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【東京の魅力を探す夏】葛飾区でキャプテン翼の銅像めぐりをしてきました

日に日に混迷を極め、特にまさかの「東京外し」をかまされた都民にとっては、腹立たしさばかりが募る「GoToトラベル」。でも、もういいんです、諦めました、割り切りました。楽しみって、他人から与えられるモノじゃないし、ましてや政府にお金を出してもらって得るモノじゃないんですよ!

だから、家族で前向きに、何か楽しいことをしよう! と。

ただ、東京都民は、都外に遊びに出かけると、ややこしいことに巻き込まれたり誰かを不安にさせたりする恐れも…。じゃあ、都内で何かないものかな? と考えた結果、葛飾区にあるというキャプテン翼の銅像群を見に行こうというアイデアに落ち着きました。

なぜ、キャプテン翼? なぜ、葛飾区?

言わずと知れたサッカーマンガの名作「キャプテン翼」ですが、現在、スポーツ配信サービス「DAZN」で、リメイクされたアニメが配信されています。これに、うちの5歳の息子がどハマり中。銅像めぐりを提案したところ、目を輝かせて「行きたい!」との答えでした。

葛飾区四ツ木は、作者の髙橋陽一先生の出身地だとか。世界的なクリエイターの偉業を称えよう!(ついでに、街おこしにもつなげよう!)と、京成電鉄の四ツ木駅は、駅全体にキャプテン翼の世界観を満喫できる特別装飾が施されています(公式サイトはこちら)。

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元バルセロナ&スペイン代表の世界的名手であり、現在はJリーグのヴィッセル神戸でプレーするイニエスタ選手の等身大の像があったりとか(息子は怖がって近寄らなかった…)

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駅を出て正面にあるファミリーマートの看板にサッカーボールがめり込んでいたりとか(息子いわく「日向小次郎のタイガーショットがぶつかったんじゃない?」)

銅像は全部で9種類。四ツ木駅から出発!

さあ、さっそく四ツ木駅から出発して、銅像をめぐっていきます。

葛飾区の公式サイトによると、銅像は全部で9種類。すべて、四ツ木駅とその隣の京成立石駅の周辺に散在しています。公式サイトにPDFも公開されているマップが四ツ木駅に置いてあったので、これを片手に出発です。

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最初の銅像は四ツ木駅から徒歩数十秒、「顔面ブロック」でおなじみの石崎了です。うちの息子がこの銅像を見つけるやいなや、思わず口にしたのは「ちっちゃっ!」というコトバ。うん、確かに小さい。公式サイトによると、全9種のうち3種は等身大で、残りは小型サイズなんだとか。

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お次は、四ツ木駅から徒歩数分の四つ木公園。大空翼の永遠のライバルである日向小次郎の凜々しい立ち姿(ただし、小型サイズ)が現われます。ユニフォームの袖を肩まで捲った姿がちゃんと再現されていて、オールドファンもニッコリの仕様です。

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続いては、四つ木つばさ公園の大空翼。これは等身大ですね、さすが主人公。等身大とはいえ、小学生なので、そんなに圧迫感のあるサイズではありません。日曜の昼下がり、誰もいない公園でも元気いっぱいの表情でした。

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次は、四ツ木駅からは少し離れた場所。水戸街道という大きな道路の脇に、翼とその師匠であるロベルト本郷が仲良く佇んでいます。これも小型サイズですが、師弟の絆も感じられて、個人的にはいちばん好きな仕上がりかも。

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銅像めぐり四つ木編の最後は、葛飾郵便局のそば。通称「あねご」の中沢早苗です。翼の応援を続ける、いちおう作品のヒロイン的な存在なのかな。小学生時代は男勝りなキャラですが、のちに翼と付き合ったのち結婚。二児の母となります。

京成立石駅の周辺は4種類。最後は参加型!?

あねごを見たあとは、渋江公園へ。立石駅方面へ徐々に近づいています。

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渋江公園にいるのは、翼と「ゴールデンコンビ」を結成した岬太郎。さすが、主人公の盟友。等身大サイズです。野原のすみっこに設置されているので、背景がサッカーのフィールドっぽくて、写真映えもバッチリ。

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岬太郎のあとは、食事休憩(うどんが美味かった!)をはさみつつ、立石駅の近くまで移動。立石一丁目児童遊園には、いわゆる「ヒールリフト」をしている大空翼がいました。息子は「また、翼!?」とか言ってますが、気にせずに先を目指します。

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続いては、意識高い系の天才ゴールキーパー、若林源三。トレードマークであるアディダスのキャップも忠実に再現されています。「立石みちひろば」という名前のふわっとしたスペース内に設置されていて、なぜか目の前には井戸がありました。

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そして、いよいよ最後。都立南葛飾高校正門横に設置されているのは等身大サイズの大空翼像なのですが、じつはこれ、参加型。翼の横、岬太郎の位置に立ってシュートのポーズをとると、あの「ツインシュート」を完全再現できるのです。

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そんなわけで、うちの息子もやってみました。ノリノリで表情までつくって楽しそうです。

これで全9種類の銅像めぐりは完了。所要時間は、途中の食事休憩も含めて約2時間半でした。梅雨の合間にすっきり晴れた、とても暑い日だったので、水分補給もしながらゆっくり歩いたのですが、ほどよい疲労感と達成感を得られました。うん、楽しかった。

このご時世、三密を避けた散策コースとしてもなかなかイイ感じじゃないでしょうか。

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帰り道、妻は「疲れた…」とつぶやき、息子は「また行こうね!」とご満悦。じゃあ、次は、こんな感じ↓のコスプレで行くことにしようかな。

余談:帰路で途中下車して東京スカイツリーに寄りましたが、日曜にもかかわらず、まったく混んでいませんでした。並んでまでは絶対に入場しない展望台にも行けて、なんだかラッキーでした。

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