジンくんと仲良くしているのも不思議な気持ちで見ていたから。

そんな彼がいう、EgoがProofという言葉。

彼がもつ高い理想と、彼が認識する彼自身のアイドルとしての姿ははじめ、近いところにはいなかったと思う。理想の姿はきっと、ダンスで引っ張る姿や、バラエティで盛り上げる明るくかっこいい姿だ。

一方で彼自身も言っていたように、以前の彼は機嫌の良し悪しがよく漏れて、それを隠したい人だったのかなと思う。彼が優しいだけじゃないってみんな知っているのに、人間なんてそうやってできているのに、彼だけがそれを受け入れられてない感じがした。

だけど嘘をつけない。いつも言葉がまっすぐで、ダンスはパーンバン!の様に擬音が豊富な彼は、決して口もうまい方ではないと思う。ラップラインで括ると残り2人の口先のうまさと言ったら尋常ではないので…(だいすきですが)。彼のメントがいつも素直で、前向きなものであったのは、彼自身の性格と、魅せたい部分が併さった姿なのかなと思っていた。

そんな彼が、苦しいこともあったけど、そんな部分も含めて僕自身だと受け止めることができました。と言っていて。(Herという相手を愛し期待に応えたいあまり、仮面を被ってしまう曲と併せて話しているのも彼らしいお洒落さだったな)

だからこそ余計にグッときた。
彼が受け入れられなかったEgoこそがProof、
そう言えるまでに積み上げた努力と、裏付ける功績、周りの言葉や信頼を感じたから。

祝ソロでのフェス参加

いつも行動で示すよね、時々メンバーが言う。そんなのかっこいいに決まっていて。

優秀な姉や兄を持つ弟として、ジンくんとホソクさんが話しているラジオ記事をみた。私はこの2人のこと、似てないと思っていたけれど、自分自身を愛する難しさとの向き合い方が少し似ているのかなと思った。

BTSのj-hopeですと言えなくなってしまったら、何の自己紹介もできない…と映画でつぶやいていた彼の姿が印象に残っていた。きっと今の彼には心配ない。

だからこそ。

貴方自身の姿をもっともっと見せてね。
真ん中で、まっすぐに、一番光るように輝く彼。
みんなが見たいのはそれだけだ。

彼の冠する希望という言葉は、キラキラ光り輝くものだけどただ底抜けの明るさじゃないことを私たちは知っていて。パンドラの箱に最後残った光のような、そんな大切な明るさだなと改めて思った。

これからも輝き続ける貴方に時々目を細めながら、
しっかりと焼き付けて行こうとおもうので。

追記

そしてFestaを迎えたわけで。

こうなっていく一番手として選び取ったのか選ばれたのかもしくはその両方だったのか、わかることはないのかもしれない。

冷静に受け止める力はまだ少し足りなくて、いつでも彼らの言葉だけを信じたいけれど、現実は彼らのいう通り、言えることと言えないことがどちらも多すぎる。SNS全般だって、どれだけ仲のいい友人だって、家族だってそうなんだけれど。アイドルという現実と偶像をミックスしたような位置づけは時折距離感を失わせすぎるから、気を付けないとなと思うけれど、考えてしまう。

そして彼が常に持っている覚悟(と呼ぶのが適しているのかわからない、大きな意志の塊)を、あえて見せていたんだなと気づいて、すとんと腑に落ちたような気持ちになる。j-hopeだけじゃない、彼らはProofと、グループと、そして自分たちとそうやって向き合って、むき出してくれたのだ。時期も、物語も時に私たちは大きな波に巻き込まれていくしかない。

さみしくとも明日を待つ

それぞれ活動があること、それぞれが尊重されていくことと、
それぞれになっても同じように応援し続けることは勿論イコールではなくてもいいので、あまり自分を縛りすぎないようにしなきゃなと自戒を込めてみる。全員でグループがあるからこその個人です、と改めて言ってくれたことをしっかりと受け止めたいなとも思う。

全員のなかでそれぞれがいる意味があって、より輝く彼らのことがこれからも好きだから、もしかしたら一度私も潜るのかもしれないな。また出会える日が寂しくとも楽しみだな。時間がまた気持ちを落ち着けてくれるのを待ちたいし、拗らせる前に少しずつ自分の感情も整理したいなとも思う。

愛を言葉にすることはあまりに難しいけれど、私がだいすきな文章たちのお陰でそのすべてに、その細部に愛は宿るとも確信しているので。

さみしくとも明日を待つ。

(こちらの言葉曲名引用です、素敵なタイトル)

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