見出し画像

イスの座面の取り外しと洗濯についての説明するnote

ヤフオクで買ったダイニングチェアが、写真で見たより汚かったので、座面を外して洗ってみた。各工程を写真を交えて説明していくよー。

現状

全体的に薄汚れているけど、特に赤丸の部分の汚れがひどい。

こんな感じのイスが4脚もあるんだぜ・・・?

このまま汚れを気にせず使おうかとも思ったけど、お客さん来た時用に買ったしなぁ、みっともないしなぁってことで、取り外して洗うか!ググれば「自宅で簡単♡イスの座面を取り外して洗濯する方法!」みたいな記事ぐらいあるだろ~、と思っていたんだけど・・・

そんな記事ひとつもない


仕方ないから色々なサイトを巡って調べまくり、何とか綺麗にすることが出来ました。
せっかくなので、「座面を取り外して洗濯したい!でもどうやればいいか分からない・・・」って人向けに、作業内容を写真を交えて詳しく説明していきたいと思います。

皆様のお役に立てれば幸いです。
じゃ、いくよー

・準備するもの

1.タッカー

amazonで「タッカー th-2」って検索すると出てくる。要するにでかいホッチキスです。

2.タッカーの針

タッカー用の針。100均にも売ってはいるけど、いい噂は聞かないので、
「マックス ステープル」推奨。1000本入って100円ぐらいで買えます。ちなみにメーカーが違っても「肩幅」が同じなら使えます。

3.マイナスドライバー、ラジオペンチ

マイナスドライバーは大と小、2種類あるとやり易いと思います。100均で売ってるやつで構いません。

マイナスドライバー大は、先端の厚みが1mm以下のものを買いましょう。先端が分厚すぎると、作業し辛いと思います。

ラジオペンチは、この形の工具をラジオペンチと言うのです。同じ形の物を買いましょう。

全部揃えると、大体2000円ぐらいになると思います。

・座面の取り外し

イスを裏返すと、写真の様にイスの枠に沿ってタッカーで留められており、これを全て外せば座面を取り外すことが出来ます。白く見えるのは不織布です。

外し方ですが、まずドライバー小を使い、タッカー針と布地の間にすきまをつくります。

次にドライバー大を出来た隙間に、つっこんで捻ります。結構力がいるので、手が滑って怪我しないように気をつけて!

そのまま捻っていくと、タッカー針が片方だけ(ここでは左側)外れます。

ラジオペンチで抜けてない側の針の根元をしっかりはさみ、てこを使って針を抜きます。力が要りますよー。

以上の作業を座面が外れるまでひたすら繰り返します。慣れれば結構簡単に針が抜けますよ!

ただ、数が多いので時間がかかるんです。このイスの場合、不織布の下に鬼のように針が打ってあったので1台外すのに30分ぐらいかかりました・・・

そんなに時間掛けてられない!って人はステープルリムバー(ホチキスの針外し)という便利アイテムがあるのでタッカーを買うついでに、購入しておくのをお勧めします。

取り外した座面
布地の端は切りっぱなしなので、洗濯したらほどけてくる予感しかしない。

フレーム
多少の汚れはあるけど、ウレタンのへたり、劣化は無い感じ。

取り外したら、座面とフレームの目立たない場所に必ず番号を書いておいてください。でないと張りなおすときに、どのフレームにどの座面だったかが分からなくなります。


・座面の洗濯

さて、座面の洗濯ですが、洗濯機に放り込んだら糸がほどけて大変なことになりそうなので、今回はつけ置き洗い、それも高温のお湯(50℃以上)を使った高温つけ置き洗いで、洗おうと思います。

※高温つけ置き洗いとは

お湯(50℃以上)でつけ置き洗いする方法。繊維に染み付いた汚れや皮脂などが溶け出しやすい。また温度が高いほうが洗剤の洗浄能力も高まるので、落ちにくいガンコな汚れも落とすことが出来る。

やり方は普通のつけ置き洗いと一緒です。違うのは水ではなくお湯を使うということ。

今回は適当な容器がなかったので風呂場の浴槽を使ってやりました。

やり方としては、浴槽に10cmぐらいお湯を入れて洗剤を溶かし、その中に座面をつけるだけ。どれぐらいつければいいか分からなかったので、20分ぐらいつけました。

んで、20分立ったお湯の色がこちら


ひでぇ色だ

洗濯して正解でした。

洗濯後、適当にすすぎをして干します。

結構綺麗になりました。

気になっていた汚れも綺麗になっています。

・座面の張り直し

まずは洗濯したことにより座面が縮んでないか確認します。

うーん、縮んでますね・・・背もたれの付け根付近が丸見えです。

このままタッカーを打ってしまうと、後からでは修正できないので、この部分を隠れるように座面の位置を調整します。この場合だと全体的に背もたれ側に寄せる必要があります。

調整前

この時、布地を背もたれ側(赤矢印の方向)に寄せすぎると、イスの左右部分(青丸の所)に、シワが寄りやすくなるので気をつけてください。

調整後

少し隙間がありますが、これ以上寄せるのは難しそうだったので妥協します。

・タッカーを打っていく

座面の位置が調整できたら、いよいよ座面を固定していきますよ。
写真の番号順にタッカーを打って座面を固定します。


まずは背もたれ側を打ち、次に前側を打ちます。座面にある程度張りが出るように打ちましょう。

イスの右、左と打っていき

背もたれ側を固定

シワが出来ないよう引っ張りながら、右背もたれ側

同じように左背もたれ側

後は前側に向かってタッカーを打っていく

最後に前側にタッカーを打っていきますが、この段階で座面に張りすぎ、弛みすぎがある場合、前側に打ってあるタッカー針を外せば、多少の調整は出来ます。

前側を打って、ほつれた糸を処理したら完成です!

お疲れ様でした!

一応詳しく書いたつもりですが、分からないことや、気になることがあればコメントしてください。分かる範囲で答えます。

最後まで読んで頂きありがとうございました。




テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。ただし引用は可。
Unauthorized copying and replication of the contents of this site, text and images are strictly prohibited.



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?