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KR wiki)LLL vs DFM ノックアウトステージ総評

DFMがLJL初の国際戦BO5勝利を達成した。

1.簡略まとめ

 DFMは毎試合LLLの積極的な攻めに慌てているような姿を見せた。しかし、素早い合流で相手をキャッチする、またはキャリー陣をサイドに送り成長させるなど、ゴールド差を縮めて、中盤以降から数回の集団戦を通し、しっかりと逆転するプレイを見せLJL初のBO5勝利を獲得した。負けた1setもStolenになってしまったStealがバロンとドラゴンを取っていれば逆転勝利出来たであろう。

2.ノックアウトステージでDFMが得られたもの

 チーム的にポジティブな要素としては序盤レーン戦で崩れたとしてもお互いのチームワークとマクロを合わせてゴールド差を縮めることが出来て、状況を覆す力量が充分あると証明したことであろう。普通、マイナーリージョンのチームは序盤から崩れてしまったら、そこから出来上がったスノーボールとそれを加速させるマクロを止めれず、そのままあっけなく負けることが多いが、今日のDFMは全ての試合で不利になる状況があったのにも関わらず、最後には覆す等、最後まで追いついていく底力を見せた。逆転を果たせる力があると言うことは即ち、DFM選手を含めて、応援するファンたちにも最後まであきらめず、勝てる期待を持てると言うことで、ポジティブに捉える点だ。
 Eviの場合、4連続でナーをピックしたが、全試合の中盤以降集団戦で大きな役目を果たしてくれた。ナーに対する高い熟練度とナーであるこそ出来るプレイメイク能力を披露した。予想外の孤立死も大幅に減って、メガナーの活用タイミングをより上手く利用できたのもよい点。
 去年のWorldsまでもチームの不安要素と評価されたYutaponは、Play-inを通して今は覚醒を終えたとの評価。よりよくなったこまめのミクロで相手のスキルを避け、適材適所でダメージを入れる姿を見せたお陰で、今やDFMの立派なキャリー陣と言えるだろう。4試合全て別のチャンプを使って充分使いこなせることで、チャンププール面でも改善されたと強く言える。ターゲットスキル持ちのチャンプを使ってるときのYaharongと一緒にしっかりダメージを出し切ってくれた。

3.未だに残ってるDFMの弱点

 それでも未だに残っている弱点はあって、レーン戦が弱く、序盤から相手にスノーボール加速のマクロを許してしまうことは明らかな弱点と言える。これは未だに調子を戻せてないStealとも関連付けられる。DFMの試合で序盤から必ず相手JGがガンクを行き、Stealは一歩遅くカバーに入って、スキル何個か使って下がる場面が凄く多い。まだメタに慣れてないせいか、そのスキルも当てることが出来ず、無駄遣いになってしまうことが多かった。マオカイをピックしてノックバックを入れることが出来ず、ナーがほぼ取り切ったカミールにしっかりと止めを刺せなかった場面は彼の不調を象徴する場面とも言える。
 オブジェクトの取り合いでも物凄く弱い様子で、オブジェクトを取る時、オブジェクトそのものにフォーカスを当てすぎてしまい、そのオブジェクトすらスマイト勝負が弱く、スティールされてしまって相手のスノーボールを加速させることが続いている。この影響で、DFMは集団戦で上手く戦う場面を何度も見せているが、オブジェクト前に立ったら慌ててしまい相手のマクロに巻き込まれタワーを容易く渡したり、利益だったはずの場面でも不利になってしまう。
 もう一つは、BP段階から交戦を好む構成を想定した影響もあって全体的に射程が短く、有利な場面でもインヒビタータワーを上手く攻略できずに損する場面が多い。これは逆転の基盤とも言える集団戦が強い構成のためにも仕方ない点ではあるが、LoLは結局タワー、ネクサスを壊すゲームであるため、BPで補う必要はある。その他にもノンターゲティングスキルの的中率やHarpのエンゲージタイミングを調整する必要がある。

4.LLLが見せた底力

 LLLは積極的で熱い交戦能力を披露し、自分たちの攻撃性を発揮して、全ての試合から序盤を有利に作ることが出来た。休む間もなく相手に交戦を仕掛けて損を強制させながら1setを勝ち取るなど、いい姿を見せる場面もあったが、BO5ではこの攻撃性が逆に毒となってしまった。BO1では慣れてない相手を驚かせて勝利する場面もあるが、BO5になると試合を行うたびに相手も慣れてしっかり対処してくるため、その攻撃性が通じない時点から崩れ始めた。特に4set、一人でタワーにTPしたビクターを狙うために4人が集まってエンゲージを下が、DFMが先に予測しシェンultを適切に使ったおかげで、ビクターをセーブした上に集団戦勝利までDFMが獲得した瞬間は、彼らの弱点が全て露わになった場面とも言える。
 Roboは真のTopレーナーと言っても過言ではない攻撃性を見せ、オラフでチームをキャリーする試合もあったが、試合が続く中でその攻撃性が逆に自分を危うい場面に持ち込んでしまい、一人で孤立してデスする場面が増えて行った。Crocはスマイト勝負で連続で勝つ場面もあり、BranceとCeosはレーン戦でしっかりと自分たちの強さを披露出来た。しかし、チーム全体的にはスキル、特にultを浪費する場面が多く、長所だった交戦能力もその鋭さを失っていき、結果的には負けを受け入れざるを得ない状況まで狭まってしまった。
 Play-inでその積極的なプレイを基にCBLoLの復活を知らせることは出来たが、そのプレイがBO5では弱点となってしまい、早めにゲーハーへ帰る結果となってしまった。それでも、これは殆どのマイナーリージョンが通った道でもある分、自分たちの積極性をより安定に使いこなせるようにして、マイナーリージョン中では強豪チームと認められるためにも、リーグ全体の問題点を改善させながら発展するCBLoLを期待してみる。

引用元:https://namu.wiki/w/%EB%A6%AC%EA%B7%B8%20%EC%98%A4%EB%B8%8C%20%EB%A0%88%EC%A0%84%EB%93%9C%202022%20%EC%9B%94%EB%93%9C%20%EC%B1%94%ED%94%BC%EC%96%B8%EC%8B%AD/%ED%94%8C%EB%A0%88%EC%9D%B4-%EC%9D%B8%20%EC%8A%A4%ED%85%8C%EC%9D%B4%EC%A7%80/%EB%85%B9%EC%95%84%EC%9B%83#s-4.2.2

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