Hackaruを2022/11/12にサービス終了します 😭
こんにちは。個人で時間管理アプリ Hackaru を作っている @ktmouk です。
掲題の通りなのですが、Hackaru のサービス運用を 2022/11/12 をもって終了することにしました。
現在ご利用頂いている方には申し訳ございません。
なぜ終了するのか?
様々な要因があるのですが、主に下記の通りです。
1. 開発の時間が確保し辛くなった
個人な話なので曖昧な説明になってしまうのですが、機能追加、改修をするための時間が確保しづらくなり、このままサービス運営するのは難しそうだと思ったのが一つの理由です。
また、機能追加をしなくとも定期的なメンテナンスは必須なのでこのまま運用するのも良くないだろうと判断しました。
2. 結構費用がかかる
最初は1万円前後で済んでいましたが、運用を続けるにつれ3万〜4万程度かかるようになりました。毎月 Nintendo Switch が買える。
ただこれは個人開発とはそういうものだ、という話ではなくてもう少しアーキテクチャ設計を低コストにすることを意識していれば解決できた問題かもな、と思っています。
3. もう一度サービス設計を考え直したい
2.の理由と重なりますが、アーキテクチャ設計を含め、どのような時間管理アプリを提供したいのか改めて考えなおしたいと思ってます。
様々な方にユーザインタビューにご協力いただき、色々新しい機能のアイデアを構想していたのですが、現状提供している機能(プロジェクトなど) と辻褄を合わせつつ新しい機能を実装するのは難しいと考えて、やはり一度クローズするのが良いだろうと考えました。
今後の予定について
2022/11/11 まではサービス運用を続け、それ以降はサービスにアクセスできなくなります。
計測記録を保存しておきたい方は、大変お手数ですが、CSVエクスポート機能などをご利用いただけますと幸いです。
今回学んだこと (備忘)
以下、今回の個人開発を通して学んだことを自省がてらまとめておきます。
何を提供したいのか最初に決めておく
サービスをローンチする前に誰がターゲットなのか、何を届けたいのかはっきり定義しておくことが大事だと反省。
Hackaruは「時間管理」を提供するという意味でははっきりしていましたが、具体的にどのように利用をしてほしいのか曖昧だったのは反省点でした。(悪い意味で汎用的すぎた)
また、サービスを運用するにつれて、構想当初に何を考えていたのかを忘れてしまう可能性があるので、文書化して残しておく。
最初はスモール設計を意識する
2.の経験を通じて。なるべく運用がラクに、スモールな状態で始めることを意識する。将来的な拡張性を考えてなるべくオープンソースなライブラリを使いつつAWS配下で運用するように意識していたのですが、FirebaseのようなBaaSをもっと活用してもよかったかなと反省。
また、どのように設計しても運用費は必ずかかるので設計段階でどのようにその費用を賄うのかも考えておく。 (サブスクを作る、受容できる金額を事前に決めておく、etc)
(以下、思いついたら追記)
最後に
利用いただいたユーザの皆様、本当にありがとうございました。
大体3年くらいサービスを運用し続けたのですが、個人開発を通して色々とエンジニアとして成長できたなと感じてます。
また、現在ご利用頂いている方には大変お手数をお掛けして心苦しいですが、ご理解いただけますと幸いです。