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【ストレッチの効果】筋肉を柔らかくする7つの効果とメリットを徹底解説

「筋肉を伸ばして柔らかくする」

これが、ストレッチの目的であり、最大の効果です。

そして、「筋肉が柔らかくなること・ストレッチをする過程」により、様々なメリットを得ることができます。

今回は、ストレッチの効果・メリットを、

①筋肉
②関節
③骨格
④血流
⑤呼吸
⑥神経
⑦内臓

この7つに分けて、わかりやすく解説していきます。

何も知らずにストレッチをするよりも、「ストレッチの効果」を意識しながらストレッチをした方が、より効果を得やすくなります。

「ストレッチをやらない」という人は、ストレッチをやるために、
「ストレッチをやってるよ」という人は、ストレッチの効果をアップするために、ストレッチの効果・メリットを知りましょう。


【ストレッチの効果①】
筋肉が柔らかくなる


あらゆる不調の根本原因は、「筋肉の硬直」です。

例えば、「コリ」や「ハリ」は”筋肉が硬くなった状態”を現すので、

・肩こり
・腰痛(腰のハリ)
・背中のハリ
・脚、腕のハリ

などの不調も、それぞれの部位が筋肉が硬くなった状態ですね。


そして、ストレッチにより硬くなった筋肉を伸ばせば、筋肉が柔らかくなるため、

首ストレッチ&肩甲骨ストレッチで→肩こり解消
腰ストレッチで→腰痛解消
肩甲骨ストレッチ&背中ストレッチで→背中のハリ解消
太ももストレッチで→太もものハリ解消
ふくらはぎストレッチで→ふくらはぎのハリ解消
腕ストレッチで→腕のハリ解消

といった効果を得ることができます。


腰痛なら「腰・お尻」。肩こりなら「首・肩甲骨」。筋肉の硬直由来の不調は、硬直した部位を伸ばせば解消する▽画像1

【ストレッチの効果②】
柔軟性が上がる

柔軟性が低い(関節の可動域が狭い)と、筋肉が動きづらくなるため、筋肉が硬くなりやすくなります。

柔軟性が高ければ、普通に生活をしているだけでも、そこそこ筋肉が動いてくれますが、
柔軟性が低ければ、普通に生活しているだけでは、筋肉が動きません。

例えば、

「マッサージへ行って、筋肉をほぐしても、すぐに元に戻っちゃう」

「ウォーキングをしても、疲れるだけ」

という人は、柔軟性が低くくて、筋肉が動きづらくなっているからですね。


逆に、ストレッチにより、柔軟性がアップすれば、筋肉が動きやすくなる=筋肉が硬直しにくくなるため、先ほど挙げた、

・肩こり
・腰痛
・背中、脚、腕のハリ

などを、予防することができます。


また、普段から運動をする人は、柔軟性がアップすることで、

・怪我の防止
・パフォーマンスの向上

といった効果も得ることができます。


柔軟性が上がれば「不調になりにくい体」が手に入り、運動時のパフォーマンスもアップする▽画像2


【ストレッチの効果③】
骨格が整う

筋肉の役割の一つは、「姿勢の保つこと」です。

つまり、「姿勢筋」=骨格を支える筋肉が、
「”適切な長さ”に縮むことで→骨格が正しい位置に保たれ」→姿勢が良くなります。

ただ、現代人は「運動不足&長時間の同じ姿勢」により、
筋肉が「伸びて硬直&縮んで硬直」しています。

すると、姿勢筋が骨格を引っ張ったり、支えられなくなり、

・猫背
・反り腰
・内巻き肩
・頭部前方位(スマホ首)
・骨盤の歪み
・XO脚

といった、「骨格の歪み」が引き起こされます。


逆に、「姿勢筋の硬直の仕方」に合わせてストレッチをすれば、骨格が整います。

具体的には、

猫背改善ストレッチをすれば
→猫背が改善する
反り腰改善ストレッチをすれば
→反り腰が改善する
内巻き肩(肩猫背)改善ストレッチをすれば
→内巻き肩が改善する
頭部前方位(首猫背)改善ストレッチをすれば
→頭部前方位の改善する
骨盤矯正ストレッチをすれば
→骨盤が整う

といった効果を得ることができます。

姿勢筋が縮むと→骨格が歪む。姿勢筋を伸ばすと→骨格が整う▽画像3

【ストレッチの効果④】
血流が良くなる

血流を生み出すのは、

・心臓のポンプ
・筋肉のポンプ(伸縮)

の2つです。

例えば、重力によって下半身に滞りがちな血液も、
「歩いて→足の筋肉が伸縮して→血管をしごき」→血液が流れます。

逆に、筋肉が硬い=伸縮できないため、血流も悪くなります。

すると、

・冷え性
・むくみ
・頭痛
・慢性疲労

といった不調が起きやすくなります。


逆に、それぞれの不調(血流)に関わるストレッチをして、筋肉が柔らかくなれば、血流が改善して、不調も改善します。

具体的には、

股関節ストレッチやふくらはぎストレッチをすれば
→足の冷え性やむくみが改善する
肩甲骨ストレッチや腕ストレッチをすれば
→手の冷え性が改善する
首ストレッチや肩甲骨ストレッチをすれば
→頭痛が改善する
背中ストレッチや腰ストレッチをすれば
→慢性疲労が改善する

といった効果を得ることができます。


とくに、下半身の筋肉を伸ばすことで、全身の血流が改善する▽画像4

【ストレッチの効果⑤】
呼吸が深くなる

空気を体内に取り込むのは「肺」の仕事ですが、
肺に空気を取り込むのは「呼吸筋」という筋肉の仕事です。

つまり、

吸気筋(横隔膜など)が縮めば
→肺のスペースが広がり、空気が取り込まれる
呼気筋(腹筋など)が縮めば
→肺のスペースが縮まり、空気が吐き出される

という仕組みですね。


ただ、呼吸筋も筋肉なので、硬直します。

そして、呼吸筋が硬直すれば、呼吸が浅くなり、以下のような不調になります。

筋肉の硬直
→酸素が不足すると、筋肉に栄養が届かない。また、筋肉内の疲労物質も運ばれない
頭痛
→脳に酸素が回らない
自律神経の乱れ
→呼吸と自律神経は連動しているため。呼吸が浅くなると過度の交感神経優位に傾く
内臓機能の低下
→内臓に栄養が届かず、筋肉の硬直=内臓の硬直となる


逆に、呼吸筋をストレッチすることで、上記の不調を改善することができます。

具体的には、

首ストレッチ
→首の呼吸筋を伸ばす
脇ストレッチ&胸ストレッチ
→肋骨の呼吸筋を伸ばす
腰ストレッチ
→お腹の呼吸筋を伸ばす

などを行うことで、呼吸筋を柔らかくすることができます。


呼吸筋を伸ばせば→肺が広がりやすくなり→呼吸が深くなる▽画像5


【ストレッチの効果⑥】
自律神経が整う

「呼吸と自律神経」は連動しています。

・深く長くゆっくりと呼吸をすることで
→副交感神経優位=リラックスモードになる
・浅く短く早く呼吸をすることで
→交感神経優位=活動モードになる


また、自律神経は「背骨の中」を通っています。

つまり、

・姿勢筋が硬直すれば
→背骨が歪む
・呼吸筋が硬直すれば
→呼吸が浅くなる

ため、筋肉の硬直=自律神経の乱れに繋がります。


具体的には、過度の交感神経優位=「ストレスモード」になりやすく、

・イライラしやすい
・せっかちになる
・眠りが浅くなる
・頭痛が起きやすくなる

といった精神的不調が引き起こされます。


逆に、ストレッチにより、硬直した呼吸筋&姿勢筋が柔らかくなれば、

・気持ちに余裕が生まれる
・眠りが深くなる
・頭痛が解消する

といった効果を得ることができます。


「自律神経が乱れている気がする」という方は、自律神経と深く関わる呼吸筋&姿勢筋を柔らかくするために、

・首ストレッチ
・脇ストレッチ
・胸ストレッチ
・背中ストレッチ
・腰ストレッチ

を行いましょう。


さらに、「深呼吸をしながら」・「伸びている筋肉を意識して」ストレッチすることで、自律神経が整いやすい▽画像6


【ストレッチ効果⑦】
内臓機能が向上する

内臓は、「筋肉・骨格・神経・血流・呼吸の質」よって、その働きが大きく左右されます。

内臓と筋肉
・内臓と筋肉は繋がっているため、筋肉が硬直すると、内臓も硬直する
・また、内臓を支える筋肉(骨盤底筋群など)が硬直すると、内臓が下垂する
内臓と骨格
・骨格が歪むと、内臓のスペースが狭くなるため、機能が低下する
内臓と神経
・内臓の働きをコントロールする「自律神経」が乱れると、内臓の働きも悪くなる
内臓と血流
・血流が悪化すると、内臓の働きに必要な栄養が運ばれず、内臓疲労もたまりっぱなしになる
内臓と呼吸
・呼吸が浅い=酸素不足になると、栄養が運ばれず、内臓疲労もたまりっぱなしになる
・呼吸筋が大きく動けば→内臓がマッサージされ、呼吸筋が硬くなれば→内臓も硬くなる


内臓の機能が低下すれば、以下のような内臓由来の不調を引き起こすことになります。

・便秘
・生理痛、生理不順
・慢性疲労
・冷え性
・むくみ


逆に、ストレッチにより、筋肉を柔らかくし、骨格を整え、血流を促し、呼吸を深くすることができれば、内臓の働きが正常化すれば、

・便秘の解消
・生理痛、生理不順の改善
・慢性疲労の解消
・冷え、むくみの改善

といった効果を得ることができます。


「内臓機能向上ストレッチ」として、とくに行いたいのは、

・首ストレッチ
・脇ストレッチ
・胸ストレッチ
・背中ストレッチ
・腰ストレッチ
・お尻ストレッチ

などの、「自律神経・呼吸・骨格を整えるストレッチ」です。


とくに「お腹周りのストレッチ」をすれば、内臓が刺激され、機能も向上しやすい▽画像7

【まとめ】
ストレッチの効果を得るためには?

ただ、何も考えずにストレッチをするだけでは、上記の効果を得ることはできません。

第一に、「体に合わせたストレッチ」をすること。

不調を感じる部位=硬くなっている筋肉を伸ばす
・骨格を整えるなら→骨を引っ張っている筋肉を伸ばす
・呼吸を深くしたいなら「呼吸筋」を伸ばす
・自律神経を整えるなら「背骨周辺」を伸ばす
・血流を改善するなら「股関節・太もも・ふくらはぎ」を伸ばす

という風に、目的(得たい効果)に合わせて、ストレッチをする部位を変えること。


第二に、「効果的なやり方でストレッチをする」こと。

・伸ばす角度を変える
・痛気持ちいい深さまで伸ばす
・筋肉が十分に伸びるまで、キープする
・深呼吸をする

といった意識をすることで、ストレッチの効果を高めることができます。


そして、「ストレッチは万能ではない」と知っておいてください。

ストレッチよりもフォームローラーでほぐしたほうが、筋肉が柔らかくなる場合もあります。


また、

「そもそもなぜ、筋肉が硬くなるの?骨格が歪むの?」

と考えると、”筋肉が弱化しているから”です。

だから、不調を根本的に改善するには、筋肉を「伸ばす(緩める)」だけでなく「鍛える」必要もあるということ。


ただ、最初からあれこれ考えると、何もできなくなってしまいます。

だから、あまり深く考えず、適当でもいいので、ストレッチをやってみてください。

そしてできれば、歯磨きのように、ストレッチを毎日の習慣にしてください。

あなたの筋肉が柔かくなり、心身の不調が解消しますように。

サポート!ありがとうございます☺︎