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地域に根差したクラブを作る


時々

「なんでテゲバジャーロ宮崎を応援しているの?」

って聞かれます。


言い方は悪いですが、他人からすればどこのチームなのかも、もしかしたら、何の競技のチームなのかも知らない人もいるかもしれません。


宮崎県民ですら、知らない人もいました…


正直、私も大学に入ってスポーツビジネスに興味を持つまでは、テゲバジャーロ宮崎のことについてあまり知りませんでした。

応援する理由については後程書きます。


大学も福岡だから、ただただサッカーが好きなだけであれば、すでにJ1.J2に昇格しているアビスパ福岡やサガン鳥栖を応援すればいい話かもしれませんね。


サガン鳥栖🆚浦和レッズ

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先日も友達に誘われ、サガン鳥栖🆚浦和レッズの試合を見てきました。

もちろんJ1の試合は大迫力でした。

試合が始まる前のサガン鳥栖の応援歌

「マイノリティー」

浦和レッズの声量溢れるチャント

14000人のサポーターがタオルを掲げ、砂岩(サガン)一丸となり、選手を応援する。

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この光景たまりません!!



人口7万人の小さな町に生まれたサッカークラブ


今ではJ1で活躍し、多くのサポーターを有する佐賀県のクラブ

サガン鳥栖

サガン鳥栖


1997年に市民クラブとして発足されたこのクラブ。

1997.2/佐賀県サッカー協会や地元市民団体の支援を受け、地域に根差す市民クラブとして創部
1997/JFL参加
1998.7/(株)サガン鳥栖設立
1999/Jリーグ入会、Jリーグディビジョン2参加
2005.2/(株)サガン・ドリームスに営業権譲渡
2012/Jリーグディビジョン1昇格

サガン

無断掲載すみません...


佐賀県鳥栖市という小さな町に生まれたこのクラブ


もちろん最初は現在の地域リーグのように専用のスタジアムもなければ、まともな用具すらなかったはずです。


だんだんと地域にサガン鳥栖のサッカー文化が根着きはじめ、少しずつ
サポーター、ファンが定着するようになったはずです。


宮崎の可能性


人口が少ない、サッカーの文化が根付いていない宮崎だからこそできるクラブ作りが必ずあります!

これは断言します。

柳田さんがおっしゃっているように、宮崎という田舎だからこそすでに根付いている文化

柳田さん:「人との繋がり」だと思っていて、醤油や砂糖がなくなったら、隣の家に借りにいくような古き良き精神

⇩これはぜひ皆さんに読んでいただきい!!


テゲバジャーロの試合があるんだったら家族全員、友達同士で見に行けるような文化作りがしたい。


宮崎は何もない


(遊びはイオンorラウンドワンorカラオケ)

サッカー観戦を娯楽の選択肢の一つにする

可処分所得ではなく、可処分時間を何に使うのかが重要になってきます。


地方だからこそ、惜しみなくお金を投資できる場所、空間を作る。

県民が集まれる場所、コミュニティの空間を創出する。

サッカー観戦という「ツール」を使って。

これが実現すれば、少しずつお金の周りがよくなり、地域活性化につながると考えています。

田舎だからってできないことは絶対にない


失礼ですが、佐賀県だってサガン鳥栖がなかったら、宮崎と変わらないくらいの田舎ですよ。


そこにデカいスタジアムができただけで、


佐賀といえばサガン鳥栖


ここまでやれるんです。


柳田さんもおっしゃっていますが、サッカーはあくまでも地方活性化するためのツールの一つだと僕も考えています。


サッカーは「宮崎の良さ」を伝えるためのツール


最近、結構宮崎が恋しくなる時があります。


やっぱり実家、家族が落ち着くし、海はきれいで落ち着くし、時間が過ぎるのがゆっくりでのんびりできる。


結構ストレスとか疲れをためちゃうタイプなので、この帰省の時間を大事にしています。


そこで自分の気持ちをリセットして、また福岡に戻って頑張ろうって思えます。


福岡に進学して変わったことは、宮崎を自慢できるようになったこと。


やっぱり故郷を離れると、その時には見えなかったイイモノが見えてくるものです。


この宮崎の良さをもっといろんな人に知ってもらいたい。


こんな思いでテゲバジャーロ宮崎を応援し始めたのもきっかけの一つです。


現在、スポーツビジネスに興味を持ち始めて、本気で取り組めることがあって、いろんな人との出会いがあり、周りに助けられて大学生活がバリバリ充実していること、本当に恵まれています。


結果的に宮崎の良さを伝えるツールとしてサッカーがあり、テゲバジャーロ宮崎があったことは本当にうれしく思います。



百年構想クラブとしての役割


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Jリーグに加盟、昇格する際の条件として百年構想クラブに認定される必要があります。


今回の記事では、テゲバジャーロ宮崎の事例も取り上げていきます。


百年構想クラブに認定される条件はいくつかありますが、特に重要だと思う条件について、いくつか挙げてみたいと思います。


普及活動(サッカースクールまたはクリニック)を1年以上継続して実施していること



これは長期的なクラブの運営、将来の選手の育成を行っていくために必ず必要なことです。


テゲバジャーロ宮崎ではトップチームをはじめ、
女子サッカーチーム「Alegrita ~アレグリータ~」

ジュニアユース(U-15)

ジュニア(U-12、U-9) の運営を行っています。


2014年4月にはジュニアユース(U-18)も創設予定で、幅広い年齢の育成クラブの運営が実現されています。

また、地域貢献活動も積極的に行われており、障がいを持たれた方、子供たち、福祉施設でのふれあいスポーツボランティアも積極的に行われています。

⇩無断掲載すみません。

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サッカーだけにとどまらない


Jリーグ発足の背景の一つに

「日本のスポーツ文化を豊かなものとする」

というものがあります。

興行として成功し、その結果日本のサッカーだけが強くなるだけではいけない。スポーツを見る楽しみとともに、それぞれが好きなスポーツを「する」楽しみを地域の人びとに提供し、世代を超えたふれあいの輪を広げようという趣旨。

引用:コトバンク 「Jリーグ百年構想」


元Jリーグチェアマン川淵三郎(かわぶちさぶろう)さん

「子供からお年寄りまで、健康な人も障害をもつ人も、だれもが分け隔てなく気軽にスポーツを楽しめる環境」を目ざして、「地域に根ざしたクラブを日本各地につくる」。「50年、100年という長い歳月」がかかるかもしれないが、「長期的ビジョンをもって取り組んでいく」

(「Jリーグ・ニューズ」第20号より)


あまり知られていない事実ではありますが、多くのJクラブは他競技の運営も行っています。

FC東京にはV・プレミアリーグで活躍するバレーボールチームもあります。

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私が調べたJクラブの中で一番多くのクラブを所有しているのはJ1で活躍中の

湘南ベルマーレ

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このクラブはサッカーに限らず、ビーチバレー、トライアスロン、サイクリング、ラグビーなど計8種目のクラブを運営しています。

サッカーでの収益化に限らず、それぞれがしたい種目を「する」「観る」ことができる、まさに百年構想クラブの理想像といえます。



百年構想クラブに託された、今後の日本の未来

サッカーで利益を求めることだけじゃない。

先程の川端さんの言葉にもあったように

スポーツを見る楽しみとともに、それぞれが好きなスポーツを「する」楽しみを地域の人びとに提供し、世代を超えたふれあいの輪を広げよう


Jクラブに限らず、日本のサッカークラブには、この考えを忘れずに、大切にして、今後の日本を引っ張っていってほしいです!


今日はここまでにします。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


皆さんのスキ!が本当に励みになるので、ぜひ、よろしくお願いします!!


それではまた!!




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