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ユニフォーム駄話シリーズ

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「ユニフォーム駄話シリーズ」の記事一覧です。
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#デザイン

幸福の“黄色入り”ユニフォーム 【阪神タイガース優勝記念特集】

2023年9月14日、我らが阪神タイガースが実に18年ぶりとなるアレ a.k.a.リーグ優勝を果たした。 前回優勝時は小学3年だった私としては、ライブ感のある体験として阪神のリーグ優勝を見届けたのはこれが初めてと言ってもいいため、非常に感慨深い次第だ(皆さんは小1・小3の頃の“記憶”って言えるまともな記憶ありますか?僕はあまりありません)。 そんな話はさておくとして、ユニフォームの話だ。 このnoteにはそれしかないので。 阪神の歴代ユニフォームは、大きく「白黒ユニフォ

ベイスターズは(結局)ピンストライプに夢を見るのか?

シーズンもいよいよ最終盤、各チームがそれぞれの目標に向けて死力を尽くす時期となっている。 今回クローズアップするのは、読売ジャイアンツと熱いCS枠争いを繰り広げている横浜DeNAベイスターズ。 何でもこの9月頭、「俺たちは、あきらめが悪い」というスローガンを掲げると同時に、6月に開催された「GET THE FLAG! SERIES 2023」で着用した1998年復刻ユニフォームを再着用したのだ。 言わずもがな、このユニフォームは1998年に38年ぶりのリーグ優勝・日本一を

NPBはピッチクロックよりも「オルタネートユニフォーム」を導入スベキ

先日、「ピッチクロック」がNPBでも導入される可能性を報じる記事が投稿され、大いに話題になった。 今シーズンからMLBで導入され、NPBでも2年後を目処に導入が検討されているとされるピッチクロック。 …こんな導入の仕方をしておいて何だが、ここでピッチクロック導入の良し悪しを議論するつもりはない。 何せ、ユニフォームに関しての話をするnoteなので。 「何でもかんでもMLBの真似かよ」では、何故こんな書き出し方をしているかというと、(「ピッチクロック」というワードをねじ込

ユニフォーム的・プロ野球キャンプ最前線リポート2023

12球団中、実に6球団(細かいマイナーチェンジも含めるとあと8球団)がユニフォーム変更を行った2022-23年オフ。 プロ野球キャンプといえば、やはり1番の注目ポイントとなるのが「新ユニフォームが実際どう見えるのか」という部分だろう。 ということで今回は、ユニフォーム変更を行った球団を中心にユニフォーム的キャンプの注目ポイントをダラダラと語っていきたい。 とある球団のアレなユニフォーム発表以降、モチベーションがダダ下がりした結果およそ1ヶ月もの間更新をサボってしまったこ

ライオンズブルー至上主義へ、ユニフォームオタクからの上申書

ここ数日、埼玉西武ライオンズのグッズショップにてレプリカユニフォーム(ホーム&ビジター&70周年)の全型が突如セール価格となったことを受け、一部界隈がにわかに騒がしくなっていたことをご存知だろうか。 セール期間が1ヶ月超に及ぶかなりの長期間であることから、「在庫処分的な意味合いのものなのでは?」「ということはユニフォームが変更されるのでは?」という憶測があちこちで語られていた。 ただ、同時期にこのような事象も確認されており、 これらの話を総合すると、「ユニフォーム変更が

ユニフォーム的・夏の甲子園2022 名場面ベストナイン

今年も波乱あり、感動あり、物議ありで幕を閉じた夏の甲子園。 普段このnoteではあえて日本のプロ野球にのみフォーカスしているのだが、別にプロ野球にしか興味がないという訳ではなく、基本的に野球と名の付くものには等しく興味を持っているつもりだ。 当然高校野球も、毎年秋季大会や新人大会からチェックするレベルには興味を持っているし、甲子園大会となれば尚更である。 なので、今回は番外編として高校野球にも魔の手を伸ばしていきたいと思う。 題して「ユニフォーム的・夏の甲子園2022

誰がためにユニフォームは在る 〜プロ野球ユニフォーム真価論〜

ユニフォームは一体何のために、誰のために存在しているのだろうか、なんていう大それたことをずっと考え続けている。 note初投稿から半年(と1ヶ月)が経った今、何とか言語化できそうなレベルにまで思考が整理されてきたので、その一端を少しずつ文章に起こしていこうと思う。 溢れ返る“安易な”ユニフォームユニフォームは一体何のために存在しているか、なんて、言うまでもなく「選手が着て試合をするために存在する」っていうのが答えで、それ以上でもそれ以下でもないはずだ。 しかし、どうして

プロ野球で“グレーのユニフォーム”が復権しそう(だけど多分しない)

野球のユニフォームについて、公認野球規則では以下のような規定があります。 「ロードゲーム」というと聴き馴染みのない人もいるかと思いますが、「ビジターゲーム」と聞けば大抵の人がピンと来るのではないでしょうか。 サッカーとか他のスポーツ基準だと、「アウェイ」の方がより一般名詞的かもしれません。 プロ野球界隈では「ホーム/ビジター」という呼び方が定着しているので、ここでははそちらを使用しています。 日本プロ野球においては、特にこのビジターユニフォームについての規定である「色物

球史アーカイブとしてのユニフォーム 〜よりによってこのユニフォームかよ!〜

またしても更新が滞ってしまい、申し訳ありません。 引越しやらなんやらで…ってそんな話はどうでもいいですね。 今回は時間がなかなか取れなかった関係もあって、全くまとまりのないただの愚痴こぼし回です。 最近ユニフォームに関してモヤモヤすることがいくつかあったので、それに対してとにかくグチグチ言います。 この冒頭部分は記事をあらかた書き終わってから書き足しているのですが、自分でもびっくりするくらい何の理屈も論理もありません。 普段は、(論文的にと言っては大袈裟ですが)一応事象

復刻ユニフォームはどこまで「再現」すべきか?問題

今年の阪神・巨人共同プロジェクト「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~」にて、両球団が着用する復刻ユニフォームが発表されました。 阪神対巨人戦が「伝統の一戦」と呼ばれるようになったルーツである、1936年の初代日本一決定戦(通称・「洲崎の決戦」)がイベントのテーマで、両チームが当時着用していたユニフォームを復刻するとのこと。 それについていくつか考えることがあったので書いていきます。 これを聞いて最初に思ったのが「セ・リーグで、両チームが年代を揃えた復刻

阪神の新レプリカユニフォームが届いた!

少し前に書いた、阪神のユニフォームに付いている「Joshin」ロゴのデザインが変わるという件についての記事の中で、新しく変わったレプリカユニフォームを先行受注で注文するのに二の足を踏んでいる、という話をしていたと思いますが… はい、買いました。 この程度の報告を記事にするか迷ったのですが、いざ手元に来たら案の定いろいろ語りたくなったので書くことにしました。 マルテ選手のビジターユニフォームです。 注文したのが注文受付終了10分前だったので、当然特典のハンガーは付いて来ず。

DeNAの帽子がニューエラじゃなくなる

1月19日、ごく一部の野球ファンにとってはかなり衝撃的であろうニュースが飛び込んでまいりました。 思わず声を失ってしまうほどの衝撃を受けました。 DeNAの帽子がニューエラじゃなくなるなんて… しかもよりによって「'47」だと…? その上、ニューエラキャップのグッズ販売自体も終わり…? こ、これは、歴史が動くぞ! というのは割と大袈裟な話でもなくて、「NPB×ニューエラ」のパイオニアはベイスターズなんですよね。 巨人にお株を奪われた感が強かったですが、元祖はあくまでベ

阪神ユニフォームの「Joshin」ロゴがデザイン変更するらしい

阪神の公式オンラインショップ「T-SHOP」にある、来季から新しくなるレプリカユニフォームの先行受注の購入ページを眺めていたら、商品説明にこんな記載があることに気がつきました。 えぇーー!!!と思わず声に出てしまい、すかさずTwitterをチェック。 すると、ユニフォームの注文者には1月7日の時点でショップから既にお知らせメールが送られていたことが判明。 因みに、私は金欠のために注文に二の足を踏み踏み、ただ購入ページを定期的に覗くのみ、という状況であったため、今回の一件に