Vol10.はじめての汲み出し
3mまで掘ったところで1m位の水がたまるようになり、水を汲み出してみたい欲を抑えきれずポンプを設置してしまった。
今回はいよいよ汲み出しである。
井戸水を汲む時によく見かけるこのタイプのポンプは持ち手を上下させることによりパイプ内部を真空にし、その圧力で水を吸い上げる方式である。
最初は呼び水を入れて持ち手を上下させ真空を作る必要がある。
井戸って水を得るために水が必要なんだよね。お金を得るためにお金が必要なビジネスと同じだな・・。
そんな事を思ながら呼び水を入れ、持ち手を上下させる。
おぉぉおお、水が出た!
ポンプを上下させてドバドバ水が出る度に脳内麻薬がドバドバでるwこれはやめられないw
汲み出し続けると、この桶に1杯分、20リットル位汲めた。
しかしどす黒くてドブくさい・・・。汲み出し続けると水量も増え透明になっていくそうだが・・・。
その後数日間、毎朝汲み出しをしてみる。すると最初の方はやや透明が買った水が出るように。
しかし、すぐにまた泥水に戻る。
水量も20リットルから増えない。全て汲み出して1時間後に汲み出すと10リットル汲める。つまり1時間に10リットル。
この状況から想定すると、水脈に当たった訳ではなく、地表からの水がしみ出してたまっているだけという気がしてきた。
掘った井戸の先端の地層が泥炭混じりの粘土でドブ臭さもあったので、この層で貯水すると水が透明になってもドブ臭さが抜けなそう。
ということで、さらに掘ってみることにした。
(Vol11へ続く)