J( 'ー`)し 鼻づまりと鬱の話
こんにちは、てうちかです。札幌で一児のかーちゃんをしています。
この間、雨あがりの曇天を散歩したらものすごく空気が良くて思わず深呼吸してしまいました。
かーちゃんは子どもの頃から慢性鼻炎で、鼻づまりのない時が珍しいくらいなんです。
声優になりたいと思ったこともあったけど、鼻づまりで口呼吸のかーちゃんはちょいちょいのど風邪をひくので夢を諦めた若かりし日……今となっては懐かしいわね。
そんなかーちゃんだけど、森の中で木の香りを吸い込むような鼻深呼吸の清々しいことと言ったら!ないよ!
鼻がとおるととても気分がよいです。
逆を言えば、鼻がつまるとものすごく気分が悪いんです。毎日だと本当に気が滅入るのです。
前置きが長くなりましたが、今回はかーちゃんの鼻炎人生の話です。鼻水の話なので汚い文章を読みたくない人は気をつけてください。
鼻がとおらないのが普通だと言う方はぜひ読んで、病院にかかって頂きたいです。
生まれてすぐから鼻づまり
かーちゃんの生まれは平成のちょい前、キレる世代のお子さまでした。
生後数ヶ月の頃から鼻水で呼吸ができず、寝ながらふがふがしていたそうです。
常に鼻がつまっているのでぽかんと開いた口で呼吸。そのせいで唾液が減って虫歯も多く、唇はガッサガサでした。
よく中耳炎にもなり、ギャン泣きで耳鼻科にかかった記憶もあります。(鼻をすすりすぎたり、強くかみすぎたりすると耳に細菌が入ってしまうんだそうです)
そして鼻をほじってしまうのは幼児の性でしょうか。ほじほじしては、ずるりと鼻の奥から出てくる大量のでろでろをティッシュで受けとめきれないなんてことも。
今思えば副鼻腔炎通り越して蓄膿レベルだったんではなかろうか……体調不良時に変な匂いしてたもんな。
さらにアレルギー発症
小学生の頃、かーちゃんの鼻の中は常に乾いた鼻水でバリバリでした。
それ鼻くそじゃないの?と思うでしょうが、鼻の内側を薄く伸ばしたボンドでコーティングされてる感じを想像してみてください。ウヘァ。
固形じゃないので取りようがなく、強く鼻をかめば出てくるけど、刺激があると鼻水がどんどん出てきてしまって、この頃はバリバリかダラダラの2択でした。
しかもこれ粘膜が傷ついてとても痛い。鼻をつまんでくる大人は闇に滅せよと思ってました。
たぶん、口呼吸って酸欠にもなるんだと思うんですよ。このときのかーちゃんは、相当頭が悪いことをしでかしました。
脳に十分酸素が回ってない(と思われる)幼いかーちゃんは、鼻問題の解消のために布団を干して叩こうと思ったのです。
ええ、なぜか室内で。
机の上にベッドがあるタイプの子供部屋だったので、万年床なのが鼻づまりの原因だと推理したまでは良かったんですよ。
なぜ、外に干さなかったのか。
めっちゃ咳き込んだ。覚えてる。
それでも30センチ定規で叩いてた。
この翌週くらいに不意に鼻血が出たんですよね。ティッシュをつめて、そろそろ止まったかな?と抜いたら鼻の奥がビリっとしたんです。
そこからものすごい勢いで鼻血が流れ出てかーちゃんは呆然、親がすっ飛んできてタライを渡され病院へ。
鼻は押さえてましたけど、入浴用のタライに半分くらいの量の出血をしまして。ずっと親の肩に頭をもたれさせていたのを覚えています。
診断はハウスダストアレルギー。
鼻水が出すぎて粘膜が弱っていたところに、乾いたティッシュを突っ込んだから血管が傷ついたらしいです。
原因はもちろん、親には説明しませんでした。
点鼻薬とオロナイン
ここからしばらくの間は、何をせずとも鼻血がたれる少女時代です。
柴田亜美先生の作品に出られそうね。
鼻水を止めるために鼻の中にスプレーするお薬が出ました。ツンとします。痛いです。ここで鼻をかむと逆効果です。辛いです。
鼻血が出たら、ティッシュの先にオロナインをつけて角をつくらないよう丸めてからそっと差しこみます。
最初はマキロンを使ってましたが、不器用すぎてティッシュをびっしゃびしゃにするのでオロナインに変えました。
少しでも刺激を減らすために、鼻柱(ハナツメール)はティッシュを裂いたボソボソが粘膜に触れないように巻いてつくりましょうね。
何の解決もせず高校生
その後、粘膜か血管が強くなったのか、鼻血はめったに出なくなりました。
引越して布団を外に干しやすい状況になったというのに、この頃のかーちゃんはどーにも片づけられない人でした。
床は本だらけ、足の踏み場もありません。
掃除機をかけたのは数年で一度……布団を干したのは二度?
相変わらず鼻づまりで口呼吸の高校生でした。
口呼吸の影響
さて、ゆりかごから高校までの間ずいぶんと長いこと鼻づまりで過ごしてきたかーちゃんですが、実はこの頃、じぶんが口呼吸であることと鼻づまりの因果関係など考えたことはありませんでした。
かーちゃん勉強は出来なくはなかったんですが、問題を見つけられないというか、日常は流れるままに生きていたというか、頭を使って生活していなかったんでしょうね。
当時TV放送していたフルハウスにて、ミシェルがステファニーに「口呼吸だから唇がガサガサ」と言ったことで、はじめて自分の口呼吸を認識したほどです。
ミシェルのおかげでようやく意識し始めた口呼吸ですが、今考えればその影響だと思ったものをあげていきますね。
【常に口が開いている】
あごの力の弱い子は口を閉じていられないそうですが、それとは別。鼻がつまりすぎているので呼吸のために開いているんです。仕方ないのです。
かーちゃんは日常の無意識のとき、寝てる時も口が開いていました。
そのせいで過去のスナップ写真はみんなぽかん顔。かーちゃんは写真が嫌いになりました。
【口の渇き、口臭、虫歯】
口に空気の流れがあるわけなので、口内がめっちゃ渇きます。つまり唾液が減るんですね。冒頭で少し触れましたが、こうなると歯周病菌やら虫歯菌を抑えられなくなるそうですよ。
かーちゃんは小学校低学年から歯医者の常連でした。歯磨きもあんまり上手くなかったので治療してない歯がないくらい。口の中が銀歯だらけなので金物の食器が苦手でした。
それから、ふとした拍子に気づいた自分の唾液のにおいにショックを受けて、自分からはあまり発言しなくなった気がします。
【唇の渇き、口角炎】
口呼吸は唇も乾いていきます。
リップクリームがないと笑えない!
しかも何回も同じところが裂けてしまう!
つねにカサカサひりひり。痛みに耐えていたのでやっぱり口数が減っていきます。
【のど風邪】
風邪をひくとまずは鼻水そして鼻づまり。鼻呼吸が完全にできなくなって、声がかれていきます。喋れません。
そもそも鼻づまりも最高潮に達するとまともな発音ができません。
なので治るまでは本でも読んで無口に過ごしていました。あまり風邪が長引かない体質だったことは幸いでしたね。
【寝つきが悪い、睡眠が浅い】
安らかに眠る人ってやっぱり鼻呼吸で穏やかな寝息をたてているイメージですが、かーちゃんには夢のまた夢。
横になると鼻のつまりかたも変わる感じがして、それも気になって眠れなくなってしまいます。
なのでどうにも寝付けず、寝落ちするまで枕元で読み描きをすると言う入眠でした。
基本的にうつ伏せ寝ですね。
こんな感じなので、寝起きはすこぶる悪いです。遅刻常習犯だし、母とケンカをするのは大体朝だったなあ。
【基本的にぼんやりしてる】
のどが乾かないように呼吸を抑えたりするので、余計に酸欠になっていた気がします。
大人になって指先で酸素濃度をはかる機械をつけたら、大抵看護師さんに「あれ?」と言われますから。
頭に酸素が回ってないのもあるでしょうが、大きな原因は寝不足かしら。
まとめると
かーちゃんは、ぼんやりしていて口数の少ない写真嫌い。
クラスで浮くやつの典型でしょうか。
つまり、口呼吸してると孤独になるよ!
と言うのはちょっと言い過ぎですが、かーちゃんの場合はこういった影響が出てしまってました。
大人になって
その後、病院には行かないものの花粉症らしき時期ものの鼻問題が増えましたが、それ以外は相変わらずの鼻づまりでした。
ところが、生活にストレスを感じるようになってから微妙に悪化の一途をたどっていた気がします。
おそらくアレルギーが強く出るようになったのでしょう。鼻柱をさしても瞬殺で、先端から鼻水が水のようにしたたることもありました。
そして編み出した最終手段。大量のオロナインで防水加工を施した鼻柱をUの字に曲げて両鼻につめることにより、吸水ではなく落ちないよう鼻水を留めることに特化した鼻輪スタイルの新鼻柱!これがあればうつむきがちなデスクワークもなんのその!やったねかーちゃん!
良好な職場環境維持のため、マスクで鼻から口元を隠すことが必須ですけどね。
しかしその後、転職して現場仕事になってからはこの手は使えなくなったので、大人しく病院に行くことにしました。
病院にて初の鼻水吸引
初診の耳鼻咽喉科で慢性鼻炎として診てもらいました。
おじいちゃん先生は頭に照明がついてました。昔はディスクみたいな鏡でしたよね。
「とりあえず、急場しのぎのお薬出すのと鼻水吸っときますね」
そう言われて、人生初の吸引機!鼻に多分細い管が通されたのかな?!と思う間もなくズゴゴゴゴ!
鼻と口の繋がるところがかゆいようなもどかしさが少しだけありましたが、あっという間に鼻水が吸いつくされて終了。
そして、世界が変わりました。
鼻がつまっていないだけで、こんなに清々しいなんて!
視界が広がってる!なんで?!
そうか、わたし、空を仰いでいるわ!!
なんだか自分の中でミュージカルが始まったかと思いました。笑っちゃうくらい心地よかったんです。
え、なに?みんな普通にこんな世界に生きてるの?めっちゃ呼吸楽なんだが。頭軽いってゆーか今まで頭重かったんだ。体も楽に動く気がする体に酸素がまわってるのかな?足が軽やかだ。すごい、メンタルも解放されたようだわ。もう何も怖くない!
この時、現状に驚きすぎてオタク特有の早口で脳内実況が行われてました。
けど、そんなトランスモードも一晩寝て起きたら元通りの鼻づまり。ふぅ。お薬飲んで出勤です。
吸引、吸引してくれよぉ!
麻薬のように鼻水のない状態を求めてしまうこと数ヶ月。忙しさと微妙に改善した鼻のため病院に行く機会を逃し続けていたら、いつの間にかあの耳鼻咽喉科がなくなっていました。
先生、おじいちゃんだったもんな……
結局再びの鼻水吸引はかなわず。
そうこうしているうちにかーちゃんは鬱になり、婦人科の病も発覚し、鼻水どころではなくなってしまいました。
鬱になると掃除もしなくなるので、鼻炎は悪化。むしろこの時こそ耳鼻科に行くべきだったんでしょうけど、この頃は考えつきませんでしたね。
気分がうつうつとしている時にあのトランスモードにはいっていたら、何かが変わっていたかもしれません。確実に脳内麻薬が出ていたと思います。
いやしかし、そう考えると万能感が出て逆に危険だったかしら?
鬱のときにやる気が出ちゃうと、希死念慮が実現されてしまうこともあるから要注意です。
うつぬけて、今
かーちゃんの鼻事情が変わるきっかけになったのは、仕事を辞めて引越しと猫を飼いはじめたことでした。
前の家を出るとき、家具の裏やフィルター類にたまったほこりに驚愕。どおりでくしゃみが止まらなかった訳だぜ。
新居では掃除がしやすい配置を心がけたことと、猫の毛対策に毎日掃除機をかける必要があるのが良かったみたい。
今となっては乳児もいるので、掃除は日常の家事になりました。
もともと日常的にやるものなんですけどね!壊滅的だった片付けセンスも必要にかられて少しは良くなった、かしら?
掃除をちゃんとするようになったこと、体調を維持しようと努めたこと、なによりストレスから解放されたことで、ようやく人より少し鼻水が多い人程度になれた気がします。
ネットの情報と仮説
かーちゃんの体験とネットやらで見かけた情報を合わせると、鼻炎(副鼻腔炎)と鬱は相関関係にあるっぽいです。
鼻炎だと鼻水がたれるのが嫌で、下を向いて生きているのも良くないと思います。
あと、ストレスで自律神経がうまく働かなくなって鼻粘膜が腫れることもあるそうです。そうなると鼻水がなくても鼻がつまります。
逆に言うと、鼻水がたれようと前や上を向いて、デコルテに光を集めて(「胸を張る」のこの言い回し大好きです)生きていれば、鬱にならないんじゃないですかね。
ハナタレ顔をさらしても毅然としていられるならきっと大丈夫だと思うのです。
でも、鬱の要因は他にいくらでもあるから、ここで言ってるのは鼻の不調からくるうつうつについてだと捕捉させてください。
でもやっぱり気分は良くないから、なるべく鼻炎が起きない生活をして、ひどい時は病院行って鼻水を吸ってもらうのがいい気がします。
かーちゃんの同志なら、QOLが爆あがりするので驚いてください。