特別支援学級で働くって?②〜教育の原点〜

「特別支援は教育の原点だ。」
お世話になった先生からいただいた言葉です。この意味を自分なりの解釈をすると、

子ども一人一人をしっかりと見取ること。


これが教育では大切なのだと考えています。
特別支援学級で働いてまず大変だったのは、子どもたちの特徴を把握すること。これができないと教材準備もできないので、1学期間はどんな授業をすればよいか毎日悩んでいました。

通常学級では、教科書があって、指導書があって一応教え方の見本があります。
支援学級では、子どもの見取りから始まって、何を教えるかを教師が決めます。見取りが違うと、教師も子どももお互い不幸な状態が生まれます。

もう1つ特別支援学級の指導で大切なことは、教材への見切りです。見立てを立てて、指導しますが、その子に合った教材でなかったら、躊躇なく諦めて作り直します。そこに時間的なコストがいくらかかっていようが割り切ります。もったいないと思っても、子どもには関係ありません。

子どもの見取り、教材準備、教材の修正、また見取り、この繰り返しを早くまわすことが特別支援学級では大切だと思います。

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