見出し画像

描く力(デザイン力)がCPOやプロダクトマネージャーには必要なのだと思った

こんにちは、ソネ(_kok____)です。

私は今、CPO(Chief Product Officer)の役割を担っています。うちにはプロダクトは1つしかありませんので、複数のプロダクトを持つ大きい会社でいうPdM(プロダクトマネージャー)やPO(プロダクトオーナー)のような立ち位置かと思います。

このポジションって、明確なスキルとか資格があればできる訳ではなく、むしろ自分の専門領域外も他人事にしない姿勢や、臨機応変な総合的な力が必要だと考えてきました(これを私はストリートファイターと言ったりしています笑)。

その考えは変わらないんですが、1つ共通して持ち合わせないといけないような、そんな重要なモノ(スキル・役割・姿勢・理念)を最近感じています。それが、

描く力=デザイン力

です。

描く力とは?

「デザイン」というと絵が上手いとか、センスがいいとか、オシャレとかいうイメージが先行してしまうので、もっと広義で認識できるように「描く(えがく)」という言葉を使っています。

「未来を描く」の「描く」です。別に未来の絵をキャンバスに描く訳でも、オシャレかどうかが関係してくるわけではありません。

では、CPOやPdM,POが描かなければならないものは何か?

ストーリーを描く

プロダクトの起源にはビジョンがあると思います。世の中がそのビジョン通りになるためのストーリーを描けなければなりません。外部要因も当然想定して

・こうしてからこうする
・世の中がこうなるだろうからそのためにこういう準備をしてからこうする
・そうならなかったときはこっちをこうする
・あっちとこっちをこのタイミングこうする

など、様々なパターンを時系列上に組み立てていきます。

また、やってみて想定通りに行かないことは多々ありますし、外部要因が変わる(コロナなんて正にそうですね)こともあるので、常にアップデートしていかなければなりません。

頭の中のイメージを書き換えるのは自由自在ですが、プロダクトやプロジェクトをそんなにコロコロ変えることはできないので、ストーリーにおけるクリティカルパスを意識しながら進行することも大事だと思います。

組織を描く

イメージしたストーリーを組織で実現していかなければなりません。どういうストーリーで進めていくかによって、組織の在り方も変わってきます。その在り方を描かなかればなりません。

この「組織」というものの重要性を最近は一番感じます。どんなに立派なビジョンやストーリーがあっても、組織を猫けなければ何も実現できずに終わるでしょう。

各々がビジョンに共感し、ストーリーを理解し、自律(≠自立)しているチームを編成していかなければなりません。

リアリティを描く

組織の各々が自律するためにどうすればいいか。重要なのはリアリティだと思っています。

ビジョンとは抽象的なものですし、ストーリーを同じレベルでイメージできる人は多くありません。経験則ですが、物事を点でしか見れない人はとことん点でしか見れません。次元を上げることはかなり難しいことです。

ですので「具現化」や「自分ごと化」というリアリティをメンバー各々に関連して描いてあげることが重要です。

・ビジョンが実現された世界だと、これがこうなってて嬉しいよね!だから我々は今これをやるんだよ。
・あなたの今の仕事はストーリーのここに繋がる大事なものです。そして世の中、社会、文化がこうなります。

リアリティがあると自ら考えやすくなりますし、日々のタスクに意味づけすることができ、自律できると考えます。

そして、実際に描けるか

それっぽいことは幾らでも語れます。実際にできるかが問題です。

私は今、試行錯誤しながら組織とリアリティを描いているところです。ちょっとずつですが、でき始めてきたんじゃないかなという所感です笑

現状CPOやPdM,POってあまり多くいないと思うので、いろいろな経験や考え方など共有し合えたら嬉しいなと思っています。ぜひtwitterなどで絡んでもらえると幸いです!笑

最後に

めちゃどうでもいいんですが、「描」が「猫」に見えて仕方ないので、どこかに「猫」を隠しておきました笑

見つけた人は今日一日ハッピーなはずです!(文字検索するのは反則です!!!)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?