インドのドローカルツアーに参加して、山奥でホタルを見た話(後編)
さて、前回はインド”ド”ローカルツアーに参加して、現地に集合したところまで書きましたのでその続きです。
参加したのはこちらのツアー
ツアー会社:MUMBAI TREKIZENS
ツアー名:Prabalmachi Fireflies Camping and Trek
HPは、いま閉じられちゃってますね。。。。。
トレッキングする場所
これから登るプラバルマチという山はこちらです
<ホタルが見れるトレッキング場所>
駅にガイドと30人くらい集合、外国人俺だけ
<リクシャにのりこむツアー参加者たち>
駅のすぐ近くに数台のリクシャが止まっていて、それに乗り込むことに。この時は、外国人が一人だけだったので助手席に乗せてもらいましたが後部座席はかなりの混雑となっておりました。
登山口に到着!
<集合した登山口>
もうすでに夕暮れになっているのですが、これから登山を開始します。
<登山する山>
どうやらあの尖った山に登るみたい。ホタルは果たして見ることができるのだろうか?
少しあるいたら開けたところに小屋があり、どこからかわかりませんが続々と人が集まってきます。60人ぐらいでしょうか?でも外国人は自分ひとりです。
ガイドから説明があるが、、、、
<ガイドから説明を受けているところ>
ある広場にある小屋の中で待っていると、ガイドから説明はじまりました。現地語(ヒンディー語)で!
言葉はわからなかったのですが、かなりの盛り上がりを見せてました。たぶんこんな感じの話だったとおもいます
ガイド「ホタルを見に山にのぼりたいですかーーーー?」
全員「イエーーーー!」
俺「(少し遅れて)イエ―――!」
インドでは英語が準公用語として指定されており、みんな話せると言いますが実際は約10%程度しか英語を話せる人はいません。なので自分以外はインド人の方たちだったので、基本公用語であるヒンディー語で説明がなされました。
ただ、ガイドから「後で個別に説明するからちょっと待っていてください」と事前に説明があったので問題はありませんでした。
ただ、言葉がわからない中、みんな「おお!」とか「本当ですか!?」みたいな反応をするのでちょっと気にはなりましたが笑。
トレッキング開始
<19:47 トレッキング開始>
さて、本日は朝、家を出発してからトレッキングがスタートするまで約8時間かかりました。しびれる。。。。というか、なんだったらもうちょっと疲れてる。
すでに真っ暗闇になってます。これから2時間強で頂上まで登り、ホタルを鑑賞した後、テントで一泊。その後下山して現地解散というスケジュールなのだが、まぁよく考えてみるとすごいツアーに参加してしまったな、、、とは思いましたね。
60人くらいいる中で日本人というか外国人は一人だけ。
ちょっとここはどこなんだろう?みたいなインドの田舎町
しかもナイトトレッキング
ただ、ガイドも気を使ってくれましたし、興味をもって話しかけてくれる人もたくさんいたので、安心して参加することはできました。参加して現地に集合するまでがかなりチャレンジ。
中には日本に訪れたことがあったり、日本の首相の話をしたりととても親しみをもって話しかけてくれたのが印象的でしたね。
本当にインド人の方は優しい方が多いですよね。
ただ暑いのです
Prabalmachiは700mの低山でこの時5月の終わりでした。夜は涼しいは涼しいのですが、登山をしているとかなりの暑さになります。湿度が高いのかな??
この山には、途中で売店みたいな山小屋はありません。夜ですし。なので、事前に2リットルの水を持参するように案内状には書いてありました。僕は1.5リットルしかもってなかったのですがあっという間になくなってしまい、なんとか頂上まで耐えた感じです。
<途中で蛇を発見>
約2時間後、頂上に到着
<頂上は結構な人がいました>
頂上に着くと、たくさんの人がすでに登頂してました。100人はいたかな。これから食事をするとのこと。
<山の頂上でチキンカレー>
通常、山は神聖なものなので肉料理というは食べれないのですがここではOKでしたね。ラッキーでした。美味美味。
<配布されるいろんな味のカレー>
ここで、20歳くらいの若いインド人と仲良くなりました<以下、若インド人と書きます>。聞けばジャイナ教徒らしく、肉はもちろんのこと、ジャガイモなどの根菜類も食べることができません。
ただ、インドでは、そのようなジャイナ教徒でも食事を食べられるように、カレーや食事を配膳型にして、ジャイナ教徒ですと伝えると肉や根菜類を抜いた食事を配られる、という仕組みです。
ここで書くことが適切かどうかわからないのですが、話したことをそのまま書きます。
そのジャイナ教徒の若インド人は、とてもやさしくていろんな話をしてくれました。その中で、なぜか平均寿命の話になり、インドの平均寿命が60歳代に対して日本の平均寿命は90歳代だよと教えてあげたところ、本当にびっくりした後、理由を聞かれたので自分はこう答えました。
俺「たぶん、小さいころから日本人は好き嫌いはゆるされず、何でも食べるように教育されていたからだと思うよ、肉や野菜とかだけじゃなく、野菜にしてもいろんな種類のものを食べなさいと言われる」
若インド人「40代、50代になると骨が弱くなるといった病気になりやすいんだよね。食べ物が原因の一つだろうと言われてるんだ」
俺「そこまでわかっているのなら、しっかりと食事をとった方が良いんじゃないか?」
若インド人「(少し考えながら)長い間、それこそ生まれたときからずっと制限されていたので、いまから肉や根菜類を食べることができないんだよね」
俺「神様が食べ物を禁じたからじゃないの?」
若インド人「もちろん家に神様がいる。とてもスピリチュアルなもので言葉では説明できないので、今度うちに来てみればいいよ。スピリチュアルなものを見せてあげるよ」
とのことでした。結局行かなかったけど笑。
23:15 テントで宿泊
<宿泊したテント>
どうみても一人用に見えるのだが、二人用です、、、とのことでした。
さっきの若インド人と一緒に寝てくれといわれたんですが、どうみても二人は入らないということで、若インド人が外で寝てくれました。やさしいね。
ただ、このテント、かなり通気性が悪かったためかテントの中は蒸し暑く、とてもねれなかったので、結局二人とも外で寝ました笑。
ホタルを見に山へ
食事を終えて寝床を確保した後、ガイドからホタルを見たい人はついてきて!とのことでついていきました。
テントの場所から5分くらい山に入ったところに、少し木々が茂っているところを分け入りながら山の奥へ奥へと入っていくと、突然クリスマスツリーのような大量のホタルが現れました。
肉眼では、緑ではなく白で点滅していて、なんていうか天然のイルミネーションの中にいるようでした。
ホタルを写真に収めようと、もともと持ってきた一眼レフを三脚に固定し、シャッタースピードを数十秒くらい遅くして何度も撮影。う~ん、もっとうまくなりたい。その時の写真がこれ
<夜中の12時頃、クリスマスツリーのようなホタル>
この撮影機材をもっていたのは自分だけだったようで、みんなが俺の周りに集まり、取れたか?どんな感じ?写真送ってくれ!とか、たくさん声かけられましたね。途中結構撮影ないに入ってくるので何度か入らないようにお願いしましたけど。笑
明け方5時までパーティ
<炎を囲んでギターを弾いたり、歌ったり、>
すごい楽しそうでした。でも、これ俺のテントの真後ろなんですよ。
しかも翌日の出発が5時で、5時まで盛り上がっていたので結局、一睡もできず。
朝5時に山頂をめざす。
<かなりの崖を登る>
登頂する最後のトレッキングは、結構レベルが高いものでした。手を使うのは当然ですが、中にはお尻を付けておりなければ降りられない場所もあり、結構恐怖を感じた瞬間がなんどもありました。
しかも睡眠不足、、、というか徹夜だったので余計あぶなかったかなと。
<頂上から見えた景色①>
<頂上から見えた景色②>
<下りはかなりの急こう配で怖い!>
<西ガーツ山脈と町が一望できました!>
無事下山できたのでツアーは無事終了!
<最後は記念写真!>
なんとか、最初の目的でだったホタルもみれたし、良い経験でした!
2回の長編でしたが読んで頂きありがとうございました。なかなか経験できない旅だったので、一緒に旅をした気分になってもらえたら嬉しいです。
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