教育委員会について〜身内を守る〜

私は以前東京都の小学校の教員として勤務していました。
最後の学校で病気休職を取り、復職そして年度末で退職をしました。

退職前には、かなり不本意な形で学校側に個人情報を流され、また退職後も含めて約1年に渡り、医者の診断により病気休職を取った事実を実名で学校のホームページに掲載されていました。教育委員会に伝え、もちろんホームページの情報は削除してもらいました。教育長、校長から謝罪はありましたが、文字通り謝罪だけでした。私の個人情報の不適切な取り扱いについて、教育委員会として、どのように認定したかの説明は謝罪のときにはありませんでした。

その後、私が教育委員会に再度問い合わせて、学校側がやったことについては、「法令に抵触する恐れがある」というと認定をしたと説明されました。個人的には、とても曖昧な結論だと感じました。なぜそのような結論に至ったか、その理由は一切答えてくれません。もう校長を処分したから、これ以上のやり取りは法的手段、つまり裁判をおこして下さいと言われました。
説明責任は果たさない教育委員会というものに失望しました。
弁護士の方に相談したら、教育委員会が法令違反を認めると校長を懲戒処分にしないといけなくなる。そうなると教育長自身も何かしら責任をとらないといけない。なのであえて曖昧な表現にして、説明もしないのだという見解をいただきました。

説明はしない、あとは裁判で。
そちらの監督不足でこちらが不快な思いをしたのに、説明は尽くさない。法的に許されても、倫理的にどうなんだと思ってます。
本当は自治体名、学校名、個人名を出したいところですが、それは問題があるのでこの程度に留めておきます。

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