5/22

起きて支度。美容院へ。眠い。
土日はいつも美容師さんが忙しそうで落ち着かないので平日に行くようにしているのだけど、急遽友人と会うことになったので散髪。前髪がひどい有様になっていたので整えてもらう。「アラサーらしく、おでこを出そうと思って」と言うと笑われる。前回は「若くなりたい」と前髪を作ってもらったばかりだったので。シャンプー担当の人が下手くそすぎて面白かった。そのあとなんかミスって美容師さんに「まじか」みたいな顔されてた。

終わって友人に連絡するとちょうど下北沢に到着したところだと言うので落ち合う。毎日LINEしているので「久しぶり!」という感じはないが、実物を見るのは半年ぶり?なので変な感じだ。コロナ前なら3ヶ月に1回くらいカラオケしてたのにね。

ガストに入る。下北沢で会うとガスト行きがち。消毒液、検温、換気してますの張り紙、アクリル板も置いてある。すごい。注文も机上のタブレットでやるので気が楽だ。ドリア頼む。いろいろ渡し、受け取る。食べつつ雑談。店内は高校生が多い。友人は「久々にガストきたけどこんな感じなんだ?」ときょろきょろしている。

16時から待ち合わせがあるというのでそれまで話す。政治の話、「今はみんな普通にしているけど、言ってしまえば災害時であり、仮にこれが大地震だったとしたらこんなにタラタラ対応してたら大変なことになるよね」みたいな話、ちょっとした切り傷から非常用持ち出し袋に応急処置セットを入れ忘れてたの思い出した話、鉱石やダイヤの話、スピの話、金持ちはどのくらい前の代から金持ちなら成金じゃないのか、金持ちの子は甘やかされて育つと土地を安易に売りがちという話、本当の金持ちはどの大学に行くのか、お互いの先祖の話。楽しかった。楽しすぎて「君は!君の人生で!大島渚賞を獲りたいと思わんのか!!」とか言ってた。意味不明。楽しい。友人といるといつだってそこが所沢校舎のベンチになる。気づくと日が暮れてて、たらたらバスに歩いて行くあの感じ。気づいたら2時間くらい経っており、周りはサブカルな人が増えている。

友人が待ち合わせ場所に行くというので、見送り。街をぶらぶら。人が多い。とにかく多い。そりゃ「若い人は〜」と言いたくなるくらい、若い人が多い。でも逆に言えば、これだけ人が出てるのに感染者が抑えられてるってすごくない?とか思ってしまう。
日記屋「月日」に自分の本を置いてもらっているので向かう。友人が店長をやっていると言っていたので、挨拶でもと思うが、知らない人しかいなかった。「実は本を置いてもらっていて〜」と挨拶でもしようか悩むが、そういうの苦手なのでやめる。社交性皆無。外のベンチではカップルが「ここ見つけられてよかったわぁ穴場だわぁ」とドヤ顔で話していてなんだか無性に腹が立つ。

家に帰る。恋人は銭湯に行ったがサウナが開いてなかったとかで帰って来た。そうなんだあと言って本読む。友人から受け取った『消毒日記』。

積ん読しがちなわたしが一気に読んでしまった……!面白かった、いや面白かったというと語弊がありそうだけど。こんな感想どうかと思うけど、文章が上手だ……。ライターやっていることもあり、ニュースなども客観的に見ているし、何かに言及するときも引用元とかもちゃんとしているし、安心感がある。なんというか、イライラしない。ちゃんと「わかっている」なあという気持ち良さで進む。恋人さんとのエピソードもいちいち良い。生活。そして料理が美味しそう。メニューくらいしか書いてないのだけど、それが全部美味しそうでお腹空いてくる。
小沼理氏、大学一年の入学歓迎会?とかで同じテーブルになって、そのあと美学の教室で一緒になって、いつも気を利かせて話してくれていて、それから全然会う機会がなかったんだけど、ゼミ雑誌の俳句とかが超よくて「いいなあ」と勝手に思っていた。ので、この本で会えて本当に嬉しい。俳句もまたやってほしいな。そして同級生がこういう風にどこかで活動していて、10年越しに本で会えるって嬉しい。ありがたい。

恋人がご飯を作ってくれるので食べる。ほうれん草の味噌汁、コンビーフとロメインレタスのカレー粉炒め、母からもらった銀ダラ、そら豆。居酒屋飯という感じで美味しかったー。

Twitterを見ていると望月めるが亡くなっていた、というニュースが出て来てびっくりする。タイムラインでは誰も言及してなかったけど、トレンドに出てきて知った。まいちゃんがよく「もちめるちゃん」と呼んでいたので、「へえ、そういう子がいるんだなあ」と思っていたけれど、そうか。亡くなったのか。前に虚無が来たときに、まいちゃんねるのミスiD感想ラジオ(非公開)を聴いて、「もちめるちゃんがこれからどうなるのか心配」と言っていて、わたしも気になってTwitterとか見に行ったの思い出す。あのときはまだ生きていた。まいちゃんと話したい。まいちゃんはどう思うんだろうか。なんて言うんだろう。生死の狭間にいて危ういなあと思う子、みんな連れて行かれてしまう。

カタログギフトで頼んだフェイススチーマーが届くので試す。

Panasonicのやつを買おうとしていたら、カタログギフトにあったので頼んだ。ちょっとサイズが大きいけど、スチーマーとしてはかなり良さそう。試しに化粧落としやってみる。かなり良い……!毛穴の奥の汚れまで落ちてそうな感じがする(本当に落ちているかはわからないが……)。ツッパリ感とかもない。血色も良い。そりゃまあ温風(?)を浴び続けているんだからそうか。これからも使い続けよう。スチーマーのあとに友人からもらった洗顔を使ったらめちゃくちゃ肌の調子良くて、CMみたいに頬触って「お」っていうのやっちゃったよ、恥ずかし。

恋人はくさくさしているようで携帯やって寝てしまう。フィットボクシング。風呂。漫画読んで、ラジオ聴く。恋人は起きてきて風呂に入る。大丈夫かしら。寝る。

審査員・黒沢 清(映画監督)
「いろいろあったけど、よかったよかった」となる映画が多すぎる。
本当にいろいろあったなら、人は取り返しのつかない深手を負い、社会は急いでそれをあってはならないものとして葬り去ろうとするだろう。
人と社会との間に一瞬走った亀裂を、絶対に後戻りさせてはならない。あなたがささやかに打ち込んだクサビは、案外強力なのだ。
よかったよかったと辻褄を合わせる必要なんかどこにもない。
「たかが映画だろう」と周りは言うかもしれない。
しかし映画とは何だ?ぼんやりとみなが想像するものだけが映画ではない。
表現の極北から見出される鋭い刃物のようなクサビで、人と社会とを永遠に分断させよう。これら二つが美しく共存するというのはまったくの欺瞞だ。
このような映画製作に挑む若者を探している。それは大島渚が切り開いた道であり、決して閉ざしてはならないと思うから。

大島渚賞の話は、この黒沢清のコメントの話をしたので……。このコメント、本当に良い。刻んでいきたい。

閑窓社の新刊受け取った。プロフィール紹介のページで自分のやつに笑ってしまった。ミスだろ、ってくらい内容が薄くてウケる。タイトルも一人浮いてるし。悪ふざけしているのがバレそう。まあいいか。読んだ方、感想お待ちしてます。

文章書いたり、家の細々したこと片付けたり、もっとぱきぱき動きたいのにどこか鈍くて全然できない。悔しい。「ああ何しようかなあ」と思っている間に1日が終わっていく。ぴえーん。

シャネル展に行こう(メモ)

百貨店に行きたい(新しいリュックとサンダルと友人への結婚祝いを買いたい)んですけど、また高級ブランドが休業するんですって?どういうこと……?(怒っているとかじゃなくて不思議なことばかりするなあの顔)

2年?3年?前に買ったイッセイミヤケのブルゾンをめちゃくちゃたくさん着ている。最高。もっと着たい。みんなに「スケスケですね」って言われる。そうなの。かわいいのよ。

これね。今更になってスカートも買っておけばよかったかなあと後悔。店員さんが「海外人気がすごい」と言っていたけど、探しても中古品が全然出てこない。買うときも結構探し回ったので、そりゃそうか。大事にしよ。

友人とアクリル板越しに話しているとき、「いつも遊んでるメンバーに棚田を見に行きたい、って言われたんだけどさあ、棚田に行ってもさあ、だいたい反応わかるじゃん。わ〜!すごーい棚田だ〜!…………じゃん」と言われたとき、めちゃくちゃ面白くて、アクリル板越しなのでそのワンシーンだけテレビみたいに見えて、なんかめちゃくちゃ面白かったんだよな。うまく言えないんだけど。

人に会うの楽しい〜〜〜〜あ〜〜〜〜〜〜〜〜(地面にある謎の穴に向かって行き場のない気持ちをぶつける様子)

応援があると人は強くなる。例外なくわたしもそのはずです。