改正食品衛生法 HACCP

 改正食品衛生法では、衛生管理の手法にHACCPの考え方に基づいた衛生管理が正式に導入された。

 HACCP(ハサップ)とは、アメリカのNASAで導入されたもので、安全な宇宙食を作るための衛生管理の手法である。食品に対する危害を分析し(Hazard Analysis)、衛生管理の重要な作業工程をコントロールする(Crtical Control Point)の頭文字をとったものである。

 手順書を作成し、様々な記録をとる必要があり、非常に煩雑なものではあるが、食品の衛生管理には非常に有効なものである。

 改正食品衛生法では、一部の営業形態を除き、原則、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理、または、HACCPに準じた衛生管理をすることが求められている。

 レストランやラーメン屋などの飲食店は、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理を行う必要がある。しかし、一から手順書を作ったり、記録様式を作るのはとても難しい。

 そのため、各食品業界団体が手順書などを作成し、厚生労働省の認定を受け、ホームページで公開している。参考にされるといいと思う。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000179028_00001.html

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