【IRメモ】ゴールドウィン
読んでて気になったところのメモです。
ゴールドウインという名前だと一瞬わからなかったですがTHE NORTH FACEのブランドを展開している企業です（これしかわからなかった）。
1.企業概要
売上高と経常利益が年々上がっていっています。他項目の推移を見てもほとんど同じような傾向なので、全体的に業績が上がってきているようです。今後も右肩上がりを目標に据えていました。
どうやら2020年のオリンピックイヤーはゴールドウイン70周年らしく何か仕掛けてきそうな気がします。
ブランドに価値を置いている
スポーツウェア関連という単一セグメントですが、事業は主に以下の３つに分かれています（その他は含まず）。これらの割合を知りたいところですが、セグメントとしては一つということなので内訳が分からず...
・アスレチック関連
・アウトドア関連
・ウィンタースポーツ関連
分野的には３つですが扱っているブランドが多い（2020年1月時点で22）ような気がします。こういうところは他社と比較してみると良いのかもしれませんが、ゴールドウインがブランドの価値を重要視しているところを感じます。
リスク
スポーツウェアの製造や物流の管理は全て子会社が一任しているようです。特に製造については現在は中国の子会社１つだけになっていました。そのため、事業等のリスクについても海外生産比率が高いところがあげられています（つまり為替レートの影響が大きい）。特に2020年1月現在では中国で新型肺炎が流行しているので、影響出る可能性が高そうです。
また、スポーツウェア関連ということでリスクの中に消費者の嗜好の変化ならびに気象状況などによるリスクがあげられていました。アウトドア関連やウィンタースポーツ関連は気象状況の影響を大きく受けるのは間違いないです。またスポーツ関連は、それこそオリンピックなど大きなイベントがあるタイミングで売上が上がる傾向はありそうなので、2020年がどうなるのか楽しみです。
返品の扱い
スポーツ用品業界の慣習？らしく返品に対する記述がありました。数字に大きな影響があることはほとんどないと思いますが、返品があるような業界では、その取扱方を確認することがあるかもしれません。
経営成績の分析
全体的にブームがきていることもあって、アウトドア関連ブランドの販売が順調のようです。このソロキャンなど流行っているようなのでブームはまだしばらくは続くと思います。
一方でアスレチック関連ブランドは苦戦しているようです。アスレチック関連ブランドというと、内容がわかりにくい感じがありますがスポーツ系のウェアが含まれているようです。アウトドア関連と食い合っている可能性もあるような...
ウィンター関連ブランドは他のブランドよりも季節性や気象条件に左右されやすく、1年に何度も買うような商品ではないため、よく値引きされるイメージがあります。
研究開発
スポーツウェアの開発がメインとなりますが、ファッション性と機能性の両面に重きをおいているようです。THE NORTH FACEの鞄を使うことがありますが、見た目も使い心地も結構気に入っています。
設備の状況
特に大きな変更点はありませんでした。
まとめ
・デザイン、機能性に優れたスポーツウェア関連の商品、ブランドが強い
・ここ最近の業績好調だしオリンピックもある
・中国の新型肺炎の影響が不安材料
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