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将棋ウォーズ初段になるためのぶっちゃけ講座(第1回;ごあいさつと初段の定義)

将棋ウォーズ初段になれました

ついに本日、将棋ウォーズ10分切れ負けの初段になることができました。

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テンパって撮影失敗

簡単に棋歴を書くと、小学生の頃から棒銀や中飛車の初歩くらいは分かっている状態でしたが、本格的に将棋を始めたのは3年半前で、1級に昇段してから初段になるのには約3年掛かりました。そんなに速くはないと思います(平均よりやや遅いくらい?)。

まあはっきり言って将棋の才能が無いんですけど、振り返ると「棋力が上がればそれに伴って将棋ウォーズの達成率も上がっていくはずだ」と考えていたのがやや誤りで、将棋ウォーズに特化して対策をしていればもう1年くらい早く初段になれていたように思います。

僕としては棋力向上が最優先の使命なので、別に早く初段に上がれなかったから悔しいというわけでもないのですが、サクッと初段に上がりたい方もいるだろうなと思うので、そのためのぶっちゃけ講座を書いてみたいと思います。ちなみに僕は棋神はまったく使ったことがありません。無課金でも要所で棋神を使えばもっと効率よく上がれるのかもしれませんが、ここでは論じません。

なので、ここでは将棋ウォーズの10分切れ負け(=超早指し)に特化した内容も含めるつもりです。いわゆる棋理や本筋とは少し離れたものになるかもしれませんがご了承ください。また、読者としては僕と同様にそこまで将棋の才能はないウォーズ1〜2級の人を想定しています。才能はなくても継続するモチベーションさえあればだれでも初段には間違いなくなれます。

いろいろある初段

人に棋力を説明する際に分かりづらいのが、ひと口に初段と言っても色々な初段があって結構千差万別なんですよね。

奨励会の初段は別格として、道場初段、将棋ウォーズ初段、将棋クエスト初段、将棋倶楽部24初段、懸賞初段と本当にいろいろある。

一般に言われているのは、千駄ヶ谷にある将棋連盟と将棋倶楽部24の初段は厳しい(=ハードルが高い)ということでしょうか。僕は道場自体に行ったことがないので連盟道場はわからないんですけど、将棋倶楽部24では僕は最近4級に上がったくらいです。

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この1年で結構レートが伸びているのが自慢

24で4級は、将棋ウォーズに換算すると初段や二段と言われたりもします。僕は今日まで1級でしたけど。たぶん、早指しが苦手なので15分の持ち時間でじっくり指せる24の方がレートが高く出ているんだと思います。そういう程度の差こそあれ、ウォーズより24の方が段級位が厳しいのは間違いないです。というか、24は低級の人も普通に強いと思う。

将棋ウォーズはとんでもなく早指しルール

「10切れは3切れや10秒より時間が長い。じっくり考えられる」と言われますが、完全に嘘だと思います。10切れもとんでもなく早指しのルールです。具体的には、超早指しで有名なAbema TVトーナメントと持ち時間はほぼ同じです。

僕は急戦の将棋が多いので100手程度で対局が終わることが多いのですが、もしそれをAbemaの5分+5秒のフィッシャールールで指した場合、持ち時間は

5分(300秒) + 5秒×50手 = 550秒 = 9分10秒

ということになります。実は、ほぼ10分切れ負けより少し少ないくらいでほぼ同じ時間なんですね。120手になると完全に並んで、それ以上になると10切れの方が短い時間で指さねばなりません。

10切れはプロでも凡ミスが起こりかねないほどの早指し。この前提に立つと、将棋ウォーズ初段の実像が見えてくると思います。

大したことのないウォーズ初段

一般には、将棋の初段と言えば基本が一通りできている、色々な戦法にも精通していてほとんどミスらしいミスをしない、と言われますが、少なくともウォーズに関してはまったくそんなことないです。1手詰も見逃しますし、角の効きをうっかりしたり王手飛車をくらったり、普通に大駒をタダで取られたりとんでもないミスをたまにします。僕だけでなく、対戦した初段の方にもあったことなので、そんなもんです。先に述べたとおり、時間的に過酷なルール下での将棋なので、しょうがないんですね。

大したことはないんですけど、大したことないなりに時間が無い中でそれなりの手を指すにはどうすれば良いか、このことを中心に次回以降で書いていきたいと思います。

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