具体化、細分化のバランスを料理レシピで考えてみた

2020/1/18 土 0459

概要
細分化のやりすぎ、逆に不足などは、その時の自分の状況と、環境によって変わってくる、それを、料理のレシピを例に取り上げてみようかなと。

何かのタスクを細分化ってしますよね、ステップ化とも言うでしょうし、手順とも言うのかな。

案外、この細分化って、スキルがあるととても具体的になったり、本格的になったりするんですね。

行動科学(行動分析学)とかですね、MECEとか、チェックリストの技術とかですね、ま~色々とあるとは思うんですけど、

1つの良い例としては、料理のレシピ本ですね。なるべく丁度良い具体的さ加減で、なるべく丁度良い細分化の加減になってますね。でもこれ、丁度良い具体化の加減って、人によって違ったりしますよね。

カレーライスの例を出します。

とあるサイトのカレーライスのレシピ
https://cookpad.com/recipe/2485842

材料 (4~6人分)
A:豚こま肉250g
A:じゃがいも2個
A:にんじん1本
A:たまねぎ2個
水800cc
サラダ油大さじ1
カレールウ半分
【隠し味】お好みで
■ ウスターソース、ケチャップ、はちみつ、ヨーグルトなど

作り方
1、【道具一覧】鍋、おたま、包丁、まな板、ピーラー、ボウル、ざる、計量スプーン、計量カップ、菜箸
2、じゃがいも、にんじんを洗う。たまねぎは、包丁で頭と根の部分を切り落とし、皮をむいて洗う。
3、ピーラーで、じゃがいも、にんじんの皮をむく。
4、じゃがいもを、半分に切ってから、一口大(6~8個)に切る。
5、にんじんを、1cm幅のイチョウ切りにする。
6、たまねぎを、薄切りにする。
7、厚手の鍋にサラダ油を熱する。材料Aを入れ、焦がさないように炒める。
8、水を加え、沸騰させる。
9、あくを取ったら、約15~20分煮込む。(中火)
10、火を止める。ルウを溶かしながら入れる。
11、お好みで、隠し味を入れる。
12、再び火をつける。(弱火)とろみがつくまで煮込む。完成です。再び火をつける。(弱火)とろみがつくまで煮込む。完成です。

ーーー終わりーーー

どうですか?? このくらいの具体的さ加減で、丁度良いですか? これ、市販のカレールーの作り方ではないですよね。ちなみに、

画像1

これは市販のルーの作り方ですね。

野菜の切り方、そこまでは詳しく書いてないですね。
焦がさないように炒める、とも書いてないですね。

すくなくとも、カレーを作ったことのない人にとっては、野菜の切り方も詳しく書いてあった方が最適なレシピである可能性が高いし、

何回か作ったことのある人にとっては、工程が12個もあると逆に面倒くさいレシピの可能性もありますよね。野菜の切り方もですね、「一口大」の方が、その作業をする楽しみがあったり、自由に出来たり。

つまり、タスク手順の、具体的さ加減っていうのは、その人のその時の、その状況によって変化するってことですね。

具体的に決めるってことは、自由度が減りやすい傾向もあるわけで、カチカチ決められてると、逆にモチベーションが落ちるケースもあるわけですね。

人によっても具体の度合いが違うし、同じ人でも、状況や経験地によって変化するんですね。だから、料理の本もですね、本当に初心者用のものもあれば、一定の経験がある人向けのものもあるわけですね。

タスクをレシピって捉えると、とても腑におちます。自分の用のレシピを、マイレシピって僕は呼んでるんですけど、マイレシピは進化、深化しますし、戻ったりもしますね。正解はないってことで。

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