Leicaは触っちゃダメ。

最初のきっかけはLeicaを趣味で持っているお医者さんから、「いやぁ、たまらないですよぉ、スナップとかで持ち歩くと」と言われ続けていたんです。

でも、元々スナップやらないし、なんか気になったら今ではスマホで十分でしょ?的な感じで敬遠していた感があります。更には、これだけ「瞳AF」だなんだと高性能な方向に向かっているのに、仕事でワンテンポ遅れる作業が増えるということはポートレートが主な僕に撮っては、マイナスしかないだろうなと。それでなくても、まだ周りのプロカメラマンに色々と撮ったものを採点してもらっている段階なのに、宝の持ち腐れになるのは値段的にイヤ(笑)買うのならば、相当なレンズ資産なりカメラなり売り飛ばさなければならない。前にCanonからSONYに乗り換えした時に相当な覚悟したからなぁ・・・。ホントに2週間くらい悩んだし。

安定のCanonと、確かに評価は高いけどなんかSONYのカメラ?というイメージが払拭出来なかった部分でモヤモヤしていましたからねぇ・・・。結果的に、僕にとっては変えてから「これで良い写真撮らなきゃ」という背水の陣的な気持ちが良かったのかもしれませんが・・・。

閑話休題。

それでも、そのお医者さんが「一回持ってきますから、触るだけでも触ってみたら良いのに」と。まぁ、わざわざ持ってきてくれるのならば、まぁカメラでLeicaって良いもんだって散々言われているし、実際持ってみて気持ちが揺らぐようなことはあまりないだろうということで、軽い気持ちでお願いしました。

画像1

っというわけで、持ってきてくれたのがLeicaM10-P。
もう、高いって分かっているから流石に恐々持つ感じ。綺麗に使われていて、更には初めて生で見たのがM10-Pなのが良くなかった(笑)

画像2

とにかく、外観カッコいい。
表面は真っ黒で「Leicaでございます」感がもっと出ているのかと思いきや、シンプル。でも、本体上部の刻印がヤケにカッコいい。

早速、色々触らせてもらったんですが、今までもマニュアルで撮ることはあっても9割方AFに関してはカメラに頼っていた僕に撮っては衝撃。
まずはピント合わせなんですが、レンジファインダーなので全体的な構図が分かりにくい!
そしてピントが合ったら撮るとなると、自動的に「日の丸構図」になってしまう。
更には70cm離れないといけないので、「あれ?ピント来ない?」と思っていたら、自分がその被写体に対して70cm以内に近づいていると。

でも、撮れた絵を背面で観るだけで「撮れた」というだけでなんか感動。
撮るまでの所作というか、今の最新鋭機とは違い「お作法がいる」感じもイヤじゃなかったんですよね。
でも、実際購入金額を聞いたら「う〜ん」と唸ってしまう金額。
お医者さんですから、勿論新品購入。いいなぁお医者さん(笑)

っと、とりあえず30分くらいの間だったんですけど、僕の感想は「でもなぁ、Leica買うならモノクロ用に欲しいんだよな」と伝えると、

お医者様「あ、新しいLeicaM10Mっていうモノクロしか撮れないやつ出ますよ」
   僕「マジ?」
お医者様「但し、ホントにモノクロしか撮れないですけど」
          僕「なに、このご時世にモノクロ専用?」
お医者様「それがLeicaなんです(笑)」
   僕「でもなぁ、画素数最低4,000万画素は欲しいんだよなぁ・・・」
お医者様「あ、それもクリアしているそうです」
   僕「・・・・・・・・・・・・・・・」

このやり取りが引き金でした・・・。


続く

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