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石割神社のエネルギーで心身回復

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約束当日、もう6年以上昔のこと。
記憶曖昧。

そのスピリチュアルカウンセラーMさんに、
会社の現状を一通り話した。

非常に親身に相談にのってくれた。

私も包み隠さず今の苦境を伝えた。

お金がない
経営が厳しい
事業がうまくいかない

そんな状況で、
Mさんは、
「吉方位取り」と「オーラソーマ」
について詳しく説明してくれた。

そして、オーラソーマの定期的なセッションと吉方位取りの2つを提案してくれた。

私は、

「オーラソーマ、なんて怪しい物体だろう」
「しかも、良い方位に行くだけでこの苦境を脱せるわけない」

とぐるぐるしていた。

しかし、

Mさんはそんな私の心を見抜いたかのように、

これらのセッションについては、

「実費だけでよい」

という破格の申し出をしてくれた。


「じゃあとりあえず行ってみようか」

という気持ちになっていた。


そして、結局、私たちは翌月、西に向かった。

方面は、「富士山」。

その中で、
「エネルギーが高そうな場所」
を選んで行くことにした。

それが、「石割神社」だった。

私の記念すべき吉方位取りの場所。

そして、これをきっかけに私の人生は大きく展開していった。

今考えれば、この石割神社は、

本当にすごいエネルギーを持った神社だと思う。

分かりにくい場所、
神社に到達するまでの長い道のり、
そして、頂上付近にそびえ立つ、
「神のものとしか思えない岩場」

私は、その道のりを意気揚々と進んでいった。

駐車場に車を止め、1時間ぐらい登ったところだろうか。

私の眼の前に現れたのは、

「神様が鎮座するこの世のものとは思えない場所」

だった。


岩と岩の間には、人が通れるくらいの幅があり、
この岩の間を3回ほど周回することで、願いが叶うという伝説があるそうだ。

私は、この岩の間を通り抜けようと、
恐る恐る進んでいった。

すると、次の瞬間、
私の身体の前に「ふわっとしたカタマリのようなもの」
の感触がした。

そこには何も見えない。

けれど、身体の前に

「暖かくて」「ふわっとした」「確かな感覚」

を受け取ったのだった。

びっくりして、「うわぁ、何かが乗っかった!」と声に出した。

Mさんはそんな私を、意味ありげに微笑みながら見ていた。

岩と岩の間を抜けていくと、
なんとも心地がよい空気が私の周りを取り囲み、
暖かい雰囲気に包まれた。

岩に顔を当てると、不思議な、優しいエネルギーが流れてくるような感覚になった。

この時はわからなかったが、
これはその場が持っている「エネルギー」だったんだと思う。

Mさんも私の顔を見て、

「すごい顔色がよくなったよ」

と興奮していた。

私もなんだか、その瞬間はとても幸せな気持ちに包まれ、

「この場に導いてくれてありがとう」

と感謝の気持ちがわいてきたを覚えている。

神前では、Mさんがお酒を奉納し、祝詞をあげた。

「誰もきませんように」と心から祈っていた。

怪しい人たちと思われたくなかったから。

祝詞をあげた後、石にかけてあるしめ縄を見ると、
風も無いのに「ゆらゆら」と揺れていた。

不思議だった。

「神様が祝福してくれてるんだよ」

そんな言葉をMさんからもらい、石割神社を後にした。

帰りの車では、すごく不思議なことが起こった。

Mさんが、運転していると、

「後ろからサイレンの音がする!車が走ってきた」

と言う。

私には全くそんな音は聞こえない。

「え?音、しませんけど」

どうやらMさんにだけ聞こえる音だったようだ。

「もっとスピードアップしなきゃいけないってことか・・・」

一人呟くように言った。

私は初めてのスピリチュアルな旅を終えた疲れと安堵感で、
その日は泥のように眠りについた。

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